flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第5話「人を結ぶ手紙を書くのか?」

脚本:鈴木貴昭 絵コンテ:山田尚子 演出:藤田春香、澤真平 作画監督:植野千世子

【概要】

ドロッセル王国の王女とフリューゲル王国の王子が公開恋文を書くことになった。ドロッセルの王女、シャルロッテ・エーベルフレイヤ・ドロッセルのもとに派遣されたヴァイオレット。やってきた自動手記人形の無表情に戸惑うシャルロッテだったが、ヴァイオレットが手がけた恋文の内容は手慣れたもので。そして返ってくるフリューゲル王子、ダミアン・バルドゥール・フリューゲルの手紙も……。

【感想】

前回エピソードの変奏のように思われたのもつかの間、アイリスとシャルロッテのポジションの違いが、スキルアップしたヴァイオレットを触媒として、まったく異質な視聴後感をもたらしてくれた。アイリスとシャルロッテの片思いからの発展が対照的だったくだりはビターながら、小さな村であるカザリのなかとドロッセルとフリューゲルの国家間という背景のギャップがこれまたヴァイオレットの過去を引きずりだしながら新たな扉を開いていく。ドロッセルとフリューゲルに象徴される南北の融和を壊すような不穏な動き、武器をタイプライターに持ち替えたヴァイオレットの先から目が離せない。願わくは、ギルベルトのメッセージどおりの穏やかなベクトルでの活躍を。

オーバーロードII Chapter 5「氷結の武人 The freezing god」

脚本:菅原雪絵 絵コンテ:清水健一 演出:寺澤和晃 作画監督:森下勇輝、ハマ・ヨシヨシ

【概要】

コキュートスとの再戦に臨むリザードマンたち。族長を中心に最後まで抵抗したリザードマン側だったが、あえなく敗北する。コキュートスに事後処理を任せることにしたアインズは、リザードマン族長の生き残りであるクルシュ・ルールーにある提案を持ちかけるのだった。

【感想】

誇り高く勇猛なリザードマンたちを印象付けられただけに、圧倒的な戦力差を見せつけられてのクルシュそしてザリュースの変節が痛々しくてならない。敗者がとるべき態度としては妥当なのだろうが、見たくないものを見せられた気がして。もっとも、アインズが言及したユグドラシルプレイヤーの存在が関与しているのであれば、リザードマン側に単なる配下以上の何かを期待してしまう。それが手探り感覚で絶対者を演じるアインズを慌てさせるものであれば言うことなしだが。

ダメプリ ANIME CARAVAN 第5話「大捜索 × ロイヤル迷子」

脚本:小鹿りえ 絵コンテ:竹之内和久 演出:高藤聡 作画監督佐々木敏子、水谷麻美子、三浦貴弘、内野明雄、杉田葉子、大川美穂子、松崎嘉克、下川寿士

【概要】

王妃の言いつけで、リュゼとメアとともにミリドニアを表敬訪問することになったアニ。自ら案内役を買って出たナレクに連れ出され、城下町を見学してまわる。人々をひきつけるリュゼの魅力にアニがあきれているうちに、あろうことかナレクとメアが行方不明になってしまう。

【感想】

ダメ王子たちが迷子になるという格好のシチュエーションだったが、シリアスなトーンが勝ちすぎてしまい弾けきれなかった感あり。ナレクとメアの帰巣本能というオチにもひとひねり欲しかったところ。そんな中でいちばんツボだったのが、メアが残していった針山をめぐるブラックなコメディ。アニのリアクションがいつもと違っていて。

citrus 第五話「under lover」

脚本:ハヤシナオキ 絵コンテ:林直孝高橋丈夫 演出:江副仁美 作画監督:田辺真一、鎌田均、劉雲留(St MASSKET) 李少雷(St MASSKET)

【概要】

姫子からのライバル宣言に対抗心を燃やす柚子。芽衣との昼食パートナーを争ったものの、生徒会の仕事を理由にそろって拒絶された柚子と姫子は落ち込む。そんな中、はるみから提案された遊園地行きを前にして、柚子は自身の父親に会わせるため芽衣を連れ出す。そんな二人に心穏やかでいられな姫子が追いかけてくるが……。

【感想】

ライバル関係から同胞意識に変わっていく柚子と姫子。芽衣のことを案じつつ姫子のことも気づかうことができる柚子の優しさがそうさせてくれた。家族であれ姉であれと自身を抑えようとする柚子だが、そこが彼女の魅力にもなっていて、人を好きになることの難しさを全身で体現しているようだ。父親がらみで見せる芽衣の笑顔に傷ついてしまう柚子、そこに放り込まれた義理の父親という荒療治。のんきに見られてしまう柚子の内面的な激動が物語を引っ張る。姫子に応えたような柚子の髪型がポイントに。

学園ベビーシッターズ 第5話「その5」

脚本:柿原優子 絵コンテ:西森章 演出:真野玲 作画監督:しんぼたくろう アクション作画監督:田中良

【概要】

いきなり保育ルームにやってきた2年生の犬井博幸。猿渡美鳥が自分の娘になるという犬山のセリフに衝撃を受けた竜一は……。いつものように保育ルームでヒーローごっこをする子供たち。ところが熊塚奇凛がヒーローごっこは卒業すると言い出した。奇凛の興味は魔女に移っていて……。

【感想】

犬井のエピソードは子供たちというよりは竜一にとっての恋にスポットを当てるものだったようす。猪又もさることながら、少しずつ出番が増えてきた牛丸とのエピソードが楽しみになる。意地になって魔女を信じようとする奇凛はかわいらしかったが、竜一が共通するものを感じた猪又との接点がさほどなかったのは惜しい。代わりに理事長のスケールでお釣りが来たけども。動き回る美鳥といい、泣きじゃくる奇凛といい、コロコロ変わる女の子たちの作画芝居がとても良かった。

サンリオ男子 第5話「壊れたバラ色雲」

脚本:杉原研二 絵コンテ:サトウシンジ 演出:又野弘道 作画監督:板井寛樹、片岡恵美子、加藤義貴、熊田明子、斎藤和也、齋藤香織、志生野好、鈴木彩子

【概要】

図書室で康太と祐と俊介がサンリオキャラクターについて語り合っていると、それを見かけた下級生の西宮諒が言いがかりをつけてきた。仲間たちをバカにされたと怒った祐がつかみかかるが、そこに生徒会長の源誠一郎が止めに入る。誠一郎は祐と諒を和解させようと動くが……。

【感想】

誠一郎が人格者な完璧人間すぎるからこそ、かわいらしいグッズに対する嫌悪感ばかりを肥大化させてきた諒にとっては、サンリオ好きだった事実に裏切られた気分になったのかも。誠一郎が諭した言葉の数々をかみしめれば、サンリオ好きなど趣味のひとつにしか過ぎないのだけど、諒はそこを割り切れるほど大人ではなかったと。誠一郎とサンリオの出会いが気になるところだが、偏見を良しとしない彼にしてみれば、余計なお世話なのかもしれない。

アイドリッシュセブン #07「ひとすじの光」

脚本:冨田頼子 絵コンテ:林宏樹 演出:冴島啓 作画監督:池田広明、熊田亜輝、加藤里香、久松沙紀

【概要】

テレビ出演のオファーをめぐって意見が割れた環と壮五の前に、八乙女事務所の社長、八乙女宗助が現れる。テレビに出たがる環の身辺を調べていた八乙女は、環をスカウトしようとするが、条件は壮五と二人でというものだった。環はいっしょに八乙女に移籍しようと壮五に頼み込むのだが……。

【感想】

陸の持病のときと同じで、環の事情も早々にメンバーで共有してしまうところ、隠し事で引っ張るパターンが好きでないこともあって歓迎したい。八乙女が出張ってきて社長の小鳥遊がイニシアチブを発揮したくだりについては、メンバーとマネージャーによるハンドメイド感からの飛躍を感じるが、優れた楽曲の提供ルートなど背景が匂わされたこともあるので、しばらくは静観したい。環と壮五のデュオに待ったをかけた大和の心意気を信じつつ。

魔法使いの嫁 #16「God’s mill grinds slow but sure.」

脚本:高羽彩 コンテ:出合小都美 演出:秋山宏 作画監督湯本佳典、長谷川早紀、髙部光章、立川聖治、南東寿幸、横田匡史、佐藤誠

【概要】

クリスマスの時期がやってくる。エリアスに内緒でロンドンに出てきたチセは、魔術師見習いのアリスと落ち合う。アリスからクリスマスプレゼント選びの相談を受けたチセは、大切な人たちのために品物を選ぶのだった。

【感想】

出会った頃からは想像もつかないチセとアリスのリラックスした空気。前回のシルキーに続いて語られたアリスの過去は、居場所のなかった境遇から運命に導かれていく現在のチセと重なる。ゆえに、エリアスとのプレゼント交換に温かい気持ちになれた。チセがいた鉄道駅とエリアスからのクマのぬいぐるみでパディントンを示唆する小わざも効いている。

宇宙よりも遠い場所 STAGE06「ようこそドリアンショーへ」

脚本:花田十輝 絵コンテ:清水健一 演出:ながはまのりひこ 作画監督:小山知洋

【概要】

南極観測船に乗り込むためにフリーマントルに向かうキマリたちは、トランジットのためシンガポールに立ち寄る。短い時間でシンガポール観光を楽しむ四人だったが、日向のようすがおかしいことに結月が気づく。問い詰められた日向は観念して白状するが……。

【感想】

行きのフライトから国際線あるあるな描写がてんこ盛りでテンション上がる。入国審査直後と踏んでいたパスポート紛失の真相については予想通りだったけど、結月を除いて旅行慣れしていない面々の初々しさが表現されていて良かったなと。それぞれ居場所がなかった報瀬と日向の衝突をパスポート紛失という共犯関係でもって前向きに転化するみずみずしさ。コメディリリーフあるいはサポートに徹したキマリと結月の役回りもことごとくツボにはまった。

刀使ノ巫女 第5話「山狩りの夜」

 

脚本:あおしまたかし 絵コンテ・演出:筆坂明規 作画監督:正金寺直子、三股浩史、小菅洋

【概要】

再び可奈美と姫和の前に立ちはだかったエレンと薫。二人は折神家の追っ手ではなく舞草という反折神派の所属であることを打ち明ける。そこを襲ってきた無数の荒魂に対処する四人は山中で散り散りになってしまう。可奈美と姫和は、追いついてきた折神家親衛隊の獅童真希と此花寿々花との戦闘を強いられる。

【感想】

反折神の勢力が本格登場で盛り上がりそうなところ、いまひとつ弾けないのがもどかしい。バトルシークエンスに鬼気迫る本気度が感じられないからなのか、キャラクターが増えすぎてこれまでを引っ張ってきた可奈美と姫和の蜜月が薄まってしまったからか。血液が荒魂になっている皐月夜見などは折神紫をほうふつとさせるまがまがしさなので、それに見合ったハードな描写を期待してしまう。