flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ネト充のススメ 第6話 「恥ずか死んじゃいます!」

脚本:井上美緒 絵コンテ:ちな、荒川眞嗣 演出:末澤慧 作画監督:末澤慧、中原久文

【概要】

待ち合わせ場所で小岩井を待つ森子。しかし、約束の時間が過ぎても小岩井は来ない。もういいだろうと帰ろうとした森子は、背後から呼び止める声を聞く。その人は何と桜井だった。森子は日にちを勘違いしていたのだった。

【感想】

めいっぱいおしゃれして待ち人が現れなかった森子の姿が切なくてたまらない。森子のぎくしゃくした立ち居振る舞いの端々に、体験してきたであろう会社員時代の苦しみがにじみ出てくるようで。相次いで優しい言葉をかけてくれる桜井と小岩井、つかの間の夢に思えた現実も、森子が大切にするネトゲがもたらしてくれた縁。あまりにも出来すぎなシチュエーションがいとおしく思えてくる。それにともない、現実世界に比べて印象が薄かったネトゲ世界の描写が色を帯びてきた。

Dies irae #05「再会」

脚本:正田崇 絵コンテ:宇田鋼之介 演出:高島大輔 作画監督:古澤貴文

【概要】

シュピーネを倒した蓮は眠ってしまう。自室で目を覚ましたとき、隣には金髪の少女が添い寝していた。蓮には彼女が何者なのか知っていた。蓮は香純とともにマリィを街に連れ出す。疲れ果てた香純が眠ってしまったあと、蓮とマリィは本城恵梨依の案内で遊佐司狼に再会する。

【感想】

マリィとの再会そして司狼との再会。淡々とした演出によるそれらに拍子抜けしたが、蓮をとりまく状況が尋常ならざるものであることを示唆しているのかもしれない。落ちモノよろしく現れた金髪少女を委細承知で受け入れる蓮の境地は、これまでのマリィの断片的な描写だけで十分と言える。蓮の側であるマリィと司狼が参入したことで、聖槍十三騎士団に振り回されるフラストレーションから解放されればいいけれど。

宝石の国 第六話「初陣」

脚本:大野敏哉 絵コンテ・演出:武藤健司 CGディレクター:越田祐史

【概要】

失われた両脚をアクレアツスの貝殻で代用したフォスは、自身でも制御できないほどの俊足を手に入れた。その脚力を生かして戦闘に参加したいと志願したフォスは、剣の達人であるアメシストの補佐で見回りを始めることになるが……。

【感想】

成長痛という言葉を連想するほど、フィジカルの急激な変化を持て余してしまうメンタルの未熟さ、300年生きてもなお青臭いそのアンバランスさがフォスの可能性なのかも。そんなフォスのみずみずしさを、10倍以上を生きてきたイエローダイヤモンドの境地が引き立てる。博物誌編纂という彼にふさわしい仕事がなくなったのは気掛かりであるけれど、フォスの生きざまそのものが作品世界をつまびらかにしていっているので、続けて見守りたいと思う。

いぬやしき #02「獅子神皓」

脚本:瀬古浩司 絵コンテ:宍戸淳 演出:山田弘和 作画監督:青野厚司、杉野信子、長岡康史、児玉健二、奥田哲平

【概要】

自身の身体に起こった異変に気づいた犬屋敷は、その能力で人助けをすることを決意する。そのころ、犬屋敷と同じ現場に居合わせていた高校生、獅子神晧にも同じような異変が起きていた。

【感想】

最初から狂っていた人間が強大な能力を得た場合どうなるか、それを冷酷に示していく獅子神に怖気がするばかり。対になる犬屋敷と獅子神を早々に対峙させたことで、スピード感のある展開が期待できそう。家族からも疎まれていた犬屋敷のポジションと親しい人間以外の死に喜びを覚える獅子神の対照の行方が、重ねてきた人生経験の差も含めて気になる。

TSUKIPRO THE ANIMATION #6「スタートライン ~Boys, Be Mighty~」

脚本:中村能子 絵コンテ:こでらかつゆき 演出:元永慶太郎 作画監督:原田峰文、大谷道子、上原史也、鈴木春香、中島美子

【概要】

ファン感謝イベント「ツキプロ大運動会」がメットライフドームで開催される。赤組はSix Gravity、SolidSSOARA、白組はProcellarum、QUELLGrowth。さらに、SOARAはレポーターを兼任。両チームはさまざまな種目で競い合う。

【感想】

イベントの性質からして、競技そのものの盛り上がりというよりは、これまでのユニットごとのエピソードを振り返りながら、ファン向けの表情を楽しむスタンスで視聴した。第5話で珍ドライブを繰り広げたSolidSのメンバーが大人びて見えるなど、他のユニットとの相対で変わってくる印象は、アイドルものならではといえそう。

ラブライブ!サンシャイン!! 第2期 第6話「Aqours WAVE」

脚本:花田十輝 絵コンテ:渡邊哲哉 演出:綿田慎也 ライブパート演出:志賀翔子、八木郁乃 作画監督:中本尚、吉川真一、渡邊敬介 ライブパート作画監督:後藤望、永富浩司、水野辰哉

【概要】

ラブライブ!地区大会の夜までに100人の入学希望者を集めなければならない。ところが残り1ヶ月を切った現在の入学希望者は57人。地区大会では出場校の生徒が応援に来るため、生徒数が少ない浦の星女学院は不利だった。そんな中、3年生たちは、かつてラブライブ!に挑んで失敗した高難易度のフォーメーションの採用をめぐって意見が分かれていた。

【感想】

超常的なまでにひたすら前向きな千歌がメインになると、それほどの感慨がわいてこないというか。千歌に引っ張られた他のメンバーたちが見せる陰影がシリーズの魅力と思っているので、それを反転されると単なるネガポジ以上に印象が大きく変わる。あえてポイントを挙げるなら、先輩の果南から後輩の千歌に伝承されるスクールアイドルの精神というべきもの。アクロバティックなパフォーマンスは、千歌やAqoursに合っているとは思えなかったけど。

Just Because! #06「Restart」

脚本:鴨志田一 絵コンテ:西澤晋 演出:野木森達哉、古賀一臣、米田光宏 作画監督:ランチ・BOX、小美野雅彦、滝吾郎、小田裕康、合田真さ美、福田周平

【概要】

美緒に相談して陽斗の告白に向き合うことにした葉月。ところが、連絡をもらった陽斗は三日たっても返事ができないまま。やっと返信したものの、今度は葉月からの反応がない。そんな陽斗を見かねた瑛太は、再びの一打席勝負を申し込む。そして、瑛太と陽斗の真剣勝負を見ていた葉月そして美緒に変化が起きる。

【感想】

登場人物たちそれぞれの微妙なすれ違いがもたらすままならなさ。陽斗の応援に徹する瑛太がそのまま、葉月を応援する美緒の、適合するはずもない入れ子になっている。美緒の気持ちを葉月が、瑛太のことを美緒が気にし始めるに至って、いよいよ複雑さを増してきた。ここで、一歩を踏み出す決意をした瑛太、台風の目になりそうな恵那と、おぜん立ては十分。歩道橋で友人と対峙する美緒のくだり、今回も階段の上下位置とその変化を生かした登場人物の移ろっていく内面描写が印象に残る。

結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- 第六話「やくそく」

脚本:上江洲誠 絵コンテ・演出:福岡大生 作画監督:酒井孝裕

【概要】

須美と園子に勇者としての新装備、精霊が与えられる。つかの間の家族との日常を過ごす二人は、バーテックスとの決戦に巻き込まれていく。満開の強大な力を得た二人は敵を圧倒するが……。

【感想】

結末が分かっているので、いやだからこそ、いけにえ以外の選択肢がない二人を見ていることしかできない。同じように鳥をモチーフにした精霊でも、発生段階がずれているような須美と園子のギャップは、そのまま今後を暗示していたとも言えそう。ふ化前だった須美にはまだまだ使命が残っていたと考えれば、園子以上に残酷な仕打ちなのかもしれない。そんなタイミングで登場した友奈の笑顔が、鷲尾須美改め東郷未森の目線を借りて、光に見えた。

ボールルームへようこそ Heat.19「敵(ライバル)」

脚本:末満健一 絵コンテ・演出:奥野治男 作画監督:奥野治男

【概要】

衝突を繰り返して荒々しさが増すばかりの多々良と千夏のペアだったが、二次予選もフルチェックだった。一方で、チェックを一つ落としてしまった明は、勝ち誇ったかのような千夏から挑発され、パートナーの峰悟郎にいら立ちをぶつける。そんな明の脳裏に、千夏と出会った小学生時代が浮かんでいた。

【感想】

男女であろうとも競技者としてのパートナーシップあるいはライバル関係を前面に押し出した作風だったので、千夏への明の感情にはいささか面食らった。もっとも、男性役だった千夏と女性役だった明と符合する関係とも言えそう。リーダーからパートナーに移ろっていく千夏に、置いて行かれたような明のポジションが見えてきた。男性優位な競技ダンスに不満をもらしながらも、パートナーに徹する道を選んだ千夏。多々良にとっていかに手ごわい相手なのか、改めて思い知らされる。

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 第6話「雲の中で -Blinder- / 雲の前で -Eye opener- / あの日から -Since I Was Born.-」

脚本:菅原雪絵 絵コンテ:田口智久 演出:野亦則行 作画監督:桑原直子、中城悦男、もりやまゆうじ、稲田真樹

【概要】

高山帯の峠で野営をする商人の一行。その中に奴隷として使役されるひとりの少女がいた。主人たちからの情け容赦ない仕打ちにも、少女は人を恨むくらいなら自分が死ぬと言い切るのだった。

【感想】

人を恨むこと傷つけることだけを拒否しながらも、少女がひとり生き残ってしまったこと、因果応報うんぬんよりは運命としか言いようがなく。一つだけはっきりしているのは、モトラドであるソウとの出会いによって明るく開けたくだりに、フォトもまた旅人のバリエーションであったのだと感じた。きっかけが自発的なものであろうが強制されたものであろうが、流れていけば変わる潮目もあるということ。