flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ラーメン大好き小泉さん 第2話「北極」「コココココイズミサン」

脚本:髙橋龍也 絵コンテ:小野学 演出:藏本穂高 作画監督:西田美弥子、小橋陽介、はっとりますみ

【概要】

初めてのデートでいきなり振られた中村美沙は、近くを歩いていた小泉さんを見かける。振られた現場を目撃されたと思い込んだ美沙は、小泉さんを尾行してラーメン屋に入る。追試を受けることになった小泉さん。心配した委員長の高橋潤は、屋上でカップ麺を食べていた小泉さんに声をかけるが……。

【感想】

小泉さんに各メインキャラクターがラーメンを介して関わっていくパターンがおもしろい。激辛ラーメンとパイン入りラーメンと、美沙と潤それぞれを反映したかのようなメニューのセレクトが粋。特に、失恋のほろ苦さを激辛ラーメンで塗りつぶすような美沙の食べっぷりは痛快だった。小泉さん大好きな悠と違った奥行きが出てきて、持て余していた感のあった第1話よりも楽しめた。

アイドリッシュセブン #03「それぞれの気持ち」

脚本:関根アユミ 絵コンテ:林宏樹 演出:川久保圭史 作画監督:菊池功一、西村幸恵、國井実可子 ライブパート作画監督友岡新平

【概要】

小鳥遊事務所所属のユニットとなったIDOLiSH7は、寮で共同生活を始める。陸がセンターに決まり、路上ライブも好評で手ごたえを得始めた矢先、環とナギの態度からユニット内がギクシャクしてしまう。そこで、マネージャー業を補佐することになった一織のアイデアで、歌と踊りを封印することになったのだが……。

【感想】

冷静沈着で遠慮のない一織にイニシアチブを握られた紡を見ているのはストレスフルだが、マネージャーの巻き返しによるカタルシスが期待できそうでもある。センターの選抜を紡に委ねたあたり、一織が認めたマネージャーへのリスペクトが感じられるところだし、マネージメント協力を買って出た自信の裏には、兄の三月にスポットを当てたいという思いが見てとれる。ナギのグッズを捨てようとする行為のコミカルな演出はいただけなかったが、弟が認める三月の資質が伝わってきた。

(新)ダーリン・イン・ザ・フランキス 第1話「独りとヒトリ」

スタッフ

原作:Code:000 監督:錦織敦史 シリーズ構成:錦織敦史林直孝(MAGES.) 副監督:赤井俊文 キャラクターデザイン・総作画監督田中将賀 メカニックデザインコヤマシゲト アクション監修:今石洋之 ミストルティンデザイン:中村章子 叫竜デザイン:岩崎将大 クリエイティブオフィサー:山﨑莉乃 美術監督:平柳悟 美術設定:塩澤良憲 色彩設計:中島和子 3DCG:スタジオカラーA-1 Pictures 3Dディレクター:釣井省吾(スタジオカラー)、雲藤隆太 撮影監督:佐久間悠也 モニターグラフィックス:座間香代子(スタジオカラー)、小林浩康(スタジオカラー) 2Dデザイン/特効:久保田彩(グラフィニカ) 編集:三嶋章紀 音響監督:はたしょう二 音楽:橘麻美 音楽制作:堀口泰史 音楽制作協力:レジェンドア クリエイティブプロデューサー:若林広海 アニメーションプロデューサー:福島祐一 制作:TRGEER、A-1 Pictures

キャスト

ヒロ:上村祐翔 ゼロツー:戸松遥 ゴロー:梅原裕一郎 イチゴ:市ノ瀬加那 ゾロメ:田村睦心 ミク:山下七海 フトシ:後藤ヒロキ ココロ:早見沙織 ミツル:市川蒼 イクノ:石上静香 ナナ:井上麻里奈 ハチ:小西克幸 フランクス博士:堀内賢雄

 

脚本・絵コンテ:錦織敦史 アクションパート絵コンテ:今石洋之 演出:赤井俊文、錦織敦史 作画監督田中将賀

【概要】

第13プランテーション「セラスス」でパラサイト候補生だったコード016「ヒロ」は、テストで落第を言い渡されパートナーと別れる。入隊式を無断欠席して森の中をさまよっていたヒロは、赤い二本のツノが生えた見知らぬ少女に出会う。少女から自分の「ダーリン」にならないかと誘われたヒロだったが……。

【感想】

ボーイ・ミーツ・ガール×ロボットものの王道といった印象の導入部。お互いに「比翼の鳥」として出会いながら、孤独のニュアンスが似て異なるように感じられるヒロとゼロツーのケミストリーがポイントになりそう。候補生から落第してしまった平凡なヒロと異端でありながらエリートであるゼロツー、熱い展開か期待できそうな素材だ。ゼロツーの表情を再現するフランキスのコンセプトが、「パラサイト」の呼称どおりフランキスとの関係性を示唆させ興味深いところ。

いぬやしき #08「犬屋敷麻理」

脚本:瀬古浩司 絵コンテ:寺岡巌 演出:山田弘和、松田清、橋口淳一郎、首藤武夫 作画監督:岩瀧智、恩田尚之、鎌田晋平、首藤武夫、長岡康史、杉野信子

【概要】

獅子神をかくまった渡辺家に特殊部隊が突入してきた。獅子神は銃撃の巻き添えに倒れたしおんしおんの祖母を抱えて逃走する。治療したしおんしおんの祖母を家に帰した獅子神は、二人に別れを告げるのだった。一方で、犬屋敷の長女である麻理は、父親とクラスメイトの安堂が一緒に歩いているところを目撃する。二人のあとを尾行した麻理が行きついた先は病院だった。

【感想】

警察に囲まれて母親の前から逃走した時のリプライズのよう。しかしながら、特殊部隊の銃弾は無情にも大切な人たちを傷つけていったところが、かつてとは大きく違う。善行で塗りつぶそうとしても獅子神の犯した罪が消えることなくエスカレートするばかり。そこから二度目の復讐それも2chの住人たちではなく警察の大量虐殺という救いのなさ。身近な人たちへ深い愛情を注げても、不特定多数に対しては殺意を制御できない。ぶれることなく人助けに精を出す犬屋敷をバックに獅子神という存在の悲しさが際立つ。双方のブリッジになりうる安堂そして麻理を生かしてほしいところ。

(新)サンリオ男子 第1話「はじまりはポムポムプリン」

他のメディアミックス媒体はすべて未体験。

原作:サンリオ 監督:工藤昌史 シリーズ構成:あおしまたかし キャラクターデザイン:中嶋敦子 サブデザイン:新谷真昼、ぶりすけ プロップデザイン:岩永悦宜 美術監督:森尾麻紀 色彩設計:阿部みゆき 撮影監督:荻原猛夫 編集:齋藤朱里 音響監督:菊田浩巳 音響効果:森川永子 音楽:藤田淳平(Elements Garden) 音楽プロデューサー:横尾勇亮、高畑裕一郎 音楽ディレクター:吹田亜沙美 音楽制作:ポニーキャニオン アニメーションプロデューサー:小澤一由 アニメーション制作:studioぴえろ 制作協力:Studioぴえろ+

キャスト

長谷川康太:江口拓也 水野祐:斉藤壮馬 吉野俊介:大須賀純 西宮諒:花倉珖幸 源誠一郎:内田雄馬 町田大和:岸尾だいすけ 土屋正:鈴木千尋 松尾智:古川慎 水野由梨:藤田茜

 

脚本:あおしまたかし 絵コンテ・演出:工藤昌史 作画監督:大西貴子、大竹紀子、牛尾優衣、杉園真希、津曲大介

【概要】

聖川高校の長谷川康太は二年生になり平凡すぎる自分の日常に物足りなさを覚えていた。そんなある日、迷子になっていた少女を助けた康太は、お礼にポムポムプリンのシールをもらう。ポムポムプリンが大好きだった幼少時代を思い出した康太。そして学校でマイメロディのキーホルダーを拾うのだった。

【感想】

幼少時代にポムポムプリンのぬいぐるみをからかわれた心の傷のせいで、マイメロディのキーホルダーを水野祐の女友だちの前で申告できなかった康太のままならなさに泣ける。祖母が残してくれたものがサンリオグッズ好きな男子コネクションとして、見知らぬ少女に向けた小さな勇気と大きな優しさをきっかけによみがえる。かわいいものが大好きな男子たちを肯定する筆致の優しさがとてもよい。

(新)ハクメイとミコチ #01「きのうの茜 と 舟歌の市場」

原作漫画未読。

スタッフ

原作:樫木祐人KADOKAWAハルタ」連載) 監督:安藤正臣 シリーズ構成:吉田玲子 キャラクターデザイン・プロップデザイン:岩佐とも子 総作画監督:岩佐とも子、伊藤麻由加 背景美術:草薙(KUSANAGI) 美術監督:栗林大貴 美術統括:須江信人 美術設定:須江信人、綱頭瑛子 色彩設計:南木由実 撮影監督:中川せな 編集:及川雪江(森田編集室) 音響監督:飯田里樹 音楽:Evan Call 音楽プロデューサー:吉江輝成 音楽制作:ランティス アニメーションプロデューサー:比嘉勇二 アニメーション制作:Lerche

キャスト

ハクメイ:松田利冴 ミコチ:下野柴野 コンジュ:悠木碧 セン:安済知佳 イワシ:松風雅也

 

脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:安藤正臣 作画監督:金子美咲。藤田亜耶乃

【概要】

森の中に暮らすハクメイとミコチのところに、「夕焼けトンビ」が目撃されたとの情報が入る。夕焼けトンビに夜明けに出会うと願いが一つかなうという。ハクメイは夕焼けトンビを見に山頂に行こうとミコチを誘う。別の日、ミコチはハクメイを連れて漁師町に買い出しに出かけるが……。

【感想】

淡々とハクメイとミコチの日常を映していくだけ。無粋な設定語りなどまったくない。視覚に入ってくる情報によってのみ二人がどんな存在か次第に分かってくる。尖ったところはどこにもないが、たくましく生きるハクメイとミコチの毎日を見届けたくなった。二分割などの枠を多用する演出はいささかうるさく感じてしまったが、エピソードを重ねれば慣れそうだ。

(新)ダメプリ ANIME CARAVAN 第1話「ダメ王子 × 登場!」

原作ゲーム未プレイ。

スタッフ

原作:NHN PlayArt『DAME×PRINCE』 キャラクター原案:アリクイ堂 監督:星野真 シリーズ構成:小林成朗 キャラクターデザイン:渡辺るりこ 総作画監督:渡辺るりこ、佐々木敏子 メインディレクター:高藤聡 美術設定:大平司、山本恵 美術監督:芦野由紀子 色彩設計:水野愛子 撮影監督:武原健二(スタジオ トゥインクル) 編集:柳圭介 音響監督:濱野高年 作中音楽:タナカノブマサ、no_my 作中音楽制作:堀京子(AZクリエイティブ) 音楽協力:佐藤豪、早坂匠 デザイン監修:大田茜 シナリオ監修:StoryWorks アニメーション制作:スタジオ フラッド アニメーションプロデュース:阪本義樹(AZクリエイティブ)

キャスト

アニ・イナコ:矢作紗友里 ナレク・イシュル・ド・ミリドニア:石川界人 ヴィーノ・フォン・ロンザード:梅原裕一郎 リュゼ・セレン・エル=フィリアザール斉藤壮馬 メア・セレン・エル=フィリアザール木村良平 テオ・コルトン:前野智昭 リオット・ヴォルテ:武内駿輔 クロム・レム:竹本英史 グリまる:齋藤彩夏 ほか

 

脚本:小林成朗 絵コンテ・演出:星野真 作画監督:佐藤千春(スタジオZ)

【概要】

宗教国家セレンファーレンと軍事国家ミリドニアにはさまれた小国イナコ。友好関係にあったセレンファーレンの仲介でミリドニアと和平条約を調印することになったイナコは、姫のアニを派遣する。調印式の会場に通されたアニは、セレンファーレンとミリドニアの王子たちと対面するのだが……。

【感想】

ダメ王子たちそして両親に対するアニのリアクションが、作画とキャストの芝居があいまって最高にツボだった。いまだ家臣たちの言いなりといった感じのダメ王子たちがアニのためにがんばる展開になりそう。さっそく国家間をめぐるシリアスな背景も匂わされているけど、素朴なイナコ国そのままのコミカルな良さを損なうことなく走り抜けてほしい。

魔法使いの嫁 #9「None so deaf as those who will not hear.」

脚本:高羽彩 コンテ:長沼範裕 演出:金森陽子 作画監督:横田匡史、西畑あゆみ、佐藤誠

【概要】

教会からの依頼をすべて家に戻ってきたエリアスだったが、二週間も自室にこもったまま。エリアスを案じるチセに、シルキーは気分転換をすすめる。ルツをともなって街に出たチセは、アンジェリカから助言を受ける。エリアスの部屋で一夜をともにしたチセは、いなくなったエリアスを探す途中でジョエル・ガーランドという老年の男性と出会う。

【感想】

ルツが問うてくるシンプルなパートナーシップのあり方。ジョエルとリャナン・シーのような関係もあれば、チセとルツのような契約で結ばれた関係もある。アンジェリカからの指摘に心乱しつつもエリアスの部屋のドアを開けることを決意したくだり。ジョエルを見守るリャナン・シーのスタンスに感化され森にいるエリアスのもとに走ったくだり。寡黙なチセが見せる感情のゆらぎがデリケートに伝わってくる。なるほど、エリアスやアンジェリカが心配するのも分かるが、その危うさが魅力的に映る。

(新)ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第1話「「愛してる」と自動手記人形」

原作ライトノベル未読。

スタッフ

原作:暁佳奈(KAエスマ文庫京都アニメーション) 監督:石立太一 シリーズ構成:吉田玲子 キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子 シリーズ演出:藤田春香 世界観設定:鈴木貴昭 美術監督:渡邊美希子 色彩設計:米田侑加 撮影監督:船本孝平 3D監督:山本倫 小物設定:高橋博行、太田稔 編集:重村建吾 音響監督:鶴岡陽太 音響効果:倉橋裕宗 音響制作:楽音舎 音楽プロデューサー:斎藤滋 音楽:Evan Call 音楽制作:ランティス、ミラクル・バス アニメーション制作:京都アニメーション

キャスト

ヴァイオレット・エヴァーガーデン石川由依 クラウディア・ホッジンズ:子安武人 ギルベルト・ブーゲンビリア浪川大輔 カトレア・ボードレール遠藤綾 ベネディクト・ブルー:内山昂輝 エリカ・ブラウン:茅原実里 アイリス・カナリー:戸松遥

 

脚本:吉田玲子 絵コンテ:石立太一 演出:石立太一、藤田春香、澤真平 作画監督:丸木宣明、高瀬亜貴子、明見裕子、丸子達就

【概要】

四年間続いた大戦が終わった。軍人として戦いひどく負傷したヴァイオレットが目覚めると、上官であるギルベルトはいなかった。ギルベルトの友人であるクラウディアによると、戦後のヴァイオレットのことを託されたのだという。エヴァーガーデン家の後見を受けることになったヴァイオレットは、退役したクラウディアが経営する会社で働くことになる。

【感想】

戦場しか知らなかった戦闘マシーンが太平の世で新たな自分を見つけていく。古典的といいたくなるほどストレートな物語だけど、京都アニメーションによる美しい画面作りにはこれ以上なく合っている素材に思えた。義手を使いこなせない内面を静かに力強く表現する口でくわえての所作の数々、それが代筆を依頼してきた男性の言葉とのシンクロでわずかながら色彩を帯びてきて、タイプライターを自己実現の手段として見いだすに至ったヴァイオレットなりの第一歩、この一連の流れがすばらしかった。ギルベルトへの感情を代弁するかのようにポケットの中で握りしめられていたクラウディアのこぶしが、ポケットのないスカートを義手で握りしめてのヴァイオレットの意思の表明につながったくだりも。映像と音楽と音響そしてキャスト陣の芝居があいまった短編映画のような美しさ。第2話以降これを越えられるか、ヴァイオレットのがんばりを見届けたい。

Wake Up, Girls!新章 最終話「明るいほうへ」(終)

脚本:松田恵理子 絵コンテ・レイアウト:板垣伸 演出:田辺慎吾 作画監督:菅原美幸、吉田智裕、内田利明

【概要】

何とか間に合わせた野外会場でWUGのツアーファイナルが始まった。そして、WUGの呼びかけにより全国各地でローカルアイドルによる同時多発ライブがスタート。一方で、I-1は新たなセンターの座を賭けて、VドルのマキナXは複数のスタジアムで、それぞれ公演を始める。

【感想】

世界規模のマキナX、全国区のI-1club、津々浦々で勃興するWUGを筆頭とするローカルアイドル群。徐々にスケールダウンしていくようで、草の根としては逆のベクトルが感じられる、両入れ子構造がおもしろい。早坂が託したローカルアイドルのパワー、その対極がVドルであれば、はざまに位置するI-1をコンセプトから立て直そうという白木の狙いが見えてくる気がした。客席飛び入りに至るWUGのパフォーマンスは熱気がこもっていたけれど、ネクストストームのそれがほとんどオミットされていたのが心残り。次なる展開を期待したくなる。