flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

かくりよの宿飯 第二十四話「玉の枝サバイバル。」

脚本:金春智子 絵コンテ:大石美絵 演出:富井ななせ 作画監督:後藤圭佑、小嶋慶祐

【概要】

「蓬莱の玉の枝」は縫ノ陰夫妻が所有する水墨画の中にあるという。葵は、銀次、乱丸、チビとともに水墨画の世界に入っていく。山頂を目指す道すがら、銀次と乱丸はまだいがみ合っていて……。

【感想】

モノクロ世界におけるミニマルな人物構成のおかげで、性格の違いから兄弟同然に育った絆の深さまで、銀次と乱丸の素顔が葵の視点を借りつつくっきりと浮かび上がる。葵流アウトドアメニューが乱丸の心をほぐしていく流れに温かい気持ちになれたのは、銀次による葵の料理への信頼感に重なったからにほかならない。おかげで、「海宝の肴」に取り組む折尾屋チームの応援に熱が入りそう。弱体化した乱丸のかわいらしさはもちろんのこと、いつも以上にチビのリリーフが効果的だった。

はねバド! #11「バドミントンが好きだから」

脚本:岸本卓 絵コンテ・演出:板井寛樹 作画監督:中野良一、小梶慎也、西真由子、石原恵治、栗西祐輔、清水博幸

【概要】

帰ってきた有千夏にそっけない態度をとる綾乃。いよいよインターハイ女子決勝が始まる。強打を封印したなぎさはカットやドロップを駆使して綾乃からポイントを先取する。

【感想】

物語の起点である因縁の対決をためるだけためただけあってシリーズ最高の盛り上がり。得意のショットを封じて冷静に主導権を握ったなぎさに期するものを感じる。自身を捨てた母親を今度は自分が捨てるという綾乃の内面を知れて少しは親近感がわいた。

はるかなレシーブ #10「アタシが戦いたかったのは」

脚本:待田堂子 絵コンテ:安齋剛文 演出:駒屋健一郎 作画監督:山田真也、齋藤温子、吉田巧介、たなべようこ、鈴木幸江、長坂寛治、壽恵理子、大木比呂、太田彬彦

【概要】

沖縄予選決勝。経験と実績で上回るトーマス姉妹に対抗するため作戦を打ち合わせて試合に臨んだ遥とかなた。かなたのプレーに過去を思い出した恵美理そして紅愛のスイッチが入る。

【感想】

弱点を狙ってくるかなたのしたたかさが、恵美理そして紅愛に火をつける流れ。わきあわいあとした練習風景から打って変わっての意地と意地のぶつかり合いが熱い。控えめだった恵美理が攻守のかなめとなり、そんな妹を紅愛がリスペクトしている関係に、トーマス姉妹の強さが伝わってくる。これまで感じていた競技描写の物足りなさを払拭してくれる仕上がり。

はたらく細胞 第10話「黄色ブドウ球菌」

脚本:柿原優子 絵コンテ:森川滋、鵜飼ゆうき、鈴木健一 演出:青柳宏宣、ソエジマヤスフミ 作画監督:吉田隆彦、玉置敬子、福士真由美、斎藤大輔、清水勝祐、清丸悟

【概要】

細菌に追われる赤血球を助けてくれた見知らぬ細胞は単球だった。仕事を続ける赤血球だったが、今度は黄色ブドウ球菌に襲われる。白血球(好中球)のチームが挑みかかるものの、今度の黄色ブドウ球菌は手ごわくて……。

【感想】

黄色ブドウ球菌リベンジ編といったおもむき。それも単球~マクロファージの引き立て役に過ぎなかったのだけど。マクロファージのさまざまな役割が、赤色骨髄からお世話になってきた赤血球の視点でよくわかる。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第9話「星祭りの夜に」

脚本:樋口達人 絵コンテ:小島正幸 演出:山田卓 作画監督:大下久馬、小栗寛子、小里明花、小池裕樹、小出卓史、角谷知美、清水海都、摺木沙織、髙澤美佳、谷紫織、安田祥子、和田伸一、スタジオリングス 徳田拓也

【概要】

新たに書き下ろされた第100回聖翔祭の「スタァライト」が始まろうとしていた。第99回の再演を守ろうとするななはキリンのオーディションに挑む。

【感想】

ななの「再演」を阻む者は転入してきたひかりではなく「進化」を指向する華恋だった。しかしながら、ななの再演も決して焼き直しではなく、仲間たちを守るための修正が施されていたという意味では、一度きりのものだったと言えそう。純那によるエールが余韻を残してくれた。

プラネット・ウィズ 第10話「カレルレンとラシャヴェラク」

ネーム(脚本原案):水上悟志 脚本協力:浅川美也 コンテ:二瓶勇一 アクション・CGパートコンテ:橘秀樹 演出:野上良之 作画監督:長谷川眞也、冷水由紀絵、上田みねこ、森七奈、中西愛

【概要】

封印派の「閣下」ことカレルレンと穏健派の「先生」ことラシャヴェラクは、元グランドパラディンの面々が見守る中、最後の封印装置をかけて決闘することになる。

【感想】

メカによる格闘あり巨大化あり等身大化ありと、劇伴もあいまった特撮テイストがふんだんで、シリーズの集大成にふさわしい仕上がり。「龍」との最終決戦には大団円以上のものを期待したい。

アンゴルモア 元寇合戦記 第玖話「山城の攻防」

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:Royden B 演出:森田侑希 作画監督:山崎輝彦、菊池政芳、金璐浩、宮野健、Jumondou Seoul、千葉啓太郎、津幡佳明、中村真悟、武智敏光、陸田聡志、滝川和男

【概要】

数で優位な蒙古軍を迎え撃つため、迅三郎たちは金田城の南門に兵を集結させる作戦をとる。攻めてきた蒙古軍を奇襲でひるませ総力戦での防御がうまくいったかに思えたが、白石が陣取った西側の断崖で不穏な動きが起こっていた。

【感想】

対馬側に有利な戦況にあっても白石の裏切りがべったりと貼りつくことで緊張感が維持される。蒙古軍の撤退によって窮地に追い込まれた白石は自業自得ながら、迅三郎との一騎打ちも辞さないとの覚悟には黙るしかない。随所で勇猛さを見せつける迅三郎が物語の重心になっていることが分かる。

Phantom in the Twilight 第9話「追われる者と守る者」

脚本:王雀孫 絵コンテ:山本靖貴 演出:大西景介 作画監督:飯飼一幸、服部憲知、山崎克之、松岡秀明、南伸一郎、谷川亮介、今井雅美、桜井正明、鈴木奈都子、河野眞也

【概要】

カフェ・フォービドゥンを頼ることにしたシンヤオとクリス。大英博物館前で化け物騒ぎが起きる。アンブラハンターの能力で化け物を倒していくトンだったが、それはヘイシンによるたくらみだった。ルークとの思い出の地であるカムデンで落ち合うことになったクリスだったが、バックアップの追っ手に包囲されてしまう。

【感想】

ヘイシンがトンをバックアップがシンヤオを競うように狙う構図がキャッチーで分かりやすい。天然のトンに養殖のシンヤオという両陣営の思惑から悲劇の匂いが感じとれる。逃避行を重ねながら距離を縮めていくシンヤオとクリスを気に入っていたので、ここでの別れはさびしい。次回予告のシンヤオにもらい泣きしそうになる。

夢王国と眠れる100人の王子様 #11「まつろわぬ者たち」

シナリオ:高橋ナツコ 絵コンテ:石倉賢一 演出:三上喜子 作画監督山田裕子、奥野浩行、園田高明、中村佑美子、吉田千尋、林あすか

【概要】

キエルの故国であるアトラスに戻ってきた主人公一行。ついにセティークと再会するキエル。指輪の力で夢を奪い続けるセティークの目的はアトラス王をよみがえらせることだった。すべてを明かしたセティークはキエルをいざなう。

【感想】

トロイメアとアトラスの関係そのままにキエルが影の主人公だった。いや、自身の夢を追い求め続けたキエルこそが主人公だったのかもしれない。キエルのルーツ探しはシリーズを通じてブレることがなかったので、納得の展開と言える。アトラス王に心酔するセティークの道具のように扱われる姿に切なくなるが、主人公たちとの旅で育んできた夢の力で状況打破する前向きな物語を期待する。夢によって堕落するもしないもその人次第なのだと。

進撃の巨人 Season 3 #45「オルブド区外壁」

脚本:小林靖子 絵コンテ:森田宏幸 演出:浅見松雄、東亮祐 作画監督:大杉尚広、伊澤珠美、富田恵美、手島舞、みうらたけひろ、田中正晃、田村恭穂、肥塚正史、胡拓磨

【概要】

エレンを助けるために巨人化を拒否したヒストリア。その代わりに薬品を摂取したロッドが巨人化する。礼拝堂が崩落しそうになった時、エレンは硬質化の能力を発揮して仲間たちを救う。オルブド区でロッド巨人を迎え撃つことにした調査兵団の面々。リヴァイはヒストリアにある任務を命じる。

【感想】

エレンが気の毒なのは前シリーズから変わらないが、ヒストリアの決心によっていくらかは和らいだ気がする。巨人を拒否した代わりに女王としての役目を引き受けたヒストリア。変わり果てた父親に引導を渡す覚悟が、明らかとなったエレンの父親の真実と対照的に痛々しく。