flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

盾の勇者の成り上がり 17「紡がれる約束」

脚本:八ツ繁克治、小柳啓伍 絵コンテ:小松達彦 演出:藏本穂高 作画監督:大下久馬、﨑口さおり、樋口かおり

【概要】

尚文に四聖勇者の仲直りを要求するフィトリアは、メルティを人質にする。それでも仲直りを拒否した尚文に、フィトリアはフィーロとの一騎打ちを提案する。圧倒的なフィトリアに苦戦を強いられるフィーロだったが、尚文からのエールで力を振り絞る。勝利したフィーロはフィトリアの後継者となる。

【感想】

ボロボロになってもフィトリアに立ち向かうフィーロがけなげでたまらない。作画演出もさることながら、キャストの好演が大きかった。ラフタリアに比べるとマスコット的なイメージの強かったフィーロだが、本エピソードで存在感が高まったようだ。そして、フィーロの愛らしさが伝染したのか、尚文の前でしおらしさを見せるフィトリアも見どころだった。歴代の盾の勇者に連綿と受け継がれる精神の語り部としてのフィロリアルの女王がイメージされた。はしゃぐメルティも含めてキャスト陣の魅力を改めて感じさせるエピソード。

KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 第3話「香賀美タイガ 祭りなら!俺の中にある!」

脚本:村上桃子 絵コンテ:日歩冠星 演出:江副仁美 作画監督オグロアキラ

【概要】

エーデルローズの生徒たちはタイガの出身地、青森での仕事にやってきた。予算不足からタイガの実家に滞在することになった一行。タイガはプリズムショーの世界に飛び込んだ過去を打ち明ける。そして仕事の日、イベントに出演するはずのTheシャッフルの登場が遅れてしまう。

【感想】

前回のユキノジョウとは対照的に家族ぐるみで応援してくれる家族の温かみが、粋がっていたタイガを優しく包み込むかのよう。硬派を自負しながらもプリズムショーに誇りを持つタイガの境地はそのパフォーマンスから伝わってくる。カズキから受け継いだ精神そしてヒロたちとの同朋意識。エーデルローズの仲間たちをリスペクトした山車のデザインに、ぶっきらぼうなタイガなりの答えを受け取った。入浴シーンで水滴によってカメラのレンズ越しを意識したかのような演出が、地方の古民家の五右衛門風呂ですらファンタジックに見せてくれる。

キャロル&チューズデイ episode:03「Fire and Rain」

脚本:中西やすひろ 絵コンテ:中山奈緒美 演出:高藤聡 作画監督:長谷部敦志、飯田遥

【概要】

キャロルとチューズデイの押し掛けマネージャーとなったガス。彼のマネージメントは怪しげなボイストレーニングなどピント外れなもの。そこで、ガスの知り合いであるロディのとりなしで大物DJであるアーティガンに売り込みに行くことになったのだが……。

【感想】

オーガニックなキャロル&チューズデイと時代遅れなセンスのガスとの出会い。アーティガンに門前払いされたように旧時代の象徴かもしれないが、だからこそタオやアーティガンが仕切るAI全盛の時代にあって可能性を感じさせてくれる。ガスが持ち込んだピンボケなマネージメントが、キャロルとチューズデイのたくましさをビビッドに演出してくれる。アーティガン邸から疾走する凸凹な3人の姿がチームの始まりを宣言するかのようだ。

なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA- 第四話「地に足つかねば願い達せず」

脚本:宮本武史 絵コンテ:のりみそのみ 演出:大塚隆寛 作画監督:橋本航平、大滝那佳、樋口佳純、中澤あこ

【概要】

突如として出現した強力な煩悩によって深手を負った梵天だったが、薬師如来の治療で回復する。これまでとは異質は煩悩の出現を受けてバカンス中の大日如来を呼び戻すことに。地蔵菩薩不動明王が指名されるが、汚名返上と梵天も名乗りを上げる。釈迦如来帝釈天の同行を条件とするのだった。

【感想】

原宿の街を珍道中な帝釈天梵天のコンビがほほえましい。梵天が負傷したことで帝釈天の感情が、帝釈天と因縁浅からぬ阿修羅王の姿を見たことで梵天の感情が、それぞれ変化したのだと想像する。帝釈天梵天それぞれの擬態が少年と少女であることで、潜入捜査に奥行きが生まれるところに妙味がある。

どろろ 第十六話「しらぬいの巻」

脚本:金田一明 絵コンテ・演出:石田貴史 演出協力:境宗久 作画監督山田裕子細田沙織、関みなみ

【概要】

どろろを拉致したイタチの目的は火袋が隠した財宝だった。地図に描かれていた岬への拠点となる集落は荒れ果てていた。そこに現れた片腕の男性が舟で岬に渡してくれるという。

【感想】

かつての火袋が乗り移ったかのようにイタチを叱咤したかと思えば、隠していた正体がばれて泣き崩れてしまう、子供ながらに複雑などろろの振幅が見どころだったしらぬいについて同情の余地はみじんもないが、理不尽にほんろうされるどろろどろろのステップとしては適役だったのかも。。頼りにしていた百鬼丸の不在にあってどろろの本質が試されたエピソードと言えそう。どろろと離れて一人になった百鬼丸がどこか所在なげに見えてしまうのも納得できる。

八月のシンデレラナイン 第4話「分かれ道に立っても」

シナリオチーム:田中仁、伊藤睦美、吉成郁子、大内珠帆 絵コンテ:渡部高志 演出:村山靖 作画監督:誠宇、AKIRA、梁世挺、黄鳳、広中千恵美

【概要】

龍との過去を打ち明けた翼。それを聞いた綾香も加入して8人に。残るは1人だが、龍は同好会入りを拒否する。クラブチームのトライアウトを受ける龍の応援に駆けつけた翼たち。周囲が思い通りのプレーをしないことにいら立ちを見せる龍だったが……。

【感想】

楽しんで頂点を極めたことで野球をあきらめかけた翼。ストイックに自身の野球を追い求め孤立していた龍。かつての因縁を超えて両者を取り持ったのが、野球に楽しさを見いだそうとする翼に感化された幼なじみの智恵だった。翼を応援してきた智恵が翼の精神を初心者メンバーたちに伝播したと言えそう。自身にできなかったことを続ける龍に憧れる翼の内面はつかみにくかったが、智恵のおかげでうまくまとまったように思う。崩れ気味の作画に乗り切れないところはあるが、同好会の晴れ舞台までには修正していただきたいもの。

RobiHachi #04「竿の先に半魚人」

脚本:金杉弘子 絵コンテ:川崎逸朗 演出:小田原マキ 作画監督:三橋桜子、飯田清貴

【概要】

宿場星「オダワーラ」に立ち寄ったロビー、ハッチ、イック。さっそく海鮮丼を食するが、支払いができないことに気付き、ハッチがアルバイトをすることになる。食あたりで入院していたロビーは「オダワーラノツカイ」という魚で一儲けしようと思い立つ。

【感想】

食事についてのロビーとハッチの感性の違いが面白く、観光に対するスタンスの温度差に直結するもの。色気のロビーと食い気のハッチといった単純な構図だけではない。パロディの切れ味は過去エピソードに比べておとなしめで、笑えるポイントは少なかった。ヒザクリガーのポンコツネタは定番として期待したいところ。

消滅都市 第4話「誘惑」

脚本:入江信吾 絵コンテ:宮繁之 演出:高村雄太 作画監督:三好和也、小林明美

【概要】

タクヤを守ろうと「セカンドロスト」と呼ばれる大爆発を引き起こしたユキ。重傷を負ったタクヤが治療を受けている間、ユキとギークは身の安全のためにエイジの自宅に保護されることに。そこに刑事のリョウコが訪ねてくる。ユキは自身の過去をリョウコに打ち明けるのだった。

【感想】

登場人物が増えてややこしくなりそうなところ、ユキへのフォーカスがぶれないので混乱することがない。今回は組織の真相を追いかけるリョウコがメインで、ロストをめぐる陰謀の一端がつまびらかになった印象。自身の境遇を重ね合うユキとリョウコの交換が、組織の恐ろしさと両者の悲しみを引き立てる。ユミコによるタクヤへの感情はユキにとってのささくれのよう。

真夜中のオカルト公務員 #4「歌舞伎町の定点観測」

脚本:小太刀右京 絵コンテ:西澤晋 演出:石郷岡範和 作画監督:沼田広、中山和子

【概要】

新の自室に居ついてしまった琥珀ことウェウェコヨトル。夜間地域交流課では恒例の春期特殊事案定点観測が行われる。順調に観測を進めていく新たちだったが、世話になっている交番の警官、羽黒が、鬼王権現というアナザーに捕まってしまう。

【感想】

人間には理解しがたい非常識という意味では、今回の鬼王権現は前回のウェウェコヨトル以上だったかもしれない。自分が下戸だからそう感じるのであって、アルハラまがいの挑戦を真正面から受けるのではなく、何らかの逃げ道を用意してほしかったところ。最初から猩々たちとの飲み比べをマッチアップしてくれたら、印象が変わったように思う。そんなわけで今回は個人的にしんどかった。

進撃の巨人 Season 3 #50「はじまりの街」

スタッフ

原作:諫山創別冊少年マガジン連載/講談社) 監督:荒木哲郎 シリーズ構成:小林靖子 キャラクターデザイン:浅野恭司 総作画監督門脇聡 チーフ演出:若野哲也 アクション作画監督:今井有文、胡拓磨、三木達也、橋本尚典 美術設定:谷内優穂、藤井一志 巨人設定:千葉崇明 イメージボード:森山洋 プロップデザイン:胡拓磨、手島舞 色彩設計:橋本賢 美術監督吉原俊一郎 3DCG監督:廣住茂徳 3DCGスーパーバイザー:薮田修平 撮影監督:山田和弘 編集:肥田文 音響監督:三間雅文 音響効果:倉橋静男 音楽:澤野弘之 ストーリー監修:川窪慎太郎 アニメーションプロデューサー:中武哲也 シリーズディレクター:肥塚正史 アニメーション制作:WIT STUDIO

キャスト

エレン・イェーガー:梶裕貴 ミカサ・アッカーマン:石川由依 アルミン・アルレルト:井上麻里奈 コニー・スプリンガー:下野紘 サシャ・ブラウス:小林ゆう ヒストリア・レイス:三上枝織 ジャン・キルシュタイン:谷山紀章 ライナー・ブラウン:細谷佳正 ベルトルト・フーバー:橋詰知久 ハンジ・ゾエ:朴璐美 エルヴィン・スミス:小野大輔 リヴァイ:神谷浩史 ジーク:子安武人

 

脚本:小林靖子 絵コンテ:宮地☆昌幸 演出:田中洋之、手島舞 作画監督:宮崎里美、千葉崇明、大杉尚広、胡拓磨

【概要】

ウォール・マリアにたどり着いた調査兵団は、エレンの硬質化の能力を利用して巨人たちをシガンシナ区に閉じ込める作戦を実行する。ところが、肝心の巨人の姿がどこにも見当たらない。アルミンの提案により壁の内部を調べることになり……。

【感想】

自身に与えられた特別な力による高揚感と重責のはざまにあるエレンの痛々しさが伝わってくる。だからこそ、エレンを守ろうとするミカサの献身以上に、その重圧を分担するかのようなアルミンの頑張りが何よりも心強く感じられた。壁に潜む不穏さを引き絞って解き放つかのようなラストの展開に、人類と巨人の決戦というシリーズの大テーマが久々に現れたようで盛り上がる。