flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

重神機パンドーラ Mission 11「Dr.ロン・ウー」

脚本:根元歳三 絵コンテ:島津裕行 演出:佐々木純人 作画監督:畑智司、大河内忍、田中穣、小田真弓、安彦英二

【概要】

回収したダークドライブの起動実験は失敗に終わる。起動因子がハイパードライブと異なると推測したレオン。Mr.ゴールドの協力者にはダークドライブを開発できるほどの才能がいるはず。レオンの脳裏に師匠であるDr.ロン・ウーとの記憶がよみがえる。

【感想】

黒幕として浮かび上がったロン・ウーの半身。レオンが超えようとも超えられなかった師であり、現在のレオンに多大な影響を与えた人物でもある。ゆえに、ハイパードライブとダークドライブを分かつことになったレオンとロンの分岐がやるせない。そんな二人の兄をブリッジするクロエの優しさが染みてくる。

Butlers~千年百年物語~ 第10話「愛執」

脚本:福島直浩 絵コンテ:大石美絵 演出:ほりうちゆうや 作画監督:橋本真希、川添亜希子、丹羽信礼、へばらぎ 金澤龍、權容祥

【概要】

天奈についての全てを知ってなおジェイの前に立ちはだかる羽早川。二人の決闘が再び始まる。その頃、学園長である御国の真相に迫っていたホームズとワトソンは、影山輝に襲われていた。そこに駆けつけた春人たちは、ホームズとワトソンと情報を共有することになる。

【感想】

表情の作画に気合がみなぎったジェイと羽早川の決闘シークエンスが見どころ。それぞれの内面を吐露するごとに変化していく言葉づかいが鮮烈だった。二人称の使い方が細やかで、ジェイを気づかう羽早川、羽早川を敬愛するジェイがくっきりと浮かび上がり、天奈を思うからこそのすれ違いに胸が張り裂けそうになる。両極ながら同じ思いを抱え身動きがとれないジェイと羽早川をアシストするようなバトラーたちが頼もしい。

シュタインズ・ゲート ゼロ #10「存在証明のパンドラ」

脚本:花田十輝 絵コンテ:神谷純 演出:平向智子 作画監督:井川典恵

【概要】

フェイリスのマンションに真帆が越してくる。アマデウス紅莉栖も復旧した。案内された秋葉原の街を楽しむ真帆は、ただならぬ岡部と紅莉栖の関係をいぶかしむ。紅莉栖の遺品を調査に出したと言う真帆に岡部は……。

【感想】

アマデウスに対するサリエリに自らをなぞらえる真帆がみせる陰影。岡部への感情に紅莉栖へのコンプレックスがあいまった表情やしぐさの数々に胸を締め付けられる。がさつで気が強いといった表層だけでなく、セリフの端々から誠実さがにじみ出ているところが、真帆を魅力的にしている。おなじく誠実であろうとする岡部への告白にエールを送りたくなった。紅莉栖にゆかりのあるぬいぐるみとパソコンを重ねつつ真帆の内面が浮かんできて泣ける。

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン #09「十分間の鏖殺」

脚本:黒田洋介 絵コンテ:入江泰浩 演出:佐藤和磨 作画監督:北條真純、大髙雄太

【概要】

ピトフーイとエムの「PM4」を倒すために結託した複数チームが迫る。一方で、レンとフカ次郎の「LF」は「SHINC」らの強敵を避けつつ「PM4」への最短距離をとるためにドーム施設を突破することを決めたのだが……。

【感想】

やるかやられるかのゲームと承知しつつも虐殺を楽しむかのようなピトフーイは見ていて気分のいいものではない。もっとも、ドーム内におけるレンたちの殺しぶりも大差ないといえばないのだけど。

奴隷区 The Animation #10「転落 -tenraku-」

脚本:倉谷涼一 絵コンテ:柳谷テツヤ 演出:相浦和也 作画監督:藤原潤、宇都木勇、服部益実、中島美子、斉藤香織、清水勝祐、齊藤佳子、岩永浩輔、越智博之、山下敏成

【概要】

学校に潜入捜査していたジュリアとフジコが行方不明になる。指揮を放棄したリュウオウに代わり、アタルたちはジュリアとフジコの奪還に動き出すが……。ひとりカフェにやってきたリュウオウは、エイアと出会うのだった。

【感想】

主人と奴隷の枠を越えたリュウオウとジュリアの関係。ニュアンスは異なるもののエイアとユウガの連帯がそうであるように、いっときの損得を超えたパートナーシップが際立つ。ジュリアに依存していたリュウオウの未熟さが露呈したところで、エイアからのドーナツの差し入れをもってくる構成が憎い。強大な敵に立ち向かうエールの交換を示唆させたのはもちろん、ジュリアとエイアに対するリュウオウの温度差が子供らしくてホッとさせられる。

ニル・アドミラリの天秤 第拾章「白亜の鳥籠 -トラウマ-」

脚本:横谷昌宏 絵コンテ:佐山聖子 演出:川西泰二 作画監督:大庭小枝、金正男、小野陽子

【概要】

ナハティガルに拉致されたツグミは、四木沼からおぞましい野望を聞かされる。滉によって逃がされたツグミは、ふたたび四木沼薔子と再会する。ツグミを助けるため駆けつけたフクロウの面々に稀モノのせん滅のため侵入したカグツチが加わって、ナハティガルは混乱状態になる。またもや四木沼につかまったツグミだったが……。

【感想】

迫ってくる四木沼とそれを拒絶するツグミの作画芝居が執拗に細かくて見ごたえがあった。足で脚を開いたり髪をいじったりと外道と思いつつもなまめかしい。相対的に、王子様然とした滉と隼人を始めとするフクロウの大立ち回りがあっさりと見えてしまうほど。そんな中、笹乞の稀モノに狂わされながらも「闇」以外のものを見いだしていた昌吾に救われた気分になった。書物をテーマにしたシリーズと考えれば、今回に関してはツグミ以上に主人公らしかった。

ひそねとまそたん 第10話「好きになったらトロけちゃう」

脚本:岡田麿里 絵コンテ:高橋敦史 演出:平野宏樹 作画監督:堀川耕一、小柏奈弓、中山知世、春日広子、清池奈保、秋山英一、岐神麻芽、斎藤香、稲熊一晃、伊藤嘉之

【概要】

危惧されていた「吻合」に陥ってしまったひそねと星野、それこそが飯干の狙い。恋心を吹っ切った星野に対して、ひそねは自分の気持ちを持て余していた。まそたんに相談しようと格納庫にやってきたひそねだったが、そこには小此木がいて……。

【感想】

あえて恋をさせてそこから突き落とすという飯干の考えは理解できないが、自身の恋心に気づいたひそねの仕草や表情がことごとくキュートだったのでよしとする。樋本貞が述べたOTFとの絶対的な関係、それに対して星野と対照的な答えを出したひそねの本心やいかに。絹番と日登美がパートナーであるOTFたちともどもいい味を出している。

ハイスクールD×D HERO life.08「乙女心は複雑です」

脚本:高橋洋一 絵コンテ:五反田三省 演出:間島崇寛 作画監督:加藤洋人、小野田貴之、伊集院いづろ、鯉川慎平、近藤源一郎、張丁、志生野好、中武学、平田勝三、Min Hyeon Sook

【概要】

グレモリー眷属とバアル眷属のゲームに向けた記者会見が行われる。サイラオーグとその眷属を想定してのトレーニングに熱が入る一誠たちだが、リアスはどこか物憂げで……。

【感想】

リニューアルされたキャラクターデザインの印象も大きいが、今期シリーズになってしおらしさが数割増しなリアスからアプローチに、一誠ならずとも戸惑ってしまいそうだ。これまでは毅然としたリアスの立ち居振る舞いには、一誠ならずとも「部長」と呼んでしまいたくなるオーラがあった。大切なゲームを前にしてのリアスの行動に意外なもろさを感じてしまったが、そこは一誠たち眷属のかんばりどころと受け止めたい。

かくりよの宿飯 第十一話「湯守の濡れ女と師匠の不知火。」

脚本:平見瞠 絵コンテ:又野弘道 演出:又野弘道 作画監督:しまだひであき、清水博幸、五十川久史、中島大智、樋口靖子、暁

【概要】

大旦那が現世に出かけて不在中の天神屋に、ライバルである折尾屋の番頭、葉鳥と筆頭湯守、時彦がやってきた。あいにく満席だったところ、見かねた葵が部屋を譲ってあげる。時彦はかつての弟子だった静奈をしつこく誘おうとするが、そのたびに拒絶されてしまい……。

【感想】

大旦那の留守中にすっかり天神屋の女将をやっている葵にほほえましくなる。縫ノ陰と律子のエピソードもそうだったけど、静奈と時彦に葵と大旦那を重ねてしまう。葵の気づかいがおせっかいではなく自然な振る舞いに感じられたのは、かくりよと天神屋になじんだこれまでの彼女を印象付けてくれたから。トマトのメニューを触媒にするパターンが堂に入っていたし、髪留めのような小道具も生きていた。現世では友達がいなかったとサラっと言ってのける葵がかくりよに順応してたくましくやっている姿、そんな軽やかさに救われる思いがする。

Butlers~千年百年物語~ 第9話「メッセージ」

脚本:福島直浩 絵コンテ:伊藤浩二 演出:小柴純弥 作画監督:正木優太、服部憲知、吉川肇、飯飼一幸、佐藤香織、大槻南雄

【概要】

ブレスレットから浮かび上がった暗号の解読によって、ジェイたちは血霊しか入れない「祈りの間」にたどり着く。その一方で、黒澤大地(ホームズ)と茶野京一(ワトソン)の推理はジェイと羽早川の真相に迫っていた。

【感想】

互いにストイックなジェイと羽早川を補うかのようなホームズとワトソンのアプローチが物語をシャープに見せてくれる。長い時を経て忘れ去られたかのような祈りの間、立ち入ったジェイたちを迎える作画と音楽による幻想的な演出が、天奈が残したメッセージもあいまって印象に残る。先行してやってきた血族たちの陰謀に、ジェイを盛り立てるバトラーたち、そして羽早川が秘める天奈の願い、お膳立ては整った。