flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

妹さえいればいい。 第2話「奇跡さえ起きればいい。」

脚本:平坂読 絵コンテ:玉村仁 演出:五味伸介 作画監督:平田和也、大槻南雄、佐藤香織、宇良隆太、藤井文乃、しまだひであき、吉田和香子

【概要】

伊月の部屋に春斗がやってきて、千尋の手料理で飲んでいた。その一方で、京を仕事場であるホテルの一室に呼んだ那由多は、小説の執筆のために協力を求めるのだった。

【感想】

主人公の伊月を取り巻く人間模様を過不足なく。下品なセリフと際どい行動で転がしていくあざとい作りながら、それぞれの内面に横たわるシリアスな描写への振れ幅に無理がない。初回では魅力をつかみ損ねてしまったけど、メイン4人それぞれが立体的になってきた。異なる立場から才能あふれる人物へのコンプレックスを秘めた春斗と京に肩入れしたくなる。

ボールルームへようこそ Heat.14「結成」

脚本:末満健一 絵コンテ:吉田泰三 演出:村田尚樹 山村俊了、大高雄太、飯飼一幸

【概要】

いまだパートナーが見つからないまま、レッスン代を工面するため喫茶店でアルバイトを始めた多々良。その喫茶店の娘である甲本明もダンス経験者と出会う。明は過去に千夏とペアを組んでいたらしいが……。

【感想】

ダンスそのままに気まぐれな千夏の強引さにリード(振り回)される多々良という展開。ニュアンスこそ違うものの、ライバルとおなじステージに上がるためダンスへの意欲を高めていく、多々良と千夏のシンクロが凸凹ながらも小気味よい。多々良を振り回したことを謝ることができる千夏の一面は見直したし、今後に期待がもてる。千夏のダイナミズムを立てることで体裁を保った多々良の小器用さ、真子の「額縁」に徹したときのことを思い出してしまうが、単なるパートナーの引き立て役ではダメという指摘が何ともシビア。雫や兵藤そして仙石が託すものの大きさに、多々良の伸びしろが期待できるというもの。

ネト充のススメ 第2話「私たちは何も知らない」

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:柳沼良和 演出:松浦直紀 作画監督:長尾祐希子

【概要】

ニートになって久しぶりに始めたネットゲームを満喫する森子だったが、ゲーム内でリリィたちに自身の年齢を偽ってしまうのだった。そんな時、森子は現実世界でとある男性と出会う。

【感想】

会社勤め時代を示唆する悪夢の光景から目覚めた病室で見せた涙、この一連の流れが泣かせてくれた。退職に踏み切るほどの森子の苦悩が、優太の思いやりに反射してこだまするようで。森子が「まぶしい」と引け目を感じる優太にも、また悩みがあることを教えてくれる。林とリリィの語らいによる補完は冗舌に過ぎた感があるものの、実年齢とは裏腹に初々しい二人に元気づけられた。

血界戦線 & BEYOND 02「幻界病棟ライゼズ」

脚本:加茂靖子 絵コンテ:高柳滋仁 演出:大矢雄嗣 作画監督:稲留和美

【概要】

重傷を負ったザップを搬送する救急ヘリの前に、こつぜんと謎の巨大病院が現れた。ザップの付き添いをしていたレオは、子供のような姿をした医者に出会う。病院の外でレオを待っていたクラウスとスティーブンは、ここを探していたのだという。

【感想】

クラウスとスティーブンによる回想でも損なわれないスピード感の鮮やかさ。宿敵であったザメドル・ルル・ジアズ・ナザムサンドリガへのリベンジという、クラウスとスティーブンそしてルシアナ・エステヴェスにとっての3年間そのものに思えた。コメディリリーフに徹したザップの役回りも絶妙。

Code:Realize ~創世の姫君~ chapter 2「ザ・ストロンゲスト・ストーカー」

脚本:ハラダサヤカ コンテ:山本秀世 演出:佐藤清光 作画監督:伊勢奈央子

【概要】

ルパンたちがアジトにしているサン・ジェルマンの屋敷にかくまわれたカルディア。フランの分析によって、カルディアの毒がホロロギウムから生成されること、失われた心臓の代わりにホロロギウムが働いていることが明らかになる。ルパン、フラン、インピーに連れられてロンドンの繁華街を訪れたカルディアは、「黄昏」に所属しない男性に狙われるが……。

【感想】

狙われていることを承知でカルディアをロンドンの繁華街に連れてきたり、狙ってきたと承知でエイブラハム・ヴァン・ヘルシングに自身のホロロギウムを明かしたり、緊張感をスポイルするような諸描写が気になる。もっとも後者については、自分のことを知りたいと願うカルディアが、信頼できる人物とみなしたヴァンに救いを求めたのだと想像することはできそう。衣装も含めた人物作画の美しさ、背景美術のユニークさと、画面の充実は好材料

魔法使いの嫁 #2「One today is worth two tomorrows.」

脚本:高羽彩 コンテ:長沼範裕 演出:野亦則行 作画監督:山中正博

【概要】

エリアスに連れられてロンドンの街に出かけたチセ。エリアスの知り合いである工房主、アンジェリカ・バーレイは、チセに簡単な魔法を教える。家に戻ってきたチセとエリアスを待ち構えていたのは、村の神父であるサイモン・カラムだった。

【感想】

肝心なところで言葉が足らないエリアスの交友関係を示すことで、いまだ新しい環境に慣れないチセ視点での世界が広がっていく。チセとエリアスのぎこちなさゆえに、実地体験すなわち映像の雄弁さが際立つ。いまだ自身の存在に引け目を感じているチセの言葉が、きらびやかなはずの魔法を物悲しく見せてくれる。チセの生硬さが鮮烈な印象を残すなか、コミカルな描写はいまいち据わりがよろしくない感じがした。

クジラの子らは砂上に歌う第二節「鯨(ファレナ)の罪人たち」

脚本:横手美智子 絵コンテ:カサヰケンイチ 演出:イシグロキョウヘイ 演出協力:桜美かつし 作画監督:松元美季、坂本哲也、奥田哲平、小林理

【概要】

オウニによって再びリコスの流れ島に戻ってきたチャクロ。そこで、リコスは自身の過去と外の世界について語る。泥クジラに戻ってきたチャクロとオウニは、流れ島に多くの墓標があったこと以外は話さなかった。そうしているうちに、砂の海に生息するバッタが光を放ちながら集団移動する「飛蝗現象」が始まる。リコスは砂クジラの指導者への面会を求めるが……。

【感想】

箱庭たる砂クジラと過酷な外界という作品世界のコントラストがつまびらかになってきた。ゆったりした砂クジラの空気のおかげでスリルめいたものはあまりないが、それこそが長老会を除く住民たちの感覚なのかなとも。一握りである無印における長老会とそれ以外のヒエラルキーが、短命なシルシたちの悲哀を強調する。「サイミア」という異能力が示されたからには、その見せ場を期待したい。

Dies irae #01「黄昏の少女」

脚本:正田崇 絵コンテ:工藤進 演出:岩月甚 作画監督:古澤貴文

【概要】

入院していた藤井蓮はようやく退院する。幼なじみの綾瀬香純に誘われてやってきた博物館、そこでギロチンの展示物から現れた謎の少女の歌を聞いた瞬間、漣はおぞましい悪夢に気を失ってしまうのだった。

【感想】

主人公にヒロインたちが関与していく日常は原作媒体らしいものだが、プロローグ的な第0話で示されたシリアスな背景が重なることで、内容を飲み込めないなりに吸引力は維持されている。日常の中に不穏さを散りばめるパターンは信頼できそう。消えた親友にギロチンの少女に異世界からの脅威、散らばったピースがつながる瞬間にカタルシスを感じられるかどうか。

Wake Up, Girls!新章 第2話「ここが私たちのホーム」

脚本:松田恵里子 絵コンテ:板垣伸 演出:白石道太 作画監督:菅原美幸

【概要】

社長である丹下のアイデアにより寮で共同生活をすることになったWUG。さらに、全国ツアーに向けた知名度アップとして、実波とともに全国ネットのバラエティ番組に出演することになった夏夜だったが……。

【感想】

姉的な夏夜と妹的な美波、対照的なコンビゆえに、外見や性格や年齢では測れない危うさがくっきりと。アイドルという常人の及ばない器にあって、夏夜の人間臭さがいとおしくなった。古ぼけた一軒家での寮生活、素朴だけど生き生きとした表情がWUGらしいもので、たわいなくとも和ませてくれる。リニューアルされたキャラクターデザインにも慣れてきて、これからスポットが当たるであろうメンバーたちの物語が楽しみになってきた。

宝石の国 第二話「ダイヤモンド」

脚本:大野敏哉 演出・絵コンテ:京極尚彦 CGディレクター:茂木邦夫

【概要】

博物誌編纂の仕事を仰せつかったもののアイデアが浮かばず壁に当たっていたフォス。そんな時、ダイヤモンド(ダイヤ)が新しい戦い方をしていると耳にする。ダイヤに会ったフォスは、今の自身からの変化を勧められるが……。

【感想】

ダイヤによる「すっごく変わってみるのはどう?」との示唆は、単一結晶ゆえの発展性のなさ、そんな自身の無念をフォスに託しているように見えた。粉砕ではなく溶解というケミストリー(それも軟体動物を思わせるモンスターの体内で)を経たフォスの変化が気になるところ。もっとも今のところは、ストーリーをうんぬんせずとも、映像美と音響美とキャスト陣の好演だけで浸っていられる。