flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

DYNAMIC CHORD act.5「Spirits」

脚本:勝冶京子 絵コンテ:影山楙倫 演出:湖山禎崇 作画監督:山科和佳菜、秦知世、大久保修、重松晋一、飯塚葉子、松本弘、松岡秀明、片山美和、野口征恒、岡昭彦、徳田拓也、近藤瑠衣

【概要】

合宿地でLiar-Sがいなくなったという知らせを聞いた[rêve parfait]の4人だったが、買い出しの最中にLiar-Sのメンバーたちと出会う。偶然にもLiar-Sは、合宿所近くにあるメンバーの結崎芹の親戚が経営するリゾートマンションに集まっていた。姿を消したことをLiar-Sに口止めされる[rêve parfait]だったが……。

【感想】

メンバー4人がまとまっていたこと、その理由がうかがえることから、Liar-Sの失踪には依都のときのような不可解な空気はない。面白かったのは、神社で[rêve parfait]のフロントマンである玲音から逃げた村の少年が、Liar-Sのフロントマンである朔良を村祭りに誘ったくだり。ロックバンドのパブリックイメージとも言えるワガママな行動に、すたれゆく地域の伝統行事である村祭りを重ねてみせる力技がすごい。そこから逃げ出した朔良が見せるであろうLiar-Sのドラマが楽しみになる。

Code:Realize ~創世の姫君~ chapter 5「ネゴシエイテッド・ソリューション」

脚本:ササキムリ 絵コンテ:山本秀世 演出:鈴木拓磨 作画監督:石井明治、伊勢奈央子

【概要】

列車爆破事件の指名手配犯とされたルパンたち5名は、ロンドンでの活動が難しくなってしまう。フランは食事もとらずに研究室にこもりきりだった。叙勲式を目前にした夜、フランはひとりで出ていく。フランを案じるカルディアは、彼のあとを追いかけるのだが……。

【感想】

登場人物のバックグラウンドがカルディアをめぐってしっかりと描かれてる安定感。カルディアとフィーニスのつながり、フランと女王ヴィクトリアのつながり、フィーニスとヴィクトリアのつながり、そしてカルディアとフランのつながり。吸血鬼戦争をめぐってのヴァンとドラクロワ二世とフランの因縁についてもそう。命がけでヴィクトリアに交渉して仲間たちを守ったフランに、許しどころか感謝を向けたカルディアが得た安らぎ、自らの毒を鎮めるような淡々とした口調が泣かせてくれる。

少女終末旅行 第5話「住居」「昼寝」「雨音」

脚本:筆安一幸 絵コンテ・演出:尾崎隆晴 作画監督:中山みゆき

【概要】

巨大なビル街にやってきたチトとユーリは、そこの一室のソファに座り住居について思いをはせる。ケッテンクラートを運転していて寝不足からがれきにぶつかりそうになったチトは、ユーリとともに仮眠する。ケッテンクラートで移動中に雨に降られたチトとユーリは、構造物の下に避難する。

【感想】

廃墟ビルでの一夜、屋外での昼寝、構造物での雨宿り、ビバーク三種といったおもむき。過去の住居を想像してみたり、奇妙な夢を見たり、音楽を奏でてみたり。ちょっとした停滞やトラブルをも楽しんでしまう、チトとユーリのたくましさが詰まったエピソードだった。

ネト充のススメ 第5話 「秘密トライアングル」

脚本:井上美緒 絵コンテ:荒川眞嗣 作画監督:ふくだのりゆき、櫻井真悟

【概要】

小岩井が森子との飲み会をセッティングしてくれたものの、リリィへの相談内容から林が森子ではないかと疑い始めた桜井。そのころ、森子は同じネトゲプレイヤーであるコンビニ店員、藤本和臣と親しくなる。ログインした『フリドメール』におけるカンベからの忠告に林=森子はがく然とする。

【感想】

ネットゲームの経験がまったくないので戸惑いながらの視聴。終日入り浸っていて相手のプレイヤーとも親しくなれば、リアルでの相談もしたくなるのかも。そこは、ライラックのような学生と林=森子のような社会人をドロップアウトした引きこもりでは温度差があるだろうし。森子のデリケートな部分に踏み込んでくる男性陣にキリキリさせられてしまうが、その遠因は森子が作っているのであって。登場人物たちの年齢層もあいまったほろ苦さ。

将国のアルタイル 第16話「大戦の始まり」

脚本:高木登 絵コンテ:さとうみほ 演出:西畑佑紀 作画監督:阿部恒、吉川佳織、菱沼祐樹

【概要】

ウラド王国との同盟に成功したマフムートだったが、ヴェネディック共和国のあるセントロではやっかいな事態が起こっていた。リゾラーニ共和国がセントロの構成国相互で結ばれた密約を破り帝国の船を助けたという。リゾラーニにブレガを派遣して密約の重要性を念押ししたルチオだったが、リゾラーニにペスト感染が見られたとの報を受けて……。

【感想】

トルキエ初の海外遠征という大仕事を前に、各勢力をまんべんなく描写したつなぎ回といったおもむき。侵略が宿命とうそぶくバルトライン拡大の前に、小国家群のクオーレ・ディ・ルメリアナという障壁が立ちはだかる。内乱を収めて周辺を着々と固めつつあるトルキエだが、そろそろバルトラインの反攻によるピンチも見てみたい。

戦刻ナイトブラッド 第5話「暴走フィーリング」

脚本:柿原優子 絵コンテ:柳沢テツヤ 演出:ながはまのりひこ 作画監督ごとうじゅんじ、神田岳、朝岡卓矢、渡辺はるか(SDM)、中島美子、日高真由美、柳瀬雄之、関根千奈未、清水勝祐、齋藤香織、服部益実、櫻井拓郎

【概要】

武田軍と真田軍と組んだ豊臣軍と上杉軍と伊達軍と組んだ織田軍の合戦が始まった。信玄と謙信、秀吉と信長、因縁のある総大将同士が対峙する。そんな中、秀吉の陣中にいた結月は竹中半兵衛に連れられ敵軍から落ち延びようとするが……。

【感想】

合戦シーンもさることながら、信玄と謙信による剣戟など、アクションがことごとく精彩を欠いていて、没入できないことはなはだしい。その流れもあって、厄魔による介入で決着がつかなくなったオチも締まらない。月牙族による神牙の均衡を保つために送り込まれた存在が厄魔であれば、結月そして姫神子との関係性も含めて奥行きが出そうだが。コスメチック戦国ものと言われればそれまでだが、ドラマ面に期待するしかない以上、そろそろ突っ込んだ展開を望みたい。

魔法使いの嫁 #4「Everything must have a beginning.」

脚本:高羽彩 コンテ:なかむらたかし 演出:北井嘉樹 作画監督:西畑あゆみ、長谷川早紀

【概要】

サイモンから頼まれた2つめの案件、猫たちの街であるウルタールにやってきたチセとエリアス。エリアスが調査で離れている間、猫たちに案内されたチセは、湖に浮かぶ小島にうごめく異形を見る。何者かに湖に突き落とされたチセは、この街の悲劇の一端に触れるのだった。

【感想】

猫たちのように繰り返す生涯を望んだ人間たちが災いとなり、そのきっかけとなった猫たちが封印する、人間と猫の越えてはならない一線がせめぎ合う秘められた湖。生きることをあきらめた自身が見つけたささやかな希望、そこに突き付けられた命のリミット。ミナとマシューの悲劇を背景として、チセに降りかかる試練がずしりと冷たく重い。エリアスの指南で世界を見聞するチセの目線が効いている。

Just Because! #04「Full Swing」

脚本:鴨志田一 絵コンテ:吉田泰三、小林敦 演出:三浦慧 作画監督:南井尚子、本田敬一、東亮太、山口菜、緒方歩惟、三島詠子

【概要】

約束した初詣にやってきた陽斗と葉月だったが、瑛太、美緒、依子は都合がつかなくなったという。瑛太と美緒に宣言したとおり、今度こそ葉月に告白しようと意気込む陽斗。そのころ、瑛太たち3人は別行動で初詣していた。気丈に振る舞う美緒に辛抱たまらなくなった瑛太は……。

【感想】

メインキャラクターたちそれぞれの表情が陰影に富んでいて見ごたえがある。むろん、作画的なテクニックだけではなく、それぞれの内面や背景にキャストの芝居があいまってのもの。階段の上下ポジションを生かした不器用な瑛太と不器用な美緒のあつれきがクライマックスで、その位置関係が逆転したときの瑛太の愁いに心ざわめく美緒のカットに息をのむ。

Code:Realize ~創世の姫君~ chapter 4「トレイン・スナッチ」

脚本:ハラダサヤカ 絵コンテ:山本秀世 演出:石井久志 作画監督:入江健司

【概要】

フランがカルディアの毒に耐性のある生地を開発してくれた。動きやすい服装に着替えたカルディアは、ルパンたちとともに、フィーニスを列車ごと強奪する作戦を実行に移す。一方で、フィーニスにはヴィクトリアの命を受けた探偵、エルロック・ショルメが監視についていた。

【感想】

見せ場となる列車内での作戦シークエンス、アクションは頑張っていたものの、手に汗握るスリルとまでは行かず。フィーニスの思惑を早々に明かしてしまったことで、展開が読めてしまったところも。こういうシチュエーションで生きそうなのがカルディアの毒なのだけど、こちらも不完全燃焼。カルディアにとっては封印すべき属性なのかもしれないが、連結器の溶解くらいの見せ場はほしかった。そんな中、インピーのメカは凝った意匠で表現されていて目に楽しい。物語的には、女王からも警戒されるフィーニスそしてカルディアのポジションをめぐって、シビアな展開になれば面白そうだが。

つうかあ #04「Swap Meet」

脚本:高山カツヒコ 絵コンテ:川口敬一郎 演出:田村正文 作画監督:澤入祐樹、野田めぐみ、平山剛士、船越麻友美、本多弘幸、村長由紀、本田創一、秋山宏、森本由布希

【概要】

筑波女子高のパッセンジャー、鈴木なぎさは、ドライバーである村田いずみを虐げる夢を見る。それは現実と真逆だった。自身の要求に応えられないなぎさに我慢できなくなったいずみは、ゆりとめぐみにドライバーとパッセンジャーのスワッピングを提案する。

【感想】

なぎざがあまりにも気の毒に見えるのだけど、そのストレスは次回で解消されることを期待するとして。ゆりとめぐみのいがみ合いを他チームに重ねることでそれぞれの個性を浮かび上がらせるパターンが堂に入ってきたように思う。ドライバーとパッセンジャーへの不満をシンクロさせるくだりなど、ゆりとめぐみのテンポよさが深刻さを和らげてくれるので、すっきりと視聴できるのはよい。ドライバーとパッセンジャークラッチに例えたと思われるサブタイトルに座布団一枚。