flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

結城友奈は勇者である -勇者の章- 第五話「清廉な心」

脚本:タカヒロ 絵コンテ・演出:佐藤清光 作画監督:永山恵、平田雄三、正木優太、LEVEL ZERO、KIM EUN HA、SONG HYUN JU

【概要】

「御姿(みすかた)」となった友奈に新たな使命が与えられる。それを受け入れなければ、この世界は炎に焼き尽くされてしまうという。残り少ない命を悟った友奈の決意は固かった。

【感想】

苦痛に耐え続け残り少ない命を実感して友奈が至った境地を思うとつらいばかり。仲間たちを人々を守りたいという願いとこの苦しみから解放されたいというあきらめが小さな体の中でひしめきあっていると思うと。勇者部室におけるケンカから、ひとり「神婚」の場におもむいた友奈を見ていると、風ならずとも大赦に怒りをぶつけたくなる。淡々と感情を押し殺したかのような大赦神官の口調に、安芸先生としての素顔がよみがえってしまう。ひとり「お役目」に身を投じた美森のあやまちが壁に穴を開けたこと、三ノ輪銀の一件を考えると、それを受け継いだ友奈の救出は絶望的に思えてくる。だからこその大逆転を祈るしかない。

(新)宇宙よりも遠い場所 STAGE01「青春しゃくまんえん」

スタッフ

原作:よりもい 監督:いしづかあつこ シリーズ構成・脚本:花田十輝 キャラクターデザイン・総作画監督吉松孝博 美術監督:山根左帆、美術設定:平澤晃弘 色彩設計:大野春恵 撮影監督:川下裕樹 3D監督;日下大輔 編集:木村佳史子 音響監督:明田川仁 音楽:藤澤慶昌 音楽プロデューサー:若林豪 音楽ディレクター:竹山沙織、三浦華子 音楽制作:KADOKAWA アニメーションプロデューサー:中本健二 アニメーション制作:MADHOUSE

キャスト

玉木マリ:水瀬いのり 小淵沢報瀬:花澤香菜 三宅日向:井口裕香 白石結月:早見沙織 藤堂吟:能登麻美子 前川かなえ:日笠陽子 鮫島弓子:Lynn 高橋めぐみ:金元寿子 玉木リン:本渡楓 白石民子:大原さやか

 

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:いしづかあつこ 作画監督吉松孝博

【概要】

高校二年生になったキマリこと玉木マリは、旅に出たいと思いながらも一歩が踏み出せないでいた。そんな時、同じ学校の生徒が落とした現金入りの封筒を拾う。落とし主は南極行きを公言するあまり変わり者扱いされていた、小淵沢報瀬だった。南極への思いを報瀬から聞かされたキマリは……。

【感想】

具体的な目的はないがとにかく旅に出たい、そんなキマリのモヤモヤを解き放つ報瀬との出会い。きっかけが百万円とは即物的なようでいて、南極行きの困難さを示唆するものであるし、何よりも報瀬の本気が詰まったものでもある。不安いっぱいながら弾かれるように飛び出したキマリの姿がまぶしくて、報瀬にとっては何と力強かっただろうと想像した。高校生には大きすぎる目標にひたむきにチャレンジしていく主人公たちを見守りたい。簡素で生き生きとしたキャラクター作画が爽やかで作品世界にぴったり。

Code:Realize ~創世の姫君~ chapter 12「ぬくもり」(終)

脚本:ハラダサヤカ 絵コンテ:山本秀世 演出:山本秀世 作画監督:石井明治

【概要】

天球儀のなかに取り込まれたカルディアは、アイザックの記憶に触れる。アイザックの一部になりかけたカルディアだったが、そこに差し伸べられた手があった。

【感想】

現在のカルディアとフィーニスがアイザックの実子ではないことは、過去エピソードから明白だけど、だからこそ父親との決別そして新しい家族であるルパンたちのぬくもりが染みてくるものになっていた。カルディアの背景としてエレインとのエピソードが効いていたし、アイザックの先兵として多くの人々を犠牲にしてきたフィーニスとの別れにも納得。フィーニスが発した「出来が悪い」カルディア評そのままに、科学をくつがえす人としての思いの強さが奇跡をなすという。行きつくところまで行ってしまったエンディングの余韻はいまひとつだったかな。

Just Because! #11「Roundabout」

脚本:鴨志田一 絵コンテ:小林敦、川畑えるきん 演出:古賀一臣、須之内佑典 作画監督:小澤円、室山祥子、舘崎大、関口雅浩、日高真由美、福井麻記、今岡律之、後藤麻里子

【概要】

美緒の第一志望の大学受験の日がやってくる。推薦が決まったはずの瑛太も別の大学の受験会場を訪れていた。合格発表の日は恵那の写真コンクールの発表日でもあった。

【感想】

それぞれの思いを胸に秘めての受験会場における瑛太と美緒。これまでの回想を交えながらの真剣な表情に固唾をのんで応援してしまう。そして、三者三様の合格発表における緊張感、結果が分かったときの表情の変化。美緒のそれを起点にゆったりと尺をとって演出されていて、心から祝福したい気分になった。姉にちょっかいを出された時のコミカルな表情が、視聴者をもリラックスさせてくれるようで。まわり続ける彼ら彼女らそのものといった感じのサブタイトルが秀逸。

魔法使いの嫁 #6「The Faerie Queene.」

脚本:高羽彩 コンテ:長沼範裕 演出:鈴木拓磨 作画監督湯本佳典、西畑あゆみ

【概要】

ウルタールで湖のよどみを浄化したチセは、長い眠りに落ちてしまい目覚めない。森の中でチセの回復を待つエリアスとサイモン。その前に、妖精の女王であるティターニアとその夫である妖精王オベロンが現れる。

【感想】

告げられた余命に動揺して硬直しているチセをゆっくりと解きほぐすかのような展開。さまざまな異種族との交流は、人間界でひとりぼっちだったチセにとって新鮮な体験のはずで、その機会を与えているエリアスの「実験」を受け入れようとする姿がいじらしい。チセにとって動機はどうでもよくて、自身の居場所をつくってくれたことがエリアスへの信頼につながっている。捨て鉢のようでいてそう見えないのは、生きる希望を見いだし始めているからだろう。渦中にある主人公が周囲の登場人物をクールダウンするような構図が不思議な感覚。

Wake Up, Girls!新章 第12話「私たちにできること」

脚本:松田恵理子 絵コンテ・レイアウト:板垣伸 演出:田辺慎吾 作画監督:菅原美幸、吉田智裕

【概要】

VドルであるマキナXの公演にツアーのファイナル会場を買収されてしまったWUG。そのころ、I-1でもセンター候補として志保を戻すためNEXT STORMの解散が言い渡されていた。WUGのメンバーたちは双方を解決すべく動き出す。そこで、裏方を志願した歩、音芽、いつかに白羽の矢が立つ。

【感想】

北のWUGに西のNEXT STORMそして東京のI-1と、包囲網ががかっちり決まってきた。さらには、手作りファイナル会場設営に重なってのRun Girls, Run!のデビューと、ローカルアイドルとしての意地を見せるには格好のシチュエーション。丹下から白木へ、志保から早坂へのアプローチからすると、Vドルとの全面対決になりそうだが。元I-1の真夢に反感をあらわにすることもあった佳乃の変化に、まとまったWUGが感じられ頼もしい。

DYNAMIC CHORD act.11「Snowing」

脚本:勝冶京子 絵コンテ:影山楙倫 演出:藤本義孝 作画監督:Park Sang-Ho

【概要】

突然姿を消してしまった[rêve parfait]マネージャーの五十嵐八雲。気もそぞろなメンバーたちは練習にも新曲制作にも身が入らない。apple-polisherマネージャーの相模原龍雄から八雲の居場所を聞き出した[rêve parfait]の4人は、雪国にある禅寺を目指すことになる。

【感想】

シリーズの様式美ともいえる失踪が何と今度はマネージャーに波及。八雲の性格からして事情はありそうだが、これまでのエピソードの落としどころを考えると、伸び悩んでいた[rêve parfait]が一皮むけるきっかけとなりそうである。自動車をスタックさせたり吊り橋から落ちかけたり雪合戦をしたり、雪中で力を合わせる4人がポイントなのだろうが、あえて散漫に演出しているように見え、真剣なシチュエーションなのに反応に困ってしまう。八雲がニャン吉を残したくだりはメッセージめいたものを感じたが、うがちすぎかもしれない。

ラブライブ!サンシャイン!! 第2期 #12「光の海」

脚本:花田十輝 絵コンテ:遠藤広隆 演出:遠藤広隆、久城りおん ライブパート演出:安藤尚也 作画監督:しんぼたくろう、鈴木勇、古川英樹 ライブパート作画監督:市原圭子、神谷美也子、後藤望、鈴木勘太、水野辰哉

【概要】

ラブライブ!決勝のため東京に出てきたAqours。参拝に訪れた神田明神で、浦の星女学院による絵馬そして応援に駆けつけたSaint Snowからエールをもらう。翌日の単独行動でそれぞれSaint Snowからの問いかけをかみしめるAqoursの9人だった。

【感想】

聖良からの問いかけを浦の星女学院のためから自分たちのために変換するAqours。精神的支柱である千歌を起点として各学年トリオ単位から収束していき、EDクレジットなしのライブパートで締める構成が、まるで一連のミュージカルを見ているようだった。おなじみのキャラクターたちの作画芝居がこれでもかと極まっていて、出来すぎとも言えるのストーリー展開を納得させてしまう。縁の下の力持ちである曜によるカンフルがSaint Snow以上に印象的だった。

TSUKIPRO THE ANIMATION #12「陽だまりに咲く」

脚本:平見瞠 絵コンテ:岩畑剛一 演出:大宅光子 作画監督:原田峰文、大谷道子

【概要】

いよいよ翌週に迫ったツキプロライブPRのため、ラジオ番組でSOARAGrowthの密着ドキュメンタリーほかを紹介することに。会場を間違えたSOARAの七瀬望が遅れてしまうが、残ったメンバーでそれぞれのユニットのあれこれを紹介していく。

【感想】

最終話直前の総集編となったが、ユニットと総人数を考えると妥当なタイミングと言えそう。Growthの衛の先輩婚約者との料理教室(第4話)、SolidSの徹夜ドライブ珍道中(第5話)がお気に入りなので、その後のエピソードが紹介されるとうれしくなってしまう。にぎやかしでSOARAの望が奮闘してくれたこともあり、単なる総集編以上に楽しめた。

将国のアルタイル 第24話「胎動」(終)

脚本:高木登 絵コンテ・演出:古橋一浩 作画監督:高乗陽子、袴田裕二、桑原剛、服部憲知、塚本歩、松井理和子、吉田正

【概要】

バルトライン帝国軍を破ったトルキエ将国は、西央海の拠点としてシエロ共和国の復興にとりかかる。帝国ではトルキエとの和睦案も出ていたが、ルイの考えは戦争継続だった。その視線の先には同じように帝国侵攻をもくろむザガノスがいた。そして、シエロの司令官に命じられたマフムートは……。

【感想】

カリルの遺志を継いだマフムートのスタンスが、バスコの発明の拒否によって強調される。故郷を滅ぼされたも同然ながら復讐に固執しないマフムートの境地は想像するしかないが、ザガノスが託したトルキエの鎮めとしての位置づけは分かる気がした。序盤から匂わされてきたザガノスとルイの全面対決が本格化しそうなところで終わりとはさびしいが、マフムートの硬軟における活躍が十分に味わえたので、トータルの満足度は高いものになった。人物作画も久々にきれいだったし。