flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

奴隷区 The Animation #08「発覚 -hakkaku-」

脚本:倉谷涼一 絵コンテ:西島克彦 演出:鈴木薫 作画監督:服部益実、中島美子、清水勝祐、斉藤香織

【概要】

マップ上で星印を示すSCM所有者を突きとめるため、リュウオウはジュリアとフジコを学校に潜入させる。そのころエイア側は、練馬ムオンをターゲットに勝負を申し込む。

【感想】

いささか無理のあるジュリアのコスプレ(?)姿は、リュウオウへの忠誠心がスパイスとなって乙な味だった。自ら志願してフジコの堂に入った保健教師姿が引き立ててくれる。いよいよ本腰を入れたエイアの胆力が生きた勝負は、チームとしての団結力も含め、リュウオウそして世田谷ツバキへのカウンターとして期待できるもの。ありえない金利による融資で釣った謀略など、SCMのコンセプトをあざ笑うような際どいチープさがポイントになっている。

ひそねとまそたん 第8話「期間限定!激辛おばあさん味」

脚本:小柳啓伍 絵コンテ:堀元宣 演出:守田芸成 作画監督:斉藤香、秋山英一、関本美穂、中山知世

【概要】

74年に一度、国の総力をあげて行われる「マツリゴト」。それは超大型OTF「ミタツ様」を次の寝所である臥所までOTFで護衛するというものだった。台風とおなじミタツ様のスピードに合わせ、三日三晩低速で飛行し続けなければならない過酷な任務。ひそねたちは74年前のDパイだった樋本貞の指導のもと、本番さながらの訓練に臨むのだが……。

【感想】

ひそねとまそたんの出会いから積み上げられたパートナーシップ、無人島におけるサバイバル訓練が下地になって、貞の一喝によって開眼するひそねたちをすんなりと受け入れられた。過酷なのに手に汗握る熱い展開という感じはなく、どこか抜けた味わいがあるところが、本シリーズならではで頼もしい。

ハイスクールD×D HERO life.07「学園祭の準備です!」

脚本:古怒田健志 絵コンテ:松尾慎 演出:橘紗央莉、川島勝 作画監督:出雲誉明、小夏華、橋本英樹

【概要】

グレモリー眷属による冥界のヒーローショーで人気を集める一誠。人間界に戻って学園祭の準備をしていると、メンタルの弱ったドライグのためにカウンセラーがつくのだという。そして、一誠とリアスは懸案だったというサイラオーグの執事からの頼みごとを受ける。

【感想】

ヒーローショーの前半と学園祭の準備という華やかなエピソード。そんな浮ついた空気にサイラオーグにまつわるシリアスな過去を突っ込んでくるところが本シリーズらしさ。これまでは一本調子に感じられたドライグの不調は意外だったが、むしろ人間臭くて(人間ではないが)好ましい。しばしばへきえきさせられる一誠による精神的マチズムをパートナーの弱音が和らげてくれるかのよう。一誠とドライグで二人で一人なのかもしれない。

かくりよの宿飯 第九話「妖老夫婦の結婚記念日。」

脚本:平見瞠 絵コンテ:名村英敏 演出:鳥羽聡 作画監督:亀田朋幸、中本尚、中井恵美、中島美子、中島大地、李慶

【概要】

食材の買い出しにきた東の地で暗い場所に閉じ込められてしまった葵に、苦い少女時代の思い出がよみがえる。疲労で倒れてしまった葵が目を覚ますと、そこは天神屋だった。東の地から一日が過ぎていて、大旦那たちは休養をすすめるが、葵はあきらめていなかった。

【感想】

「夕がお」を指名してくれた縫ノ陰夫妻に応えようとする葵の頑張り。その産物であるありあわせの材料による素朴ながらも心づくしのおしながき。それらをひっくるめて包み込むような夫妻の反応が抑制が効いたもので優しく好ましい。しかしながら、気合と根性な葵のおもてなしを表現するには遠く及ばない貧相すぎる作画まわりが残念。グルメ作品ではないにしても調理シーンに注力できるほどの余裕がないのがありありで気の毒になってしまった。

ニル・アドミラリの天秤 第捌章「恋火の彩 -ヒゲキ-」

脚本:横谷昌宏 絵コンテ:倉川英揚 演出:村田尚樹 作画監督中山和子、松本弘、仁井宏隆、中熊太一

【概要】

カラスの構成員がフクロウに潜入していた。ショックを受けるフクロウのメンバーたち。カラスに狙われるツグミにはメンバーたちが護衛に着くことになる。そんな時、ツグミと紫鶴は柾小瑠璃から恋の相談を受ける。その相手は記者の先輩である葦切拓真だった。小瑠璃はいま担当している事件が一段落したら手紙で思いを伝えると言う。

【感想】

サブタイトルのとおり、主要メンバーたちを恋愛にまつわるエピソードで掘り下げるちょっとした新機軸。それでも唐突さを覚えることがないのは、主人公であるツグミを始めとする登場人物たちの描写がしっかりと落ち着いていたから。隼人にかみついたヒタキが火付け役となった構図が、稀モノに関わるフクロウのメンバーたちのポジションを改めて印象付ける。隼人の恋のゆくえに興味津々なツグミ、そこからツグミに重なる過去を告白する隼人、両者に流れるしっとりとしながらも浮つくことのない空気感がよい。

ウマ娘 プリティーダービー 第10R「何度負けても」

脚本:池田亮 画コンテ:高村彰 演出:熨斗谷充孝 作画監督椛島洋介、井上裕亮、宮崎司、小島明日香、宮下雄次、辻智子、村長由紀、阿部美佐緒、岩崎亮、柴田ユウジ

【概要】

トレーニングのし過ぎで調整に失敗したスペシャルウィークは、秋の天皇賞を前に休養を言い渡される。久しぶりに帰郷したスペシャルウィークはお母ちゃんと水入らずの時間を過ごすのだった。サイレンススズカの復帰戦も決まり、いよいよ天皇賞の日がやってくる。

【感想】

天皇賞レースでのスペシャルウィークの追い上げ。スピードやパワーが強調されたこれまでのライバルたちに比べると、それらを混然一体にしたスペシャルウィークの根性そのものといった泥臭いアクションが目を引いた。歯を食いしばった表情に手足の回転を印象付けた演出で、キャラクターの個性に寄り添った意図がきっちりと伝わって頼もしい。会場外でひとりスペシャルウィークをイメージするサイレンススズカというシチュエーションに、グラスワンダーに負けた宝塚記念が重なって熱くなる。

ヒナまつり 第八話「そしてヒナはいつも通り」

脚本:大知慶一郎 絵コンテ:及川啓 演出:中田誠 作画監督:阿部智之、鈴木美音織、小池恵、金井裕子、辻上彩華、古山瑛一朗

【概要】

ヒナを調査するため組織から派遣された斑鳩は中華料理屋でアンズとばったり会う。何とかしてヒナのネガを見つけようとする斑鳩だったが、その日常は意外や品行方正で……。超能力を使うところをクラスメイトの新庄マミに見られてしまったヒナは、弟子入り志願されるが……。

【感想】

アンズの健気さばかりに目が行くが、わがまま放題に見えるヒナもヒナなりに成長していた。斑鳩が想像する新田のイメージがポイントで、ヒナがこの社会に順応できたよりどころということ。ヒナと新田のボケツッコミの味を久々に堪能した。

銀河英雄伝説 Die Neue These第八話「カストロプ動乱」

脚本:根元歳三 絵コンテ:金子信吾 演出:小村方宏治 作画監督:Prduction I.G新潟スタジオ、下妻日紗子、新野量太、蘇武裕子

【概要】

帝国領のカストロプ星系の領主、マクシミリアンが反乱を起こした。ラインハルトから討伐軍の司令官に任命されたキルヒアイスは見事に役目を果たす。イゼルローン要塞の陥落に衝撃を受けている中、その戦場から逃亡したオーベルシュタインがラインハルトを訪ねてきた。

【感想】

同盟側から帝国側のドラマになるとがらりと雰囲気が変わる。キルヒアイスの手腕発揮もその人物ゆえにヤン・ウェンリーとは大きく異なる印象。互いを意識してのコントラストがシリーズの魅力と言える。ゴールデンバウム王朝の末期に思いを致すフリードリヒ四世の境地に、ラインハルトの野望とヤンの理想をすり合わせてしまう。

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン #07「セカンド・スクワッド・ジャム」

脚本:黒田洋介 絵コンテ:詩村宏明 演出:佐々木純人 作画監督:申榮淳、Lee Juhyeon、Lee Jio、Choi Insub

【概要】

エムのプレイヤーである阿僧祇豪志からの依頼でピトフーイを倒すことを決意した香蓮。北海道在住の友人である篠原美優とのコンビで「セカンド・スクワッド・ジャム」にエントリーする。美優のアバターであるフカ次郎は両手持ちグレネードランチャーでレンの後方支援を担当することに。

【感想】

エムとのコンビに流れていた初々しい手探り感も魅力的だったが、今回は明確な動機を秘めてのフカ次郎とのタッグということで、新鮮な高揚感がある。鉄壁の防御そのままに細心で慎重だったエムとは明らかに異なっていそうなフカ次郎とのコンビネーションが楽しみ。

魔法少女サイト 第8話「Last Summer」

脚本:伊神貴世 絵コンテ・演出:江副仁美 作画監督:寒川歩、本田創一、山本恭平、三輪えり子、小澤円

【概要】

サイト管理人の捕獲に共闘することになった魔法少女たちは、彩の発案で海遊びにやってきた。残り寿命がわずかという露乃に涙しつつも再訪の約束を交わす彩。そんな時、更衣室にあったはずの虹海のステッキが盗まれてしまう。

【感想】

彩の優しさが演出したつかの間の幸せなひとときが、そのままサイト管理人さらにはテンペストへのカウンターのようだ。それをぶっ壊すかのような要の役回りに胸くそ悪くなるが、サイト管理人がイレギュラーなやり口で魔法少女となった彼をどう扱うかが気になるところ。優等生としてのプレッシャーに耐え続ける要の自己評価が、これまでの魔法少女たちの不幸と同質とは思えないので。