flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

かくりよの宿飯 第十三話「あやかしお宿の大宴会。」

脚本:金春智子 絵コンテ:西森章 演出:加藤顕 作画監督細田沙織、村田泰憲、清水博幸、中島美子

【概要】

夕がおの前で倒れていた銀次を介抱する葵。その脳裏に幼少時代の記憶がよみがえる。現世から大旦那が戻ってきた。葵が弁当を持っていくと、大旦那と葉鳥が碁を打っていて……。白夜について管子猫に会いに行った葵は、大旦那たちがいた湯治場で宴会の準備をすることに。

【感想】

真っすぐで前向きな葵の表情がすがすがしい。大旦那がその資質を見込んでの結果かもしれないが、天神屋を包んでいく葵の料理の優しさ。白夜について行く葵を逆転させた湯治場行きのくだりが象徴的で、すっかりなじんだ葵と天神屋の関係がしみじみと伝わる。願わくは「大宴会」にふさわしいリッチな作画で拝みたかったが。

ニル・アドミラリの天秤 第拾弐章「帝都幻惑綺譚 -ニル・アドミラリ-」(終)

脚本:金春智子 絵コンテ:植田羊一 演出:たかたまさひろ 作画監督:北村友幸、安田好孝、桑原寿弥

【概要】

久々に久世家を訪れた隠は、ツグミとヒタキを書斎におびき出す。やはり隠は稀モノの執筆者だったのだ。家族を失ってしまった隠はツグミとヒタキを道連れにしようと……。

【感想】

著者の怨念めいた感情が稀モノを生み出すのだとすれば、稀モノに取りつかれたかのように久世姉弟を燃やそうとした隠は、すでにツグミに屈していたのかもしれない。フクロウの大切な人たちを奪うことになった隠は最後の敵にふさわしかったのかもしれないが、四木沼や百舌山に比べるといささかスケールダウンは否めず。隼人の思い人がツグミだったという円満破談のやりとりは爽やかで良かった。フクロウに居場所を見つけたツグミその人が隠のカウンターになっていたし、カラスから足を洗ったであろう滉へのフォローにもなっていて。

ヒナまつり 第十二話「雪まつり」(終)

脚本:大知慶一郎 絵コンテ:及川啓 演出:松原桂 作画監督:日高真由美、清水慶太、柳伸亮、川島尚、中山みゆき、桜井正明

【概要】

雪山で遭難したヒナ、瞳、ケンゴ、貴志は、かまくらを作って救助を待つ。用足しに行ったヒナが明かりを見たという。空腹で力が使えないヒナを何とかその気にさせようとする瞳たちは一計を案じるが……。

【感想】

生存本能からかヒナの能力を疑わないどころ頼ろうととする瞳たちとひとりだけ現実的なヒナのコントラストに笑えた。ヒナの能力のほうが明らかに非現実的なのに、空腹からの焦りなのか瞳たちのほうが幻覚を見ているような、あべこべの構図がじわじわくる。そして、エンディングまで駆使しつつシリーズ全体を拳法娘マオでサンドイッチするギミックにうなった。一途に追ってきたマオに素知らぬ顔のヒナという構図が浮かんでしまう。

銀河英雄伝説 Die Neue These第十一話「死線[前編]」

脚本:高木登 絵コンテ・演出:森山悠二郎 作画監督植田実、永島明子

【概要】

イゼルローンから帝国領に侵攻して住民たちを解放していく同盟軍。ところが、食糧難から住民たちが暴動を起こし始め艦隊の備蓄も残りわずか。同盟からの補給線を叩くことこそが帝国側の謀略だった。それを見抜いたヤンは前線艦隊の撤退を進言するが……。

【感想】

大義名分の侵略戦争に意気上がる同盟側、それをやんわりと回避しようと知恵を絞るヤン、その直線上には同盟のせん滅に万全を期すラインハルトという構図。同盟側のゴタゴタばかりが強調されるように見えるが、イゼルローンにおける帝国側を思い返せばさにあらず。ライバルとなるであろうラインハルトとヤンによる新時代の幕開けと解釈したい。

2018年夏期新作視聴予定

NHK総合

  • 『つくもがみ貸します』 7/22(日)24:10~
  • 進撃の巨人 Season 3』 7/22(日)24:35~

BS-TBS

  • 『七星のスバル』 7/7(土)25:30~
  • 『ハッピーシュガーライフ』 7/14(土)24:00~
  • ぐらんぶる』 7/14(土)24:30~
  • 『少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト』 7/14(土)25:00~

BSジャパン

  • 『京都寺町三条のホームズ』 7/13(金)24:59~

BSフジ

BS11

 

例によって原作つきは未読/未プレイ。視聴ならびに感想は、前クールからの継続分『かくりよの宿飯』『重神機パンドーラ』『シュタインズ・ゲート ゼロ』を含めて、15タイトル前後にする予定。

魔法少女サイト 第12話「私たちは…」(終)

脚本:伊神貴世 絵コンテ:松林唯人 演出:板庇迪、松林唯人 作画監督:寒川歩、細田沙織、山本恭平、森悦人、谷口繁則、渋谷秀、小澤円

【概要】

新たな管理人候補に選抜された露乃が彩を襲う。露乃からの言葉を胸に立ち向かうことを決心した彩。かつて思い出づくりした海浜で、彩を追い詰めたかに見えた露乃に変化が生じる。

【感想】

ステッキの能力で自身の残り少ない生命を分け与えるという、最後まで彩らしい選択に打たれた。受け入れるにはあまりにも壮絶な不幸の数々と言わざるを得ないが、彩にとっては露乃からもらったものの大きさがそれらを上回ったということ。それだけで十分だと思わされた。

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン #11「イカれたレン」

脚本:黒田洋介 絵コンテ:島津裕行 演出:山下英美 作画監督:大高雄太、斎藤和也、向川原憲、宮原拓也、金丸綾子

【概要】

PM4が屋内に避難したタイミングで潜入したMMTMだったが、回復を果たしたピトフーイに全滅させられてしまう。迷えるレンを残してピトフーイに特攻を仕掛けるフカ次郎とSHINCの残党たち。倒れていく仲間たちを見届けるしかなかったレンのリミッターがついに外れる。

【感想】

ピトフーイの言動がいちいち不快極まるので、いたぶるだけいたぶってとどめを刺さなかったフカ次郎による助太刀に胸がすく思いがした。それにしても、前回のピトフーイのやり口といい今回のアンナのセリフといい、性別問わず同じ土俵に立ってのバトルロイヤルで女のずるさを表現したい意図があるのだろうか。スタッフ(原作どおりだとしたら原作者)に問うてみたい。

BEATLESS EP19「Paper Tiger」

脚本:髙橋龍也 コンテ:久慈悟郎、水島精二 演出:久慈悟郎 作画監督井出直美石川雅一、徳永さやか、小川茜、福田佳太、槙田路子、野村治嘉、本田辰雄

【概要】

アラトの命に従いヒギンズを制圧に向けて動き出したレイシア。そこに国際機関であるIAIAの超高度AI「アストライア」が会見を申し込んでくる。場所は42年前のハザード跡地だった。

【感想】

アラトがちょろい、すなわち利害関係を超えているからこそ、権力を超高度AIにアウトソースした未来に可能性を見いだしたい。レイシアが言うとおり「道具」も「人間」の内側に取り込まれていると考えると、42年間で変化してきた両者の関係がイメージされる。アラトが抱えるには不釣り合いなほど大きく重すぎるレイシアだが、シンプルな友愛路線こそオーナーに求めていたものだと。「思い切りがいいですね」とのアラト評がリスペクトであることを信じよう。

ハイスクールD×D HERO life.10「リアス・グレモリーの眷属として」

脚本:清水康晴 絵コンテ:高橋成世 演出:久保太郎 作画監督古川英樹、橋本英樹、海堂ひろゆき、近藤源一郎、葉山翔太、加藤洋人、張丁、阿佐ヶ谷太郎、小林史織里、野道佳代、鶴田愛、志生野好、広田雄三、佐々木洋哉、松下清志、伊集院いづろ

【概要】

いよいよグレモリー眷属とバアル眷属によるレーティングゲームが始まった。

【感想】

濃淡こそあれ各キャラクターの持ち味が発揮されたバトルアクション、ダイジェスト感が小気味よさにつながっていて楽しめた。一誠とコリアナ・アンドレアルフスとの一騎打ちにおけるバカバカしさをシリアスな展開に収める手際も健在。一誠のおっぱいドラゴンに応えるサイラオーグの心意気が伝わる。

Butlers~千年百年物語~ 第11話「岐路」

脚本:清水恵 絵コンテ:渡部高志、大沼心 演出:大沼心 作画監督佐藤香織、大槻南雄、古谷梨絵、野崎麗子、松浦里美

【概要】

時空のゆがみが広がる中、輝に天奈のペンダントとブローチを奪わせた人物は御国だった。御国と輝の目的は過去に戻ること。目的は同じはずとジェイを誘う御国。天奈が守ろうとした世界そしてジェイのために羽早川が立ちはだかる。

【感想】

血族の掟を守ろうとする羽早川。血族の掟に逆らおうとする御国。両者の直線上でさまようジェイの揺らぎが姿こそ映されずとも伝わった。三者三様である天奈のイメージが効いていて、シャーマニックなキャラクター演出にうならされる。ジェイの判断に委ねた春人の信頼に、これまでのエピソードがよみがえって泣けてきた。