flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

はたらく細胞 第13話「出血性ショック(後編)」(終)

脚本:鈴木健一 絵コンテ:西田正義、鈴木健一 演出:鈴木健一、吉川志我津、上野壮大 作画監督:吉田隆彦、玉置敬子、斎藤大輔、清水勝祐、三浦春樹、西村彩、福士真由美、清丸悟、近響子

【概要】

いつの間にか赤血球たちがいなくなっていた。酸素不足の細胞たちに酸素を届けようとする赤血球と後輩赤血球。しかし、その奮闘もむなしく低下する体温に力尽きてしまう……。

【感想】

酸素を運ぶことしかできない赤血球はその機能からして当然なのだけど、擬人化によって使命感という要素が付加される。がん細胞のエピソードがクライマックスにふさわしいのではと思ったが、主人公の赤血球の役割に合わせたかのような出血性ショックのほうがなるほどしっくりくる。

アンゴルモア 元寇合戦記 第拾弐話「一所懸命」(終)

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:滝川和男 演出:羽原久美子、滝川和男、森田侑希、栗山貴行 作画監督:小田多恵子、櫻井拓郎、谷口守泰、中島美子、森前和也、吉田和香子、松原豊、岡田雅人、服部益美、Lee Juhyeon、津幡佳明、千葉啓太郎、浅利歩惟、清水慶太、豆塚あす香、又賀大介、武智敏光、中村真悟、陸田聡志、神戸洋行、瀧川和夫

【概要】

爆発に巻き込まれた迅三郎を目の当たりにした輝日は絶望する。蒙古軍によって全滅させられたかに見えた対馬の民たち。しかし、しぶとく生き延びる者たちがいた。

【感想】

シリーズを通じての印象だが、忠義心とは異なる主人公、迅三郎の美学に引きつけられる。輝日たちもそこによりどころを感じたのではないか。がむしゃらに生き延びた者のみが勝ちという開き直りが、絶体絶命の状況をスリリングに見せてくれる。息つく間もない合戦描写の連続というフォーマットの潔さ。作画に言及するのがはばかられるほど物語が引き締まっていた。

かくりよの宿飯 第二十六話「あやかしお宿に美味しい肴あります。」(終)

脚本:金春智子 絵コンテ:奥田佳子 演出:加藤顕 作画監督:鈴木光、KIM YONG-SIK、管振宇

【概要】

禁を破って儀式中の神楽殿に入ってしまったチビを追った葵は、海坊主とばったり会ってしまう。海坊主がかつての自身と同じ孤独を抱えていたことを知った葵は、心づくしの料理でもてなすことを決心する。

【感想】

気丈な主人公が見せる涙にこれまでの物語がよみがえった。自身の境遇を未知のあやかしに重ねることのできる心根を祖父譲りの破天荒が後押しして、葵にしかできない心づくしのもてなしが生まれる。儀式を取り仕切るのは運命だったとのセリフにうなずかされる構成の見事さ。大旦那と銀次の落としどころにも納得させられた。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第12話「レヴュースタァライト」(終)

脚本:樋口達人 絵コンテ・演出:古川知宏、小出卓史 演出協力:塚本あかね 作画監督:松尾亜希子、小里明花、谷紫織、清水海都、小池祐樹、錦見楽、杉山有沙、大下久馬、小栗寛子、摺木沙織、角谷知美

【概要】

塔に幽閉されたひかりは同じ芝居を繰り返していた。そこに飛び入りした華恋はひかりを救い出そうとする。二人による最後のレヴューが始まった。

【感想】

全編にわたって繰り広げられる華恋とひかりによる舞台。それが『スタァライト』のフローラとクレールに重なっていく流れは、シリーズの集大成にふさわしい見事なものだった。ひかりが、華恋が守り抜いたものが、第100回聖翔祭によるフィナーレにつながっていく。過酷なオーディションを期待していた身としては物足りなさも残ったが、スタッフの意図する作画演出面の妙味は十二分に伝わってきた。

重神機パンドーラ Mission 26「選ばれた未来」(終)

脚本:根元歳三 絵コンテ:佐藤英一、野崎真代、河森正治 演出:野崎真代 作画監督:坂本俊太、普津澤時エ門

【概要】

「黒き輝き」を生成しようとするジークを周到な作戦で追い詰めるレオンたちだったが……。

【感想】

性急な進化を恐れることなく受け入れる「家族契約」の前向きな強さがジークを退ける。火鍋の具材のごとき雑多なメンバーが集まったパンドーラだからこそ熱いものがあった。

Free! -Dive to the Future- 第12話「Dive to the Future!」(終)

脚本:横谷昌宏 絵コンテ・演出:小川太一、河浪栄作 作画監督:岡村公平、池田和美、高瀬亜貴子

【概要】

全日本選抜の予選に臨む遙、凛、郁弥、旭。それを見守る渚や怜たち。

【感想】

アバン、遙の原点に戻ったかのような水の描写が美しい。未知のステップである全日本選抜を舞台に見せるライバルたちの表情がそれぞれ感慨深く。メンタルの不安からスタートに失敗した遙はこれまでの彼らしくなかったが、龍司が期待するとおり新たな可能性を示してもくれた。増えたキャラクターたちの配慮にスタッフの腐心がうかがえたシリーズだったが、次なる展開を見届けたくもなった。

天狼 Sirius the Jaeger 第十二話「天狼の匣」(終)

脚本:小柳啓伍 画コンテ:安藤真裕 演出:許琮 作画監督松浦麻衣、佐古宗一郎、杉光登、鍋田香代子、関口可奈味、森島範子、三浦菜奈、鈴木理沙、川面恒介

【概要】

天狼の匣を取り込んで勝ち誇るエフグラフだったが、匣の力に耐えきれず暴走を始める。ユーリィとミハイルはエフグラフを止めるために立ち向かう。戦いが終わり、匣の力を手に入れたユーリィは新たなシリウスの誇りを実現するために旅に出るのだった。

【感想】

暴走エフグラフとの最後の戦い、定番的な展開ではあったけれど、力を振り絞ってのユーリィとミハイルの共闘に熱くなった。最愛の兄との別れを果たしてからの義理の父親ウィラードとの誓いがまた泣かせてくれる。しかしながら、あれほど憎んでいたヴァンパイアをも許そうとした心境の変化には、何らかのドラマが欲しかった気がした。森林での戦闘でタマーラを始末できなかった(第9話)のがそれだったのかもしれないが。

シュタインズ・ゲート ゼロ #23「無限遠点のアークライト/交差座標のスターダスト」(終)

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:川村賢一 絵コンテ協力:中山奈緒美、久保雄介 作画監督:稲吉智重、稲吉朝子、木宮亮介、平村直紀

【概要】

アマデウス紅莉栖の消去を決断した岡部はタイムリープで過去に飛ぼうとするまゆりと鈴羽を後押しする。目的を果たしたまゆりと鈴羽だったが、タイムマシンの燃料切れで別の時空に飛ばされてしまう。未来の岡部たちは二人を救うために「オペレーション・アルタイル」を発動する。

【感想】

いち視聴者である自分が参ってしまうくらいだから、タイムリープの繰り返しに自我を保っていられる岡部の精神力に頭が下がる。激動のクライマックスに至る日常描写が印象的なシリーズだっただけに、エピローグに尺をとってほしかった。紅莉栖と真帆の関係性などひかれる要素に事欠かなかったので、惜しい気がしてしまう。

進撃の巨人 Season 3 #47「友人」

脚本:瀬古浩司 絵コンテ:宮地☆昌幸 演出:いとがしんたろー、桜庭愛子 作画監督:田村恭穂、世良悠子、長谷川ひとみ、千葉崇明、手島舞、田中正晃、宮村明、富田恵美、胡拓磨

【概要】

深手を負ったケニーを探し出したリヴァイ。ケニーはロッドからくすねた巨人化の薬を所有していた。そして、ロッド巨人に自らとどめを刺したヒストリアが女王に即位する。

【感想】

人類の存亡にかかわる巨人の力をめぐってのレイス家とアッカーマン家の数奇な運命。それらを踏まえると、ヒストリア渾身のリヴァイへのパンチが必然めいたものに思えてきた。巨人のくびきから自らを断ち切ったヒストリアが巨人にほんろうされてきたケニーをリヴァイから引きはがしたようで。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第11話「わたしたちは」

脚本:樋口達人 絵コンテ:佐伯昭志 演出:三上喜子、鈴木龍太郎 作画監督:大村将司、大下久馬、小栗寛子、小里明花、角谷知美、小池裕樹、清水海都、摺木沙織、谷紫織、ぎふとアニメーション 森賢、多田靖子

【概要】

オーディションに勝ち残ったひかりが無言で退学してしまう。華恋は連絡をとろうとするがひかりからの返事はない。半年がたち、第100回目の聖翔祭が近づいてくる。

【感想】

イギリスへの手紙を書く華恋に大場ななが望んでいた再演を想起させたが、彼女たちはとうに前に向かって進んでいた。『スタァライト』の和訳作業によってひかりに近づいていく華恋たちがこの上なく頼もしく。舞台は生きものであり一つとして同じものはあり得ない、だからこそ形を変えての上演に希望をつなぐことができる。仲間たちの可能性を奪うことができなかったひかりを救うための、序列なんて関係のない真剣勝負。