【概要】
遺伝子検査の結果、同一人物であったことが判明したキトリーとフニシア。カナタたちはB5班の全員がクローンであることを悟る。ショックを乗り越えたメンバーたちは、母星への帰還に決意を新たにする。ところが、遠望した母星への認識がポリーナだけ異なっていて……。
【感想】
クローンだったという衝撃の事実を吹っ切ることができたのは、カナタによるアストラ号の全員が「家族」という宣言。遺伝的つながりすなわち血縁から解き放たれたメンバーたちの前向きな表情がまぶしい。カナタの視線で描写されるメンバーそれぞれが個性的で、クローンうんぬんは小事に感じられるほど。ザックとキトリーの婚約発表も、その延長線上として素直に祝福できた。序盤から匂わされてきたアリエスの特殊性がいい感じに効いていたところ、カナタたちとポリーナの落差でもっての引き。毎回のように次への興味を残しての構成で、中だるみすることなく見ていける。。