flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ヨスガノソラ

ヨスガノソラ 総評

今までの恋愛ゲーム原作作品の常套だった一本道ではなく、ゲームのルートをそのまま再現したシナリオが画期的。尺の短さを補うカットアップ的なコンテワークによる演出も、登場人物の内面描写が犠牲になったきらいはあったけれど、実験的かつ斬新だった。背…

ヨスガノソラ #12(終)「ハルカナソラヘ」

双方のモラルと本心が激突した兄妹喧嘩のシーンは、都条例にまつわる今の世相を皮肉っているように思えた。あのまま入水で幕引きとなれば、ありがちな禁断の悲恋物として美しく終わったのかもしれないが、兄妹が海外逃亡してまで生きる事に前向きになったの…

ヨスガノソラ #11「ソラメクフタリ」

某自治体の某条例改正案が総務委可決されたニュースが出回った直後にオンエア(それもAT-X版)されたわけだが、真っ向から喧嘩を売ったような内容が示唆的だったな。直裁的な描写に限らず、図書館での悠との会話をきっかけとした倉永梢の立ち振る舞いが、ラ…

ヨスガノソラ #10「トリノソラネハ」

「N4」から「S3」に変わったって事は、奈緒ルートから穹ルートになったのか(イニシャルが磁石の両極だけど、この二人にあってはさもありなん)。先週燃えたはずのバス停も元通りだったし。ただ、ルートが変わっても、悠にくっつく奈緒に嫉妬する穹という構…

ヨスガノソラ #9「ハルカナオモイ」

奈緒が燃え盛るバス停に飛び込んだ前後のシンプルながら力強い演出が、彼女が悠にもらったものを返すことで穹の態度を変えた展開に説得力をもたらしていた。作画や演出(今回は前半の青空と後半の雨空のコントラストが鮮やかだった)などの基礎部分はしっか…

ヨスガノソラ #8「ナオクラキソラ」

テレビシリーズの限界に手を変え品を変え挑み続ける姿勢には敬意を表したいところだが、それが面白さに繋がっているかと問われれば、残念ながら否。 前話で描写された、家庭環境から情事に走ったヒロインの背景はそれなりに理解したつもりでいたのだが、今回…

ヨスガノソラ #7「ツミナオトメラ」

お隣の真面目そうなお姉さんが実は…という良くありそうなパターンだが、前二人のヒロインとは違う淫靡なイメージのおかげで序盤からフックはある。加えて、先代ヒロインと同様に主人公の旧知だから、回想シーンを入れることで即席ではあるがそれなりの深みも…

ヨスガノソラ #6「アキラメナイヨ」

作画は1話から安定していたけれど、今回は人物作画が圧巻だった。特にメインだった天女目瑛は、アップからロングショットに至るまでシチュエーションに応じた表情の変化をつけながらも端整に描かれていて、溜息が出るほどだった。渚母との和解の前後は構図も…

ヨスガノソラ #5「ヤミアキラカニ」

構成、脚本、コンテともに共通するカットアップ的な手触りは、おそらく意図してのものだろう。スタッフが既存の作品との差別化を図ろうと腐心されているのは分かるが、個人的には奏功しているとは思えない。主人公とヒロインが初っ端から相思相愛で、二人の…

ヨスガノソラ #4「ハルカズハート」

地域の実力者のお家事情で主人公とヒロインたちの物語をつくる設定に、いかにも田舎ならではの行き詰るような閉塞性が感じられる。プロット自体は平凡だし、一葉が悠に心を寄せるようになるまでの心理変化もほとんどオミットされているものの、繊細な作画と…

ヨスガノソラ #3「ツカズハナレズ」

前半が印象的だった。細かい芝居作画と頻繁なカット割りが柔らかい劇伴をバックに紡がれていく様子が、遠い夏の日の心象風景の数々のように見えてきて。あと縄細工をする年配者たちの様子など、この手の作品にしてはとても写実的な表現で驚かされた。何だか…

ヨスガノソラ #2「アキラハズカシ」

初回は鮮烈な印象で良かったのだけれど、この2話ではプールでの水撒きによるサービスシーンなど美少女ゲーム原作ものに特有の描写が鼻につき出すとともに、主人公の行動の粗が気になりだした。田舎に越してきた人間が周りからあれこれ詮索されるのはありがち…

ヨスガノソラ #1(新)「ハルカナキオク」

原作未プレイ アバンの汽車の中から何様だこの女と思っていたが、どうやら双子の兄妹らしい。病弱な妹が内に抱え込んでいるものは理屈では想像できても、あまり気持ちの良い出だしではない。お兄ちゃんの苦労がしのばれる。 奥木染の田んぼや商店の造りなど…