flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

神様のメモ帳 #1(新)「彼女について知っている二、三の事柄」

原作未読。
如何にもラノベ原作といった主人公の語りの数々に辟易したけれど、『電波女と青春男』がそうであったように馴染んできさえすればじきに慣れるだろう。序盤はイライラさせられた主人公の煮え切らない態度が、微妙に変化していったシークエンスは50分近い長尺を使ってそれなりに表現できてはいたか。この初回はドロドロとした男女関係がテーマになっていたけど、毎回こんな湿っぽい話じゃキツそうだ。あと着替え見られた女二人が鳴海にジュース缶をぶつけた最後のオチが著しく不快だった(お前らが巻き込んだんだろうが!)。かように先行きはかなり不安なんだがとりあえず3話までは観てみる。
岸田メル先生の絵柄は『花咲くいろは』でファンになったけれど、眼の描き方など微妙な表現が違っているのが面白い(私的には『いろは』のほうが好みかな)。あと、およそ世界観とかけ離れたMR.BIGによるED曲にたまげたが、洋楽HR/HM好きとしては歓迎したい。そういえば『Hellsing』テレビシリーズのED曲も彼らだったけれど、アニメ業界に繋がりがあるのかそれとも偶然なのか。
★★

DOG DAYS #13(終)「約束」

再召喚の条件を全て予言していたかのようなシンクの行動をご都合主義と断じるのは簡単。ただ私的には、誰にも分け隔てのない彼の細やかさ優しさそして前向きさが、奇跡を起こしてくれたのだと自然に思えた。なぜならば彼の存在はこの世界の太陽であり王子様であり勇者様なのだから。シンクのそんな非現実的な造型だけは初回からブレることがなかったので綺麗な大団円になった。『戦国乙女』と同様、陽性の世界観に相応しい前向きなエンディングだと思った。
いかにも古い日本家屋といったシンクの自宅が、「犬日々」とのギャップをあからさまに強調していたのは、その後の展開でさすがにあざといだろうと思ってしまったのだが、そんな演出の過剰さは観る者それぞれの好みだろう。
★★★

DOG DAYS 総評

アスレチック好きな勇者を異世界の戦興行で活躍させるというコンセプトが看板倒れに終わってしまったのは残念。何度も書いてきたようにレオ閣下無双の2話がとにかくすばらしかったので、あの派手にショーアップされた能天気な「戦」の中で活き活きと立ち回る勇者を最後まで描ききって欲しかった。全体を振り返ると、レオの「星詠み」やガウルそして魔物からの姫様奪還バトルが浮いていて、構成的に迷走していたようだった。どこまでが脚本の都築さんの意志なのかは分からないけど、序盤で飛び道具的な設定をぶち上げただけに尻すぼみ感が否めなかった。
尺の都合もあってさしたる掘り下げは無かったけど女の子キャラはエクレールを除いてみんな可愛かったし、ネガティヴな人間臭さを排除したようなシンクの前向きなキャラクターのコンセプトも悪くなかった。だからこそ世界観とストーリーの齟齬が勿体無かった。でも、最近の深夜枠は湿っぽく重たい作品が多いので、能天気なくらい明るい作品がもっとあってもいいと思う。二期をやるならばそこを徹底していただきたい。
★★

TIGER & BUNNY #13「Confidence is a plant of slow growth.(信頼という木は大きくなるのが遅い木である)」

敵を欺くにはまず味方から。前話の、虎徹がジェイクのバリア能力をビームと勘違いしてバーナビーの信用を失った件が伏線になっていたので、「超聴覚」のミスリードに見事にしてやられた(虎徹おじさんまた勘違いしてやがる、と思ってしまった)。プロット的にも視聴者がバーナビー視点で虎徹を観るように仕組まれていたので、二人に感情移入できやすくなっている。ただ、あっさりと小物に堕ちたジェイクとクリームを眺めながら、シリアスバトル方面にはあまり期待しないほうがいいなと思った。女性の支持が厚いようなので、凄惨な描写は避けるということなんだろう。
最後のミニコーナーで脚本の西田征史さんが「バディ感を別の悦び方で捉えている方もいらっしゃる」のが想定外と仰っていたけれど、今回ラストの“なまえをよんで”みたいな虎徹とバーナビーのやりとりなどは、むせ返るようなBL臭がしてしまったんだが。ひょっとして観ている私が穢れているということなのか?(苦笑)
★★★

日常 #14「日常の第十四話」

展開も演出も後半のスタートに相応しいすばらしい出来映えだった。前半延べ13話で交わることのなかった時定高校と東雲研究所がついに交差した様子は、存外ドライな演出だったからこそグッとくるものがあったし、そんな感傷に対する照れ隠しのようなゆっことみおの大喧嘩のテンションも本作らしかった。特に周囲の空気を変えてしまうほどの大喧嘩のシーンは、本気モードに若干のユーモアを混入させる微妙な(いつもだが)空気感に開いた口が塞がらなかった。あと作画と演出に負けないほど本多真梨子さんと相沢舞さんの芝居もメーターが振り切れていて、役者さんって凄いなあと思わされた。これからの時定高校でのなのとゆっこたちの交流が楽しみだ。果たしてどんなケミストリーを見せてくれるのか。
★★★★

青の祓魔師 #12「鬼事(おにごっこ)」

遊園地での 燐×アマイモン と しえみ×ゴースト の鬼ごっこ二元中継。しえみと燐がそれぞれの鬼を追いかける「待て〜!」という台詞を繋げるあたり、分かり易い演出。本来の任務であるゴーストを追いかけるしえみのあずかり知らぬところで、自身が悪魔の子であることを知るアマイモンを追いかける燐が可哀相だったけれど、遊園地デートの約束は近い将来に二人が同じ目的のために戦うだろう事を夢想させてくれたので後味は良かった。いつもながらキャラクターたちそれぞれにフォローが行き届いた脚本だと感心。あとしえみ制服デビューということで、女性陣の健康的な肢体をちょっとフェティッシュなアングルで捉えた作画の数々も眼福でよろしかった。
★★★