flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

いつか天魔の黒ウサギ #1(新)「900秒の放課後〈前篇〉」

原作未読。
主人公・大兎が不死身という設定を利用したトラックに轢かれるシーンなどは、『これゾン』を思い出してしまうが、さすがに『伝勇伝』の原作者だけあってグロ描写はこちらのほうが徹底している。世界観や主人公造型の違いもあって『これゾン』に感じられたユーモア成分は少なめだけど、そこは好みだろうな。この初回は大兎がサイトヒメアに再会するまでの物語がコンパクトながらもドラマチックに演出されていて、1話完結のOVAと言われても信じてしまうくらい完成度が高かった。学園と異世界という舞台の違いこそあれど、大時代的な“宿命”に縛られつつも抗おうとする主人公たちを描こうとするコンセプトは『伝勇伝』と似た感触。3話までは観てみるけれど、主人公が不死身だけにヒロインズの暴力ツッコミが顕在化しないことを願う。なにせフェリス・エリスの前科があるんでなぁ…。
★★★

セイクリッドセブン #1(新)「イシの目覚め」

サブタイトルに相応しくアバンからエンディングまで目の覚めるようなハイテンションで片時も目が離せなかった。クールさと暑苦しさを共存させたアルマのキャラクターも良くて、『キスダム』の主人公もそうだったけど肉体を駆使して闘う超人バトルものには定番なんだろうと思わされた。覚醒後の二人称が「きみ」だったのには面食らったが、彼がやさぐれていたのは四年前の事件のせいであって、素顔はいたって温厚なんだろうなと想像してみたり。かように初回から主人公に感心が持てるのは、作品世界に入るのにとても大切なことだ。あと藍羽財団のメイド隊などハッタリを効かせたヴィジュアルも眼福でよろしい。今期作品の初回ではベストかな。2話以降このテンションを維持するのは大変だと思うけど、貴重なアクションものとして期待したい。視聴継続。
★★★☆

セイクリッドセブン #2「ルリ色の絆」

2話目も快調。クール過ぎることなく適度に紳士的でヘタレな主人公に好感が持てるところも変わらない。アクション作画も振るっていて、空間を活かした「悪石(アシ)」とのバトルは目に楽しかった。アシの造型が変幻自在なのは『BLOOD-C』の「古きもの」と同じで自由度が高くて面白いな。アニメーターの腕の見せ所でもあるし。鬼瓦のコメディーリリーフぶりは滑り気味だがそこがイイ(大川透さんのひしゃげた声での芝居にササンテ/インカラを思い出す)。ハイクオリティな映像に明快なストーリーが噛み合っていて、今のところ理屈抜きのエンターテイメントとして楽しめている。
★★★

青の祓魔師 #14「愉しいキャンプ」

林間学校と銘打った実戦訓練。燐の料理の腕前にみんなが驚く件など(反応が素直でかわいい)、生活感のある描写が相変わらず秀逸。バトルアクションよりも日常描写に面白味を見出せる作品になるとは思わなかった。化燈籠に川を渡らせる竜士のアイデアとその再現もユーモラスで面白かったし、竜士の詠唱しながらの筆談に彼の聡明さが窺えたのも上手かった。
折り返しを過ぎたけれど、捨て回がなく安定した面白さをキープしているのは大したもんだ。キャラクターたちの好感度が高いのが大きいように思う。やや展開が遅いのは気になるけれど、今の調子で学園生活を描いてくれるだけで充分かもと思わせられる。
★★★☆