flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

まおゆう魔王勇者 第八章「剣を取って、我が主」

脚本:荒川稔久/コンテ:成田歳法/演出:西村博昭/作画監督:Kim I sung・竹内アキラ
今度は魔王の留守を支える勇者のエピソード。かつて見聞した開門都市における可能性を青年商人に見せるなど、魔王の志に応える勇者の内助の功ぶりがいい。ただメイド長による農奴支援の事実については、かつてメイド姉妹を「虫」呼ばわりした件が引っ掛かって微妙だった。また、人物作画がここ数年視聴したアニメでは最低レヴェルの酷さで視聴意欲を削がれた。
★☆

PSYCHO-PASS サイコパス #19「透明な影」

脚本:虚淵玄深見真/絵コンテ:佐野隆史/演出:江島泰男作画監督:鈴木俊二・細越裕治・容洪・西村元秀・角田桂一
公安局から逃亡した狡噛は雑賀譲二の協力を得て槙島の本質そして次なる行動を予測する。監視官から執行官になった狡噛が犯罪係数が低い槙島とシンクロするくだりは、かつて狡噛自身が語った「執行官は犯罪者の心理に同調できる」ことに矛盾するように思われるが、唐之杜による「心とサイコパスは別のもの」という見解が正しいとすれば、むしろ二人が惹かれ合うのは必然に思える。
「薄情」と自身を責める朱が象徴するように、ここに来てシビュラシステムの欠陥を公安局の面々が自覚しているようにしか見えない。そうであれば、鎖国状態の日本の中で国民がシビュラによる桃源郷に慣らされていたと仮定しても、公安局メンバーのシビュラに対する是非については序盤から明確に描写しておくべきだったのかも。もっとも、公安局の中で一人シビュラに対しての処世術を説く征陸がメンバー全員の意志を代弁していたようにも取れるが…。知らず知らずのうちに反発していた父親と同じ道を辿り始めた宜野座が、狡噛と朱の両極端を繋ぎとめているかのようだ。
★★★☆

ROBOTICS;NOTES ロボティクス・ノーツ #19「夢なんて、持たなければ良かった」

脚本:花田十輝/絵コンテ:澤井幸次/演出:京極義昭/作画監督:瀬口泉・窪田康高・朝井聖子・名倉智史・頂真司・胡拓磨/メカ作画監督:胡拓磨
瀬乃宮みさ希そして君島コウの真実。海翔とあき穂にとって遠い存在だったみさ希に一泡吹かせることで、地球規模の危機を防ぐというプロットは綺麗に落ちた。また、みさ希の「上から目線」はあき穂視点で幾度となく繰り返されてきたから、勝負師らしい負けん気の強さであき穂を叱咤した海翔の啖呵にはスッキリさせられた。そして、「ガンつく2」を破壊される格好で姉に拒絶されて落ち込むあき穂に、今までの空元気ともいえるハイテンションが薄氷の上に載っていたものだったことも伝わってきた。遅ればせながら伏線も収束してきて、突貫工事臭は否めないもののなかなか見応えのある仕上がり。
エスブラウン」はおそらく「ミスターブラウン」から来ているのだな。
★★★

ささみさん@がんばらない 第八話「戦略的孤独」

脚本:高山カツヒコ/絵コンテ:高橋知也/演出:永岡智佳/作画監督:篠田知宏・斉藤和也
一晩で肥満体になってしまう謎の奇病(呪い?)に掛かった鎖々美は、その原因を解くために少女時代の過去に送られる。その過去は鎖々美の過去であって過去でないような摩訶不思議な演出が施されていて、一筋縄ではいかないのはいつもどおり。呪々が見せた母親としての優しい素顔も実際の過去なのか鎖々美の願望なのか判然としない。もっとも、訳が分からなくても分からないなりに退屈せずに観ることができるのは、キャラクターの魅力とケレン味たっぷりな演出のおかげ。「天岩戸」をこじ開けるかがみメインの空中バトルから、情感あふれる呪々とミッちゃん(仮)のやり取りまで見応え十分。こちらの混乱に乗じた悪徳オカルト結社「アララバキ」の登場も実にキャッチー。玉藻前の「本来の歴史の未来」という台詞、呪々と思われた女性が鎖々美だったことも含め、過去のようで実は鎖々美の未来を暗示していたのかもしれないし、鎖々美自身が「月読の巫女」として何度も転生しているのかもしれない。EDのグダグダトークが本編と繋がっているのもユニークだ。
★★★☆

僕は友達が少ないNEXT 第8話「俺の幼なじみが修羅場すぎる」

脚本:砂山蔵澄/絵コンテ:徳本善信/演出:高橋成世/作画監督:平野勇一・齋藤育美・島千蔵
隣人部の学園祭出し物は自主製作映画に決定するが配役ですったもんだする話。星奈に幼馴染みというアドヴァンテージを否定されて激高した夜空、彼女を励ました小鷹というラストのシークエンスが一番の見どころだった。過去にしがみ付いていては友達など出来ないと言ってしまえば身も蓋もないが、星奈の言葉は夜空に対する否定ではなく現在を共に過ごす友人としての肯定だったというくだりがなかなかに奥深かった。また、珍しく「柏崎星奈」と本名を呼んだ夜空の態度に、自身の牙城を抉られたことによる狼狽が窺えた件も印象的。理科の小鳩コスプレや夜空と小鷹の映画館デートなどコメディは相変わらずの粒揃い。
★★★☆