flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION EPISODE 03「2ND DAY 激動の月曜日II」

脚本:上江洲誠 絵コンテ・演出:政木伸一 作画監督:稲吉朝子・住本悦子

大阪における菅野史博士捜索とジプス本局を襲ったクラッカーとの攻防。召喚バトルそのものに面白味は希薄だけど、正体不明の敵の脅威がヒタヒタと迫り来る緊張感の演出はそれなりに見応えがあった。もっとも、史を殺さずに立ち去ったボディスのほうがよほど「詰めが甘い」と突っ込みたくなってしまったように、やはり細部における緩さは気になってしまうが。
★★☆

RDG レッドデータガール 第3章「はじめてのお使い」

脚本:横手美智子 コンテ・演出:市村徹夫 作画監督川口千里

熊野の粟谷中学校から東京の鳳城学園への転校。自身の弱さが生み出した和宮さとるとの決別を以って、勇気を振り絞って東京に踏み出した泉水子の成長がラストの舞いに表現されていて、美しい熊野の風景と共にセンチメンタルな気分にさせられた。和宮が本性を現したくだりは怪奇物らしく剣呑なムードになったものの、「姫神」にまつわる現象は土着のものとしてナチュラルに演出されており、そんな抑制ぶりが他作品とは一線を画している。また、泉水子と歩調を合わせるように前に進む深行も頼もしい。和宮を相手に妥協しようとしたヘタレぶりも年相応でむしろ好感。そんな人物描写のおかげもあって、ED後の鳳城学園への転校シーンが開放感に満ちていた点も特筆したい。
水子の門出を祝福するようなED曲、『予感』の泉水子バージョンも粋な計らい。
★★★☆

ちはやふる2 第十五首「たごのうらに」

脚本:石野敦夫 絵コンテ:宍戸淳 演出:鈴木拓磨 作画監督:阿部千秋・高澤美佳・松坂定俊・香田智樹

準決勝と決勝の幕間エピソードだったけど、試合に負けず劣らず密度が高いこと。逢坂恵夢にフォーカスが集中していた明石第一女子と違って、富士崎は満遍なく5人にスポットが当たったこともあるだろう。若宮詩暢がこだわっていた「音」の能力を体現しそうな山城理音、太一がその容姿に新をみた江室凌雅など、キャラクターの関係性が隙間なく組み立てられているので、窮屈さを覚える瞬間がないでもないが、これだけのキャラクターを限られた尺で印象付けるには、もっとも効果的な手法であろうことは疑いない。瑞沢側も、負傷欠場した奏の悔しさに専任読手を絡ませたり、完璧な軍師ぶりを見せつける勉の献身など、個々の描写に余念なし。
他にもクイーンのザンネンな生着替えシーンとか見どころ満載だったのだけど、一番印象的だったのは、新の来場が自分への応援のためだとミスリードを誘っておいて、その実は千早と太一の決勝を新に勧めたヒョロ君こと木梨浩。コメディリリーフにさえ熱さを仕込む徹底ぶりがシリーズのテンションを象徴しているようだ。
★★★★