flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

二次元におけるギャグ系暴力の性差について

聖剣の刀鍛冶』第7話で主人公セシリー(女)がルーク(男)をメイド姿を褒められたにもかかわらず殴り飛ばしたシーンに、基本的に好感を持っているセシリーの人格がスポイルされた気分になってしまいました。 これを機会につらつらと思う事を書いてみます。
この日記でもしばしば書いているけれど、私はマンガやアニメにおけるギャグ系暴力がもっぱら女性キャラから男性キャラに対して行われていることが基本的に不快です。 
10代に連載を読んでいた『ハイスクール!奇面組』での宇留千絵が奇面組の連中に対して行う制裁や、『CITY HUNTER』での槇村香の100tハンマーにかなり不快な思いをさせられた事が原点でしょうか(笑)。 まあ、冴羽獠や、『うる星やつら』の諸星あたるや、『アキカン!』の大地カケルみたいに、懲りもせず浮気性だったりドスケベだったり女の子にちょっかい出したりと制裁されてもやむなし、というキャラクターであればまだ気にならないのですが、どちらかというと大人しかったり真面目だったりする男の子がラッキースケベ的なシチュエーションなどで女から制裁を受けてオチをつけられるのにはどうにも気分が悪くて腹が立つ事が多いわけです。
個人的に暴力ヒロインワースト1位なのが、引っ込み思案の主人公 佐々木雪成をエグイ顔面膝蹴りなどで制裁する『GIRLSブラボー』の小島桐絵でしょうかね。 あの作品は二度と観る気になれません。 『ゼロの使い魔』も第三期まで観ましたが、ルイズにあまりにも腹が立つので次期はもう観ないでしょう。 『明日のよいち!』も長女の暴力に耐えられず序盤で切りました。 『とらドラ!』は大河の竜児に対する病的とも思える暴力が序盤で収まったために最後まで観る事ができました。 
のだめカンタービレ』はアニメ版を数話しか観ていませんが、のだめ(女)が千秋(男)からギャグ系暴力を受けるシーンには、海外も含めてかなりの批判があったそうです。 最近では、『ファイト一発!充電ちゃん!! 』で閃登(男)がヒロインたちを金属バットでしばくというお約束のギャグがあり、これもいくつかの感想サイト様で批判的な感想を目にしました。 私も男性から女性への暴力描写をギャグでやられるのは基本的に観たくはありませんが、今までさんざん暴力ヒロインを見せられてきたので、レアな逆パターンに少しは溜飲が下がった事を白状しておきます。 批判を承知で(?)女をギャグ系暴力でしばく男性キャラを描いた作者のみなさんに、跋扈する暴力ヒロインへのアンチテーゼがあったのかどうか、ぜひとも聴いてみたいところです。
現実世界ではドメスティックバイオレンスのような暴力が潜在的にあるため、フィクションでも男性から女性のギャグ系暴力は倫理的にシャレにならない…云々という意見も分かるのですが、シリアスなシーンでの男性から女性への暴力はしばしば表現されていますし、やはりギャグに限り異性間暴力が女性から男性ばかりに行われているのを観ると、男性としてはどうにも気分が悪いのです。
私は男性なので女性ファンの視点は分かりませんが、男性向けがほとんどである深夜アニメにおける過剰なお色気シーンを女性キャラたちが担っている事を考えると、女性ファンの皆さんにはまた別の不快さがあるのかなぁとも思ったりします。 だからと言って男性キャラへの暴力系ギャグでそれが中和される、という事はないと思いますけど…。
ドツキ漫才が二次元作品におけるギャグ系暴力のルーツという気がしますが、とにかく一方的に女が男を殴ってオチをつける、というパターンが二次元世界においてジャンルを問わずここまで普及したのは何故でしょう? 「亭主元気で留守がいい」、「粗大ゴミ」、「尻に敷く」など女が男を貶める言葉が日常でもユーモアやギャグになっている(その逆はセクハラと言われかねない)日本ならではの文化なのかもしれませんが…。 どなたか検証してくれませんかねぇ。 
ここでリンクは貼りませんが、2ちゃんねるでの『漫画・アニメでの男性差別』など、私と同じ印象を持っている人たちはいるようです。 でも感想サイトで言及される方はほとんど見ませんね。
真マジンガー 衝撃!Z編』第23話で、兜甲児と弓さやかが温泉で鉢合わせするサービスシーンがありましたが、ヒロインの暴力ツッコミでオチをつけなくともコミカルかつ微笑ましくまとまっていました。 私は昨今流行のツンデレなんぞよりも、このエピソードでのさやかのような反応にこそ萌えてしまいます。 こういう爽やかな展開が増えてほしいですねー。
結論! やっぱり男性アニメファンにはマゾヒストが多いのか? 俺は違うぞ!