flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 #10「渇き」

瑛里華の追い込みようにあと一押し足りないのは、彼女の自制心が秀でていると片付けてもいいんだが、やっぱりプロットの甘さに思いを致さずにはおられない。例えば、彼女の吸血衝動が原因で生徒会あるいは学園で孤立してしまうようなイベントがあればもっと盛り上がれたのかもと思う。あと、「眷属」は一定以上の好意を抱ける相手じゃないと務まらないだろうから孝平がターゲットになるのは分かるが、だからこそ余計に孝平と瑛里華の間にも大きな山が欲しかったと思う。しかも全てが伊織の掌の上であることが明かされているので、予定調和に見えてしまうのは何とも微妙。まあ、伊織と伽那が同じ思惑で動いているのかは気になるところではあるが。
クライマックスは同時期にオンエアされた吸血鬼物のシーンが頭を過ぎった。花火をバックにした瑛里華の吸血シーンの美しさ儚さは、作画の頑張りもあって『薄桜鬼 碧血録』にも負けていなかった。ただ、『屍鬼』では徹底的に掘り下げられた、種としての生存本能に耐えかねてという衝動の悲しさが、お上品過ぎる設定と演出でオブラートされてしまったのは、如何せんインパクト不足としか…。原作がどうなっているのか知らないけれど、ここは突き詰めてもらいたかったな。
★★☆