flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

フリージング #6「Machination」

“女の敵は女”というコンセプトの徹底ぶりに恐れ入る。
女性上位の学園ならではのサテライザー虐めが加速度的に陰湿化。だからこそ、けし掛けられたラナに遠慮するどころか真正面から張り合おうとするサテライザーの凛とした姿が美しい。初回から5話かけて丁寧に紡いできたカズヤとの絆がしっかりと生きている。そんなサテライザーのカウンターとなる、ラナ=リンチェンの無邪気さと表裏一体な腹黒さ(とエロさ)の表現も秀逸。
大抵の男性向け作品だと、カフェテリアでカズヤにアプローチするラナの場面を誤解したサテライザーの矛先が、男の子であるカズヤに向くのがお約束なのだろうけれど、本作ではストレートに女同士の戦いに持っていっている。明らかに男性向けの露骨なセックス&バイオレンスを売りにしながらも、キャラクターたちの行動原理は女性向け作品のパターン*1を踏襲している二面性が印象的。何よりも、ラッキースケベで男子が女子から制裁を受けるというお約束には辟易していたところなので、本作の方向性は支持したい。
キャラクターの真面目かつ明快な心理描写に加えて、ラナのアクションも動画としては物足りなかったものの、「接近戦タイプ」らしいダイナミズムをレイアウトで補完していて見応えがあった。大味なストーリーもケレン味の無さに繋がっているようで、かえって好ましいものに思えてくるから不思議。本編をユーモラスに表現したエンドカット・イラストも笑わせてくれた。
ラス前まで内ゲバに終始しそうだなこりゃ。今のところは面白いから良いけれども、そろそろサテラ先輩の決心を拝みたいところだ。
★★★☆

*1:最近視聴した作品では『とらドラ!』(これは原作者が女性だったか)、『君に届け』くらいしか記憶に無い。