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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

シュタインズ・ゲート #SP「横行跋扈のポリオマニア」

BD最終巻収録の特典エピソード。

STEINS;GATE Vol.9【初回限定版】 [Blu-ray]

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以下感想(ネタバレあり)


シチュエーション的には『映画 けいおん!』のシュタゲ版といった趣。テレビシリーズの“3週間”から約2ヵ月後、ロサンゼルスで行われる「雷ネットアクセスバトラーズ」に出場するフェイリスから招待され渡米した岡部たちに現地で紅莉栖も合流。紅莉栖が呆れていたとおり、アメリカに来ても「未来ガジェット研究所」のノリはそのまんま。で、スポットが当たるのは岡部に救われた紅莉栖の内面。
LAの乾いた光景に不釣合いなラボメンのリアクションでコミカルに転がしながら、テレビシリーズで匂わされた紅莉栖が他の世界線の記憶をおぼろげながら保持しているという設定を使ってきた。紅莉栖の記憶に岡部のリーディングシュタイナーが裏付けを与えたからこそ2人の想いが通じ合った訳で、今までの積み重ねを活かした綺麗な大団円になっていたと思う。
一人だけ明瞭に複数の世界線を認識できる岡部の孤独な佇まいはテレビシリーズと変わらないながらも、大切な人たちを守りきった安堵からだろうか、いつもの厨二病ムーブが落ち着いて見えたのも感慨深かったな。鈴羽のそっくりさん(たぶんダルの未来の嫁さん)との出会いを紅莉栖への告白のトリガーにした脚本もそつがなかった。いつもの鈴羽と声質を変えていた田村ゆかりさんの芝居も聴きどころ。
特典エピソードにありがちなサービス特化型ではなく、テレビシリーズで未消化だった紅莉栖から岡部へのアンサーをきちんと描くという、ストーリーで魅せたシリーズらしいエピソードでファンとしては大満足。人物作画も端整で言うことなし。
★★★★