flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

君と僕。2 #6「Colorless blue」

「食堂のシンデレラ」こと佐倉花代ふたたび。
恋愛というには憚られる仄かな恋心のような“何か”を拾っていく、淡々としながらも繊細かつ活き活きとした筆致がとても綺麗で見入った。祐希にとって花代とのファーストコンタクトからの象徴である、外にはねた後ろ髪へのフォーカスも嫌味にならない程度に情緒的。祐希が後ろ髪に触れたことに気付かない振りをした花代には彼への言葉にならない感情が表れていていたし、後ろ髪を触りながら「ガキンチョが」と祐希を思い出して一人ごちた花代が母親から子供扱いされている図式は、彼女の想いが祐希のそれと共鳴している証左に思えてきて頬が緩んでしまった。男子高生たちに得意気にヘアメイクのキャリアを語りながらも、自身の身だしなみに無頓着な未熟さがあの後ろ髪に表れていて、祐希はそんな花代の“隙”に惹かれたんだろうなあと思う。あと、「やりたいこと」が「特にない」祐希にとっては、隙があってもチャレンジを諦めない花代の往生際の悪さに憧れたのではないかと。特にたっぷりと尺をとった交差点での別れ際は、隙間を埋めていくような音楽ともども情感溢れる演出で痺れた。
花代が「許可なく女性の髪に触るんじゃないの。ガキンチョが」と千鶴をたしなめたシーンが祐希への伏線となっていてお見事。千鶴くん、今回は祐希の引き立て役だったけど、次回はスポットが当たりそうだ。
★★★★