flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

宇宙兄弟 #29「打ち上げ前夜」

無論ここまで高い次元ではないが自分も思い当たるところがあるので、出来過ぎな兄弟に対して誇りと嫉妬が半々という六太の内面は手に取るように分かる。しかも彼には兄としてのプライドがあるのだし。ただ本シリーズの場合、そこを必要以上にウェットに引っ張らずにドライに収束させてしまうところが妙で、大人が主人公のアニメらしいペーソスを醸し出しているのが渋い。そして、現在の六太と日々人の絆の象徴であるアポが、六太とは対照的に宇宙に行く兄貴を屈託なく見送ったジョニーの息子の仕業で居なくなるという、皮肉なプロットもじわじわ来る。あと、打ち上げ直前まで呑気だった南波両親があたふたし始めるくだりもリアルだったな。大学生以下の子供であればいざ知らず、大人になって自立した息子に対する親のスタンスなんて存外あんなものだろう。カニと戯れつつ甲殻類食べたいとのたまうせりかの天然には恐れ入る。
★★★☆