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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

革命機ヴァルヴレイヴ 第6話「サキ・カムバック」

脚本:大河内一楼 絵コンテ:松尾衡 演出:吉村章 作画監督:澤田美香(キャラクター)・安藤義信(メカニカル)

流木野サキが芸能人だったという設定を失念していたため、前回は頓珍漢な感想を書いてしまったが、自身の周りの人間関係に絶望したからこそ、「有名に」なりたい(自身の名を遺したい)というその内面はよくわかる。自分を見知る人間たちを信用していないからこそ、不特定多数の人間たちの崇拝を集めたいという、一種アンビヴァレントな心理。ヴァルヴレイヴを得た自身を、「鳥」でなく「蝙蝠」(ヴァンパイア)と評したサキに、そんな自己への客観視が滲み出て印象に残る。彼女のハルトに対する感情には、まだ利用対象として以上のものは認めがたいが、ショーコとの関係性も含めて変化が出てくるだろう。それにしても、サキに身体を乗っ取られた挙句好き放題されるなど、同士ができても苦労が絶えないハルトの不幸属性には同情してしまう。また、前回も書いたが、ショーコの前向きさが、いい具合に空気を和らげてくれる。
全編を厨二病的なサキのキャラクターが牽引する今回は、モジュール77を舞台とした学生によるシアトリカルな世界観に合致していて、こちらとしてもブレることがなく楽しむことができた。ヴァルヴレイヴ「カーミラ」によるアクションも、搭乗者であるサキの内面がシンクロしていたからこそ、初回のハルトのそれよりもうんとカタルシスがあった。
メインを張るキャラクターによって大きく印象が変わるような気がしてきたが、キャラクターオリエンテッドな現代のアニメ作品らしいと言えるのかもしれない。
★★★★