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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

はたらく魔王さま! 第8話「勇者、修羅場に突入する」

脚本:待田堂子 絵コンテ:岩畑剛一 演出:平向智子 作画監督:又賀大介・中村和久・木宮亮介・武藤信宏

恵美がヒロインから千穂と鈴乃の世話焼きお姉さん役にいつの間にか後退。千穂の真奥への告白もあったことだし、とりあえずは千穂から片付ける(酷い)算段なのだろうか。確かに千穂の一途さ健気さには打たれるのだけど、個人的には恵美と真奥のコンビが好きなので、上手くバランスしてほしいところだ。ダイアローグは相変わらず緩急巧みで、駅の改札前でお互いの正体に関する情報を誤認していた恵美と鈴乃のリアクションとその後のいがみ合いが、公衆の面前というシチュエーションもあって最高だった。恵美の百面相が面白すぎる。
キャラクターが活き活きしているので、コーヒーショップでトレイの上にこぼしたミルクをふき取るような細かい作画芝居も映える。鈴乃がこぼしたミルクの量が恵美のそれよりも多かったのは、駅の改札から繰り返された両者の日本に対する経験値差の集大成になってもいて、シリアスなフェーズへの移行を邪魔することのない、さりげない描写で落としたテクニックがお見事。また、鈴乃と真剣なやり取りをひとしきり見せたあと、自然といつものフランクな態度に戻った恵美の立ち振る舞いも印象的で、迷い込んだ日本に必死で順応したであろう彼女の努力の日々を想像してしまう。
★★★★