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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

百花繚乱 サムライブライド 第玖話「新たな剣姫」

脚本:西園悟 絵コンテ:島津裕行 演出:小柴純弥 作画監督:Chang Bum-Chul・Park Hong-Keun・Park Hey-Ran

又兵衛と半蔵が相次いで剣姫化。これまでの描写された二人の個性や内面が、決意に至る逡巡に反映されていてお見事。同じ側近ポジションでありながら、又兵衛は武人としての強さでもって幸村を支えたいと願い、半蔵は気位の高い千姫に遠慮しつつそんな自身の弱さに苦悩する…。通り魔の脅威を目の当たりにして迷わず契約を決めた又兵衛に、その姿を見てもなお決意できず千姫の絶体絶命でようやく腹を括った半蔵という、バトルの流れにあっても二人の個性を尊重し段階を踏んだプロットが秀逸。加えて、剣姫となった又兵衛が「破邪乃筆」で拘束されていた半蔵を救った行動が、無意識的に契約を促しているように感じられたことも。さらには、穀潰し的な兼続を先に(それも半分以上は事故で)剣姫化させた構成が、コメディだけではなくシリアスにおいても効いていて、又兵衛と半蔵の忠義心と謙虚さを強調しつつ背徳感を抑制した匙加減もすばらしい。
★★★★