flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

カーニヴァル 第9譜「蒼い薔薇」

脚本:高木聖子 絵コンテ・演出:西片康人 作画監督:杉本幸子・北條直明・平野絵美

「アレルギー」で暴走した與偽には「能力者(ヴァルガ)」を連想してしまったが、花礫が「隠している」と感じた燭の態度からしてその可能性は濃厚だと予想。敵を倒すため敵と同じ禁忌を侵すという、“毒を以って毒を制す”はバトル物では定番の設定であるし。そうだとすると、サブタイトルの「蒼い薔薇」が意味を帯びてくる。現実のそれは高度なバイオテクノロジーの産物だけども、暴走した與偽あるいは嘉禄の髪の色を通して、本シリーズにおける能力者の比喩と考えていいだろう。6話のラストで「輪」に実験体を志願したツバメのその後が気になるところだ。
お話は、健気なツクモの孤軍奮闘がメインで、敵陣での大立ち回りまで至らず、囚われては脱走そして二度までも囚われた顛末が、献身的なヒロインという印象で新鮮かつ魅力的。人物のラインを崩すことなく臨場感ある動きにこだわったアクションの完成度、嘉禄の仕込み針で眠らされた直後に目を開けっ放しの描写など、派手さこそないもののツクモ周りの演出が丁寧にほどこされていて眼福だった。また、前述のアレルギーそして无と嘉禄の関係など、伏線の仕込みも分かりやすく好感。
★★★☆