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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION EPISODE 10「6TH DAY 決別の金曜日」

脚本:上江洲誠 絵コンテ:神代冬弥・松園公 演出:江副仁美 作画監督:こかいゆうじ・松本勝次・佐々木一浩・渡邊健一・石川恵理・深川可純・河合桃子・高木晴美・番由紀子

今回も前回と同じく、OP映像とED映像をカットした詰め込み仕様ながら、筆頭ヒロインの命が懸かっているだけあって、密度は前回以上に高かった。
自身の「弱さ」ゆえに死を選択せざるを得なかった新田維緒の慟哭に打たれた。選択の余地がない極限状態のシチュエーションにおいて、愛する肉親を亡くした諦観と、響希たち強者へのコンプレックスがない交ぜになっての消極的決断。そんな維緒の弱さを肯定した響希の献身もさることながら、サマナーとしての実力ではその維緒にすら劣りながらも、怒りをストレートに大和にぶつけた大地の「強さ」が、響希を通して維緒に伝わっていたように思えた。精神崩壊を経たにもかかわらず生還した維緒については、ご都合主義と感じても不思議はないのだけど、演出と作画の熱量にキャスト陣の好演もあいまって、そんな野暮を口にしたくないだけのものを見せてもらった。
サブタイトルの「決別」について。維緒の現世そして友人たちへの決別と見せておいて、響希の大和への決別が本題だったかと。つまりはアルコルが示唆した響希の「選択」が、不可能とされていた維緒を救うことによって具体化され、大和のそれと並び立ったのだと考えたい。
プロット的には、セプテントリオン「ミザール」駆逐を前座に、維緒に憑依させた「ルーグ」とのバトルを山場に持ってくる変則的なパターンで、渦中の維緒を縦軸に据えて、前回同様に序盤のテンプレートを逆手にとった構成で魅せてくれた。
★★★★