flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

翠星のガルガンティア 第10話「野望の島」

脚本:谷村大四郎 絵コンテ・演出:小村方宏治 作画監督:石塚健・森田史

チェインバーが語った、文明を追い求めてきた人類と文明を捨て去った人類の対立構造については、ガルガンティアの人々が示唆してくれた「共存共栄」で解消できると簡単に考えてしまう。しかしながらそれを簡単には許さないのが、ピニオンが体現した人間の飽くなき欲望であり、レドたちにヒディアーズの事実を隠蔽してきた人類銀河同盟の差別意識といったものだろう。今のところ「クジライカの祟り」がレド一人に降りかかっているように見えるけど、故意ではないにせよ彼がガルガンティアにもたらした文明の粋が結果的にピニオン以下を暴走させたわけで、ヒディアーズが否定した文明が彼らにとっての害悪である構図が成立しており、ここで冒頭のチェインバーの言葉がよみがえってくる。それ故に、レドに命令するまでになったチェインバーにこそ、文明に依存しすぎた人類へのしっぺ返し≒「クジライカの祟り」の本質が感じられた。もっとも、文明を捨てたヒディアーズが取った手段ですら、科学技術の最先端である遺伝子操作という堂々巡りであり、「祟り」はこちらにもかかっているように思える。人は人である以上業深きものである、と言わんばかり。
★★★☆