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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

はたらく魔王さま! 第11話「勇者、己の信念を貫く」

脚本:横谷昌宏 絵コンテ・演出:おざわかずひろ 作画監督:池田有・木宮亮介・兵度勝・碇谷敦

エンテ・イスラにおける教会騎士団と連合騎士団による血みどろの勢力争いの描写は、正直軽妙さが売りであるシリーズのテイストに相応しくないように思え、何よりも退屈してしまったのだけど、後述の千穂と鈴乃のぶつかり合いの伏線であることが分かったので納得させられた。
真奥をめぐっての千穂と鈴乃の口論、「真面目に働いているのに! 優しい人なのに!」と真奥を庇う千穂の言葉が、普段から同じ仕事場で汗を流している同僚だからこそ、「好きだから」という言葉以上に伝わってくるものがあった。一方の鈴乃ことクレスティア・ベル、教会騎士団という組織のロジックを優先し自身を殺してきた過去は、そのまま会社のために粉骨砕身する勤労者像に繋がる。そして、「マグロナルド」と「教会騎士団」という勤務環境の違いが、そのまま千穂と鈴乃のすれ違いに現れており、なおかつ鈴乃が自身の行いに負い目を感じているからこそ、双方のすれ違いに重みが感じられた。管理人もそうだが、実際に大きな組織で働いている、あるいは働いた経験があれば、むしろ鈴乃のほうに感情移入できるのではないだろうか。うん、『はたらく魔王さま!』というタイトルは伊達じゃない。
鈴乃から「記憶を抹消し」と言われた千穂のリアクションに、ED映像がよみがえってきて涙。
★★★☆


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