flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

RDG レッドデータガール 総感

ちょっと面倒くさくて困ったちゃんで構ってちゃんの泉水子と、彼女にイラつきながらも甲斐甲斐しく支えるツンデレ深行との関係を愛でるスタンスでは最後まで楽しめた。同じように宗田姉弟の距離感も好ましいもので(真澄はよくわからなかったが)、人と人との関係性のグラデーションがリニアに変化していく景色は、他作品ではなかなか拝めない繊細な味わいがあった。設定面は散漫だったし多くの伏線は最終話で投げっ放しと意味不明ここに極まれりという感じだったけど、メインキャラクターにフォーカスしている限りはあまり不満を感じることはなかったな。
深山独特の澄んだ冷気が伝わってくるような序盤の熊野古道など、P.A.WORKSならではの美しい背景美術はどれもすばらしく、ゆっくりではあるけれど成長していく泉水子を包み込んでいるように感じられた。作品世界の様々な要素に通底する清楚な佇まいは、それだけで個性的だったように思う。
★★★