flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

有頂天家族 第七話「銭湯の掟」

脚本:檜垣亮 コンテ:許蒴 演出・作画監督:今泉賢一

総一郎が狸鍋にされた経緯の開陳。当事者である矢二郎に対する矢一郎と矢三郎の温度差が印象に残る。矢一郎が下鴨家長兄としての責任感で動いているのに対して、矢三郎は狸としての宿命を客観的に捉え受け入れているように見えるので。それは矢一郎と違い物心ついた頃には総一郎と別れてしまったことから、父親の死が実感として湧いてこないという心理が大きいのではないか。そう考えると、矢三郎が普段から父親の仇であるはずの弁天への恋慕について自問自答しようとするスタンスも分かりやすくなる。矢二郎ですら「たまには食われることもあるさ」と達観した振りを見せながらも負い目を感じているくらいなのだから。ニュートラルな立場の三男坊ゆえの俯瞰が作品世界のヴィジョンそのものか。
★★★