flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

宇宙兄弟 #76「オリガ」

脚本:山下憲一、小山宙哉 絵コンテ:釘宮洋 演出:松村やすひろ 作画監督:栗原学、渡辺浩二

「日本人初のムーンウォーカー」の虚像と実像が、日々人のリハビリ先であるロシアのイヴァン・トルストイの娘、オリガ・トルスタヤによって浮かび上がる。日本でもアメリカでもない土地で、英雄としての日々人しか知らない少女の視点によってパニック障害に苦しむ現在の姿を情け容赦なく突き付ける。自身の年齢を偽ってまで背伸びしたいオリガの造形も、日々人に対するシビアな視線を一層強調する。そして、死と隣り合わせの危機をギリギリで克服した日々人の内面を慮ることなく、英雄として祭り上げた日本のマスコミの罪深さが、「ミスターヒビット」が標榜する「勇気と元気」に象徴されてもいる。舞台の変更に加えて主人公に興味津々な女性の登場という展開はこれまでになかった新鮮なもので、次回以降も楽しみ。
『ミスターヒビット』、鳥類に走れと言うのは拷問に等しいのでは…。
★★★☆