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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

フリージング ヴァイブレーション Episode2「Evolution Pandora」

脚本:赤星政尚 絵コンテ:渡部高志 演出:羽多野浩平 作画監督:松本文男

エリートのオリジナルパンドラにぶつかるEパンドラの雑草魂という期待どおりの展開。オリジナル側では初回からエリザベスのEパンドラに対するスタンスを前面に出していて、アミリアとの模擬戦を通じて家柄や才能だけではないその器を見せつける。「手加減」はするが「見くびるつもり」はないというエリザベスの残酷なほどの合理性が、同じように人格者であるアミリアの信頼を勝ち取っていく流れが力強い。あと、例えばラナとは異質なラトルの屈託のなさがEパンドラの悲劇性を強調している点も見逃せない。
Eパンドラを危険承知で強化しようという上層部の思惑は、オリジナルに負けたくないという彼女らのプライドに関わりそうなので、アミリアの生真面目さが間違った方向に転がりそうで危なっかしい。エリザベスが示した「不公平」を踏まえてのリスペクトと如何に折り合いをつけてくれるのか、これからのドラマに注目していきたい。
描きたいもの、見せたいものが明確で、脚本と演出の両面における取捨選択が徹底しているので、視聴していて痛痒が全くなく退屈さとも無縁なのは地味に凄い。登場したばかりのEパンドラたちの内面が付け焼刃感なくストレートに伝わってくるのはその証左に思えた。その代わり、カズヤを始めとするリミッターの男の子たちが1期シリーズ以上に空気になってしまっているが、パンドラ同士によるドラマの純度を高めるためには妥当な扱いかと。
★★★★