flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

フリージング ヴァイブレーション Episode4「Mate」

脚本:赤星政尚 絵コンテ:渡部高志 演出:羽多野浩平 作画監督:福世孝明

ノヴァ化したジーナの末路をめぐって、エリザベスが裏主人公としてサテライザーに立ち塞がる展開は期待どおり。サテライザーは自身のデータを投与した分身としてジーナを、エリザベスはEパンドラへの敬意をベースにしてアミリアを、模擬戦を経てそれぞれの「Mate」として受け入れる流れがシンプルだからこそ力強い。パンドラをとりまく状況の特殊性もあるだろうけど、サテライザーとエリザベスの内面の揺らぎがくっきりと伝わってくる会話と演出がすばらしく、ストイックに寡黙な前者とミステリアスに飄々とした後者がそれぞれ見せる“らしくない”熱さに痺れる。
また、エリザベスが「世界最強の5人」になれなかったのは、シャルルやシフォンのような任務に対しての非情さを持ち得なかったからだと想像したが、だからこそEパンドラの使命に逡巡を見せ始めたアミリアと共鳴するものがあるのだろう、と。個人的にエリザベスのようなタイプにあまり思い入れることはないのだけど、わずか4話でその陰影を立ち上げてみせた構成・脚本のおかげであれよあれよという間に魅力的なキャラクターに登り詰めた感。拳を交えることで友情が芽生えるという古典的極まりないプロットではあるものの、本シリーズにはそんな直球勝負がよく似合う。
★★★★