flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

テレビアニメED10選 2013

先週のOP10選に続きこちらも3年連続のセレクト。選定基準は単純に気に入ったもの。掲載は最速のオンエア時系列に準拠。


『スタッカート・デイズ』 / ヤマノススメ

ショートアニメゆえに十分な尺がないというハンデがありながら、本編で描写されなかったカットを補完するパターンに温かみのある楽曲と素朴な歌唱があいまって、とても印象深いEDになっていたと思う。なお、アニメで使われたのはサビ部分だけだったのだけど、短いながらもちゃんと楽曲としてまとまっているように聞こえるのは、ショートアニメゆえのマジックかもしれない。
関連リンク


W:Wonder tale』 / 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる

陸上(春咲千和)、海面(夏川真涼)、海中(秋篠姫香)、空中(冬海愛衣)と4人のヒロインそれぞれのイメージのままにシームレスに移ろう前半の流れにため息。それでいてオレンジ、ブルー、グリーン、ピンクと基調となる色がチェンジしていく流れにはメリハリがあって、パステル調なのにソリッドな全体像になっている。


『Hello Alone』 / やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(1〜4話)

下記リンク参照。

関連リンク


『月花』 / はたらく魔王さま!
  • 作画スタッフクレジットなし
  • 作詞:きみコ 作曲:佐々木淳 編曲・歌:nano.RIPE

メインキャラクターでゆいいつ人間界の人物である佐々木千穂による、まだ見ぬエンテ・イスラ疑似漫遊の趣。時空を縦横無尽に駆け巡るような映像イメージがラストカットのマネキンでストップする流れは、まるで千穂が体験してきた日々が束の間の夢のごとく固定されたかのよう。それは見方を変えると、彼女にとってエンテ・イスラの人たちが掛け替えのない特別な存在であったことを示唆してもいる。


『SPLASH FREE』 / Free!

キャッチーなメロディライン、男性キャスト5人による歌唱、映像のテンポのよさと楽しさ、全方位にバランスのとれた仕上がり。水に飢えた岩鳶の4人と水を使い放題の鮫柄の1人という分かりやす過ぎるプロットながら、凛の裸の王様感がなかなかブラックな味わいだったりする。序盤のダンスは脈絡がないようでいて、全体の小気味よさに寄与しているように思う。踊る4人の表情がまたよい。


Alternative』 / ローゼンメイデン(新)
  • 絵コンテ・演出:畠山守 作画監督坂井久太
  • 作詞:Annabel 作曲:myu 編曲:myu 歌:Annabel

大好きだった『さんかれあ』EDのトリオとくれば悪いはずがない。ミニマルなサウンドデザインとウィスパーボイスによるスローナンバーという点も同じながら、ヒーリング効果が強かった『Above your hand』に対してこちらは葬送曲的なイメージ。新シリーズにはケバケバしいゴシック調よりもストイックなこちらのほうが相応しいように感じた。しかしながら、暗がりに差す光の表現が印象的なところは、『さんかれあ』EDをほうふつとさせる。


『どう考えても私は悪くない』 / 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

スマートフォンを使った映像面の遊び心もユニークながら、歌唱を含めた楽曲の魅力によるところが大きい。もこっちのしゃがれ声を基本としつつ、サビのセルフバックコーラス(下記リンク参照)はミルキィホームズコーデリアばりにオペラチックな美声という、まるで劇中における妄想小芝居そのままな歌唱はキャラソンの鏡って感じがする。そこはかとなく哀愁を漂わせるあたりもワタモテ流。また、橘田いずみは私的に今年もっとも印象に残った女性声優で、そんな意味でも外せない。
関連リンク


『夜空の太陽』 / 宇宙兄弟(65話〜75話)

楽曲単独では現在オンエア中の『New World』が大好きだけど、映像込みではこちらかな。キャッチボールする南波兄弟に写真による成長記録をスライドショーのごとく重ねていくせるパターン。赤ちゃんをだっこしていた兄が、いつしかその天才肌の弟に抜かれていく変遷は涙なしでは見られない。固定されたままの構図が物語るようにテクニカルな映像というわけではないけど、ボールが写真の裏で宇宙飛行士を象徴するさまざまなアイテムのシルエットになる小技もさりげなく凝っている。


Daisy』 / 境界の彼方

本編ラストにイントロをかぶせ、ボーカルと同期して花々を断片的に映し出す冒頭の演出が、清冽さそして切なさ儚さを感じさせる。真っすぐ虚空を見つめる未来に、表情を映すことなく友人たちの断片を重ねていき、それらが次第に生気を帯びて未来を後押しするようなグラデーションがしみじみと温かい。特に序盤におけるもうろうとしたイメージの秋人のカットはどれも秀逸。


『ツキヨミ』 / 夜桜四重奏〜ハナノウタ〜
  • 絵コンテ・演出:小林寛 作画監督:中森晃太郎
  • 作詞・作曲:ヨシダタクミ 編曲・歌:phatmans after school

ハスキーなアカペラの歌いだしをバックに白一色から浮かび上がる円神というなんともビターな導入部。「七郷」を模した7本の切株に3人が座っている図、秋名と恭助の間に2本、そして2人それぞれと円神の間に1本という配置が絶妙。妖怪の体に人間の心を宿す「あの世」からの来訪者を包み込むような人間と妖怪。それでいて3人別々の虚空を見つめる距離感がほろ苦くてよい。魅力的な女性キャラクターが多いにも関わらず、男性キャラクター3人に絞るという思い切ったコンセプトのおかげで、シリーズのテーマ性が精製されたかのようにストレートに伝わってくる。


自分の観測範囲では、例年以上に男性の歌唱による楽曲群が印象に残った。特に『Daisy』と『ツキヨミ』は、映像とのマッチングが秀逸で何度も見返している。男性による歌唱といっても、アイドル的なそれではなく、かといってハードロック的なアグレッションでもなく、大人っぽい渋さを感じさせる楽曲あるいは歌唱がどれも好みのさじ加減だった。映像との兼ね合いで選外にしたものの、、『Hello Especially』(銀の匙 Silver Spoon君のいる町』(君のいる町『疾走銀河』(京騒戯画『風を呼べ』(弱虫ペダルも楽曲単位で気に入った。女性による歌唱では、『Truly』(絶対防衛レヴィアタンSeek Diamonds』(ダイヤのA『ブルー・フィールド』(蒼き鋼のアルペジオ - アルス・ノヴァ-)が同じく。
好きかと聞かれれば否だけど、『Prime number 〜君と出会える日〜』(さくら荘のペットな彼女、後期)『花 -a last flower-』(惡の華がそれぞれ異なる意味合いで頭から離れない。この2作は特別賞といったところか。
楽曲単独での私的グランプリは、『終わらないメロディーを歌いだしました。』(神さまのいない日曜日
関連リンク: