flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

のんのんびより 総感

自分がイメージする最近の“日常物”というよりは、懐かしい昭和のホームコメディを思わせるメリハリのある笑いを提供してくれたシリーズ。キャラクターの個性がデフォルメされたかのようにくっきりとしていて、キャラ同士の掛け合いの妙味はもちろんあるのだけど、個人プレイでも十分に笑いがとれるほどだったので、どこから切っても見どころがあった。また、宮内一穂や加賀山楓といった大人キャラが子供キャラと同じ目線で描かれていたのは、田舎ならではの世代を越えた人間関係をうまく活かしていたように思う。全体としては声を出して大笑いできるネタが多かったけど、4話のようなセンチメンタルなエピソードや宮内姉妹そしてジョーカーともいうべきサイレントマン、越谷卓がもたらす気の抜けた笑いもあって、意外な懐の深さを感じさせた。あざといほどのキャラ描写はファンタジックではあるのだけど、要所々々で田舎育ちである管理人のノスタルジーを喚起させる空気感が印象的で、精緻な背景美術も含めてそのアンバランスが個性だっただろうか。ゆるすぎる日常物がやや苦手な自分も大いに楽しませていただいた。
★★★★