flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

キングダム2 第32話「色あせぬ時代」

脚本:和智正喜 絵コンテ:本多康之 演出:小高義規 作画監督:辻美也子

大将同士の一騎打ちには手出しすべからず、という不文律が崩れたのは、部下すらも想像できなかった蒙ゴウの奮闘に加えて、六代将軍と三大天による時代の終焉、つまりは若き世代による乱世への突入を示唆していたように思えた。魏国軍本陣における桓騎の正々堂々とは対極にある非道ぶりが、またそんな図式を強調する。蒙ゴウの挑発に乗ってしまう廉頗については、精神的なもろさというよりも、敵が不在の戦場における空しさを隠せないその矜持ゆえだろう。信に対して王騎の死に際を尋ねたくだりに加えて、何よりも魏国への忠誠心の薄さが作用しているのではあるまいか。
そういえば、王翦も桓騎も総大将の蒙ゴウについて言及したことは一度もなかったが、それは自身の野望のために蒙ゴウを踏み台として考えていたことを裏付けており、蒙ゴウ自身もそれを承知していたように思えた。廉頗へのリベンジを目標に“狂犬”2匹を手なずけて戦績をあげてきた蒙ゴウのイレギュラーは、旧き時代を自らとともに葬送せんとする彼の最後の意地だったのかも。
★★★☆