flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ピンポン THE ANIMATION #09「少し泣く」

脚本・絵コンテ:湯浅政明 演出:伊藤良太 作画監督:戸田さやか、浅野直之、奥田佳子、柴田健児、西垣庄子

インターハイ予選個人戦、海王の真田と猫田を破ったスマイルは決勝に進み、一方のペコは準決勝でドラゴンと当たることに。
アクマからの「誰のために卓球やってます?」との問い掛けに、「自分のため」と答えたドラゴンについて。現在もチームメイトである真田の前では「チームのため」と答えたことから、卓球から足を洗ったアクマに配慮しての発言に思えるが、これまでのドラゴンを見る限りそのどちらも当てはまるような気がした。いずれにせよ、限られた勝者はあまたいる敗者たち以上に孤独ということだろう。だからこそ、紆余曲折を経ても「ヒーロー」であり続けようとするペコの強さがドラゴンと拮抗しつつあるのを感じるわけだ。
サブタイトルの「泣く」がアクマと猫田という敗者のものであるところがいい。なんとなれば、うれし泣きよりも悔し泣きのほうが偽りなく響いてくるから。一貫して敗者への温かなまなざしを注いできた本シリーズにおいてはなおのこと。
★★★☆