flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

シドニアの騎士 #09「眼差」

脚本:村井さだゆき

長道は「外宇宙生命体研究所」(外生研)に隔離されたエナ星白の実験のため、研究者の田寛ヌミと懇意になる。その一方で、彼はリーダーとしても奇居子討伐の戦功を積み上げていく。
長道の問い掛けに健気に反応し始めたと思しきエナ星白の、カビザシ格納庫に固定された視線に誘引されるベニスズメ。人間の感情をも利用する奇居子の、まるで虫媒花のごとく研ぎ澄まされた生態に戦慄した。
英雄の階段を駆け上がる長道が本人の知らぬ間に利用され、栄光から転落した岐神が異変に気づきはじめる、その対照が皮肉というしかない。さて、奇居子は人間たちが織り成すイレギュラーまで読み切れるのだろうか。
あと、緑川が「男として」とイザナに長道とのコミュニケーションを迫ったくだり、自分にはイザナが性別を選ばなかった(選べなかった)理由の一端が分かった気がした。祖母でありクローン技術者である科戸瀬ユレの影響かもしれないが、無性生殖を思わせるその造形は近親交配を防ぎつつ生き延びようとする人類が模索する新たなステージのようにも思えてくる。長道によるエナ星白とイザナ(と緑川)の恋の鞘当てはその試金石とも解釈できそう。
★★★★