flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

極黒のブリュンヒルデ 第11話「突然の再会」

脚本:北島行徳 絵コンテ:今泉賢一 演出:西村博昭 作画監督:Park Hey Ran、Lee Seok In

ヴァルキュリアこと藤崎真子の監視役だった若林初菜が天文台に現れる。命がけで寧子たちを守ってくれるという部外者の存在を訝しんだ彼女は、あえて良太を試そうとするが……。
人を試すような行動はあまり好きになれないのだけど、良太の本質を知った初菜が素直に謝罪したシーンで溜飲を下げた。もっとも、命がけで自分を救ってくれた良太にシンクロするかのように、不死身でありながら辛くも鉄塔に飛び移り人心地ついた表情からも、したたかなようで誠実な人物像が見て取れたのだけど。良太たちを観察したうえで鎮死剤のことを隠すことにしたくだりからも、大胆なようでいて慎重な性格なのだろう。それが不死身の能力とどう結びついているかは分からないが、物理的損傷で“死ぬこと”に慣れてしまうと、体験しようにもできない薬切れへの恐怖が肥大するのかもしれず……。
残り少なくなった鎮死剤をめぐって1人を生かすためにくじ引きをする場面、寧子の辞退が小鳥や佳奈に伝播していき、カズミに託される流れにジーンときた。なんとなれば、生きることに対する未練を一番感じさせてくれたのがカズミその人だったから。そこに親身になってくれた良太への恋心が作用しているのも見逃せない。本能的には良太に惹かれつつも「クロネコ」としての記憶をなくしてしまった寧子との対照が切なくてならないのだ。
★★★★