flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ブラック・ブレット #11「タウルスの心臓、光の槍」

脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:小島正幸、森賢、博史池畠 演出:博史池畠 作画監督:宇佐美皓一、海島千本、竹内由香里、戸田麻衣

自衛隊を壊滅させたガストレアによる侵攻が始まる。蓮太郎のアジュバントは、民警組織のリーダー、我堂長政の指示にそむき単独行動に出るが……。そして、アルデバランとならぶガストレア側の脅威「プレアデス」の存在が明らかに。
シチュエーションとしては人間側の恐怖に満ちているのだけど、ガストレアの描写があっさりとしていて物足りない。尺の短さには目をつぶるとして、ガストレアのデザインについては、もう少しまがまがしい迫力を感じさせるものにしてほしかった。蓮太郎を始めとするプロモーターとイニシエーターたちが勝手に生き急いでいるように見えてしまう。もっとも、本シリーズもコミュニケーション不全な敵と戦う物語にありがちな、人類同士による内ゲバ展開に特化したいのであれば、それはそれで構わないのだが。
不満はこれくらいにして。救護所における室戸のセリフがよかった。「砂漠にコップ一杯の水」から始まる彼女一流のヒューマニズム表現が、絶望的な状況だからこそ印象に残る。普段のシニカルな態度あってこそのギャップは、蓮太郎にとって影胤の対となるもの。どれだけ凄惨な描写よりも雄弁に作品世界を伝える言葉があるのだと。
★★★