flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

それでも世界は美しい 第9話「雨の公国」

脚本:藤田伸三 絵コンテ・演出:関谷真実子 作画監督:佐藤綾子、鈴木陽子

貿易に関する国際会議の式典でてんてこ舞いなニケに、雨の公国から祖母トハラが床に伏し孫娘に会いたがっているとの便りが届く。ニケの心の乱れを看破したリビは、彼女の付き添いとして雨の公国に旅立つ。
ニケを取り戻さんとするキトラの存在といい、トハラはあえてニケとリビを呼んだように思える。そもそも、雨の公国に自治を認めるという交換条件として王妃候補を差し出させたのは晴れの大国側だったから、そんな太陽王の器を見定めんとする意図がトハラにあっても不思議ではない。
無責任な第三者からすれば、国を守るためとはいえ気が進まない姫を差し出しておいて、こんどは嫁ぎ先の品定めをしようというのだから身勝手に思えてしまう。もっとも、トハラとしては故国のために我が身を犠牲にした孫娘に対する思いやりゆえの行動、とも取れるか。そんなわけで、辺境の小国である雨の公国がそこまでして自治にこだわる理由を、強国である晴れの大国の在りように対置させるストーリー展開を期待する。
これまでとは対照的に、雨天が降く気候ならではの暗めの背景ながら、それを笑い飛ばすようなニケの姉たちのあっけらかんとした表情が楽しくて、なるほど太陽王が惹かれるのもわかるような気がした。
★★★☆