flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!

テレビシリーズ視聴済。


(以下感想。ネタバレあり。)

脚本:鈴木貴昭 絵コンテ:カトキハジメ 演出:工藤寛顕 作画監督:杉本功

テレビシリーズ7話であえなく省略されてしまったアンツィオ高との試合がOVAで実現。8話のプラウダ戦の前になる。ブックレットの監督インタビューにもあるとおり、勝敗が分かっている試合をいかに面白く見せるかが主眼だったけど、大洗女子の他のライバル校にはない、キャラクターのみならずメカニックまでユーモラスなアンツィオの個性で十分すぎるほどお釣りが来た。
デコイでかく乱するトリッキーな戦術がペパロニのドジであっけなく看破されたくだりや、小っちゃくてすばしっこい(でも弱っちい)CV33型快速戦車たちのキュートさや、戦車から転げ落ちる隊員たちのユーモラスなムーブなど、大らかで憎めないアンツィオの個性が作画演出の隅々まで徹底していて楽しかった。秘密兵器としてのP40型がさしたる見せ場もなくやられてしまったのも、アンツィオの本質は機動力にこそありという宣言だったのかもしれない。
ドラマ的には、ブラウダ戦に至る伏線が多数埋め込まれており、OVAというよりはテレビシリーズ7話という解釈がふさわしい。アンツィオが気負わない相手だったからこそ、こんなイレギュラーが許されたような気もする。いずれにせよ、テレビシリーズのヒットのおかげで没になったはずのエピソードに光が当たったことを喜びたい。
★★★★