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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

暁のヨナ 第二十二話「歴史は夜作られる」

脚本:森下直 絵コンテ: 演出:城所聖明 作画監督:Cindy H.Yamauchi、楠本祐子、松井祐子

【概要】
傷だらけになりながらも必死の連携によって、海賊船への合図の花火を打ち上げることに成功したヨナとユン。それを聞きとったシンアをともないジェハが救援に駆けつける。四龍の三人とハクの一騎当千により傭兵たちが倒されていくのを目の当たりにしたクムジは、ひとり小舟で脱出を図るが……。
【感想】
ヨナとユンの頑張りをきっちり描写してくれたからこそ、以降の怒涛の展開にカタルシスがあった。あれほどの勇気と根性を振り絞りながら、それでも自身の弱さを責めるユンを、包み込むようにいたわるヨナの大きさに打たれる。クムジの船のなかでヨナを守ってくれたのはほかでもないユンであり、ユンを助けたのはほかでもないヨナだった。それゆえの偽りのないエールの交換がすがすがしい。
ヨナにとってヤン・クムジは、父王がのこした負の遺産の氷山の一角であり第一関門でもあった。ゆえに、ヨナとしては目を背けることができなかった。そこに、相手に照準を合わせなければならぬ弓矢の特質をシンクロさせるプロットがほれぼれするほどみごと。足かけ2クールかけて主人公が武器を振るうまでの積み重ねが効いてくる。正義は血であがなわなければならぬ時もある。亡き父王への返答と決別まで長い道のりだったからこその重み。
美麗な人物作画にダイナミックなアクションもさることながら、ヨナが矢を放った際にモノクロに転じた演出がすばらしく印象的で、彼女の決意を際立たせてくれていた。
★★★★