flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

艦隊これくしょん -艦これ- 総感

原作未プレイで予備知識もキャラクターへの思い入れもない視聴者としては、全体的に淡白でつかみどころのないシリーズだった。シリアスもコミカルも弾け切らないぬるさは、なるほどファンムービー的だったのかもしれない。ただ、敵の深海棲艦についてまったく背景が描写されなかったこと、司令官である提督の人物像が分からなかったことで、艦娘たちがオートマティックで動いているようなうすら寒い不気味さみたいなものは感じた。そこを拡大すればホラーものとして面白くなりそう、とはあまりにも失礼だったか。
「吹雪」が艦長になってくせ者たちをまとめていく第5話、巨大戦艦「大和」の憂いを描いた第6話は単発エピソードとしてよかったものの、シリーズ全体を貫くドラマとしての縦軸が最後まで見当たらなかった。あれだけキャラクターがいるのだから、主人公「吹雪」の「水雷魂」すなわち頑張り屋を補強する異なった視座がほしかったところ。彼女の憧れである「赤城」の人物が最後までおぼろげだったあたりが象徴的。
ビッグタイトルゆえか作画クオリティは一定以上をキープしており、そのおかげで最後まで完走できた。
★★