flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 #13「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。」(終)

シナリオ:大知慶一郎 絵コンテ:平川哲生 演出:池端隆史、小林公二、及川啓 作画監督:山本善哉、川島尚、北村友幸、安田祥子山本篤史、山崎正和山本彩、辻上彩華

【概要】
雪乃の手作りクッキーで八幡と結衣との空気が微妙になった学校帰り、三人の前に陽乃が現れる。陽乃は母親からの指示でしばらく雪乃のマンションに住むという。結衣は雪乃と八幡を自宅に誘い、帰る場所をなくした雪乃を泊めてあげることに。これからのことに言葉を詰まらせた雪乃に、結衣はある決意をする。
【感想】
原点回帰したかのような八幡、雪乃、結衣による静かなクロージング。やはりこのトリオがかもし出すデリケートな空気感は特別なもの。手作りクッキーと水族館の生きものたちを上手く使って、具体的な言葉にならない結衣の願いをイメージさせる。
苦手なお菓子作りにチャレンジした結衣の思いが、お菓子作りが得意な雪乃を圧していく。陽乃が示唆したとおり、雪乃の表面的な要領の良さは八幡が求める「本物」ではない、それを突きつけたのが結衣の行動力であり、結衣の気持ちをくんだからこそ雪乃に自ら選び取る行動をうながす八幡。その八幡はいまだ雪乃と結衣の間をさまよい続ける。そう、フンボルトペンギンにはなれず、雪乃が自身を投影した単独生活の大型魚にもなれず、ふわふわと漂うばかりのクラゲのごとく。
八幡と雪乃が所在ないからこそ、両者をつなぎとめる結衣の「ズルさ」が健気さとなって立ちのぼる。思いは伝えたいけどいつまでも三人一緒にいたい。そんなわがままが八幡の「自意識」を揺さぶってみせたり癒やしてみせたり。
★★★☆