【概要】
混成調査隊への参加を決意した忌ブキだが、いまだ心は晴れぬまま。そこに、黄爛から派遣されてきた婁震華が加わり隊のメンバーがそろう。一同は赤の竜の友人であるという不死商人こと禍グラバが支配するハイガの街を目指すことに。
【感想】
食事の誘いにはつれなくても、赤の竜につながる禍グラバへのアプローチには志願する忌ブキがわかりやすい。陰々滅々とした主人公は好まないのだけど、彼についてはこれまでに受けた衝撃の重さもあいまってネガティブな印象はない。人々を守るために友を殺すという定型が早くも崩れたものの、忌ブキをとりまく各キャラクターの思惑も過不足なく印象づけられ、今後の展開が楽しみになってきた。紅鶴に続いての禍グラバのギミックもいい。
★★★