flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

赤髪の白雪姫 第8話「記憶は過去のらせんを描いて…」

脚本:赤尾でこ 絵コンテ:安藤真裕 演出: 作画監督小森高博、佐々木美和

【概要】
ラジ王子の発言で好奇の目で見られることになった白雪のため、ゼンはオビを護衛につける。ゼンが王子でなければ良かったのではと問うオビに、それは侮辱だと怒りを向ける白雪。そんな二人を見ていたゼンは、イザナからミツヒデを側近につけられた頃を思い出していた。
【感想】
王子であることもひっくるめて受け止めようとする白雪に、かつて親交があった弓矢番の少年、アトリをゼンのビジョンで重ねてみせる。ただ、貧困から抜け出せず盗賊に手を染めたアトリの境遇を、思いきって単身タンバルンから飛び出した白雪と同一化するのは難しい。もっともゼンとしては、アトリのような不幸を生み出すクラリネスを変えるために王子としての自覚を持つに至ったのだろうから、王子である彼自身と同じ高みに立ちたいと精進する白雪から勇気をもらったと解釈するのが妥当ではなかろうか。すなわち、アトリとイコールではないからこそ、ゼンにとっての白雪が特別になったのだろうと。アトリにとどめを刺したミツヒデと無二の親友になりえたのも、おそらくはそういうこと。残酷かもしれないが、時が移ろえば人も変わる。
イザナが盗賊たちに啖呵を切る際の回転するカメラワークから双方入り乱れてのアクションまで、白雪のフェーズとは打って変わってのシャープな作画演出が、かつての思いを断ち切るゼンの内面のようだ。
★★★