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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

オーバーロード 第12話 「鮮血の戦乙女」

脚本:菅原雪絵(ライトワークス) 絵コンテ:伊藤尚往 演出:松村政輝 作画監督:宮前真一、朴在石、金二星、山崎輝彦

【概要】
アウラとマーレをともなってエ・ランテル近郊に戻ってきたアインズは、二人に別の指令を与え、単身でシャルティアと対峙する。シャルティアがこちらからの攻撃を認識しない限り動かないことを知ったアインズは、入念に準備をほどこし決戦に臨む。ナザリックではデミウルゴスが全勢力をシャルティアに向けるよう進言したが、アインズの意をくんだアルベドにたしなめられる。
【感想】
クレマンティーヌを圧倒した戦いぶりが印象づけられたおかげで、3対7でアインズの分が悪いというコキュートスの予想をもってしても、シャルティアの善戦をイメージできなかった。結果的には、亡きペペロンチーノの代理人ともいうべきシャルティアが存在感を見せてくれるバトルシークエンスとなり大いに満足。直接攻撃のシャルティアを受け止める魔法攻撃のアインズという属性差も駆け引きの妙に寄与していた。
いちばんの見どころは、NPCであるはずのシャルティアがアインズを冷静に分析してみせるモノローグで、「ヤツメウナギ」となって暴走した残像が残っているだけに意外でもあった。自身の意思で動いているようでもありプログラムに従って動いているようでもある、そんなNPCとしての危うさは、アインズのセリフの端々からもうかがえたので。
それはナザリックで見守るアルベドについても同様で、自分一人だけ宝物殿奥の霊廟においてアインズから決意を打ち明けられたという特別な体験が、デミウルゴスに対する毅然としながらも柔和な態度に現れていたよう。NPC同士を戦わせたくないというアインズの考えは、かつてのプレイヤーたちへの敬意だけでなく、自身を信じてくれるしもべたちへの愛情にも思えてくる。その重層に引きつけられてやまない。
★★★☆