flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

スタミュ 第2幕

脚本:渡邊大輔 絵コンテ・演出:松澤建一 作画監督佐々木睦

【概要】
鳳が率いるスター枠「team鳳」のメンバーとしてミュージカル学科の候補生に残ることができた星谷。しかし、華桜会では彼ら5人は適性がないと選考した鳳に苦言が呈されていた。そして稽古の日、5人の前に現れた鳳は「綾薙学園殺人事件」の台本を渡して芝居をするように指示する。芝居慣れしていない星谷は、いちばん楽とされる刑事役に指名されたのだが……。
【感想】
頂点に君臨する華桜会における不協和音の縮図とばかりにteam鳳の不協和音を重ねてみせる。上には華桜会の風雲児である鳳が、下にはteam鳳の風雲児たちがいる。そして、鳳が変革のシンボルと目する人物こそが、現状ではteam鳳のメンバーたちからも素人扱いされる星谷といった具合。そんなヒエラルキーをあざ笑うかのように、インプロ(即興芝居)を通じていまだ真っ白な星谷の可能性を他のメンバーの個性とともに引き立てていく手際のスマートさにため息。
エリートとしてのプライドをむき出しにする月皇と天花寺の雄弁さに対して、芝居中も寡黙を貫きつつ星谷の資質を引き出してみせた星閑の意図を白紙のメモひとつで表現してみせる演出の鮮やかさよ。それらが奔放な鳳の手のひらの上だからこそ、今はバラバラなメンバーたちそれぞれが輝きを帯びてくる。
自己紹介兼場面転換(鳳)、星谷への親愛表現(那雪)と目的に応じてのバリエーションで目先を変えてくるミュージカルパートの使い方も秀逸。まるで本エピソードそのものが鳳によるプロデュースの産物に錯覚されてくる。すばらしい。
★★★★