flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

Dance with Devils 第八幕「仮初のワルツ」

脚本:金春智子 絵コンテ・演出:清水久敏 作画監督:松下郁子、本多みゆき、高原修司

【概要】
四皇學園の學園祭が始まった。リツカはリンドとアズナに護衛されながら初めての學園祭を楽しむ。リツカはウリエ、メィジ、シキから夜のダンスパーティーのパートナーに誘われる。パーティーでは振る舞われたジュースに王冠が入っていた男女1組がキングとクイーンとして壇上で踊るとのこと。リツカが飲み干したグラスには王冠が、そして男子の王冠は……。
【感想】
困惑しながらもリンドとアズナの護衛を謹んで受けるアズナの穏やかな表情にホッとさせられる。リツカだけでなく転校してきたばかりのリンドにとっても學園祭は見るもの聞くものが新鮮な体験であり、二人を案内するアズナに先行してリツカを守護してきた献身がさりげなく伝わってきたのがよかった。
ダンスパーティーで選ばれたキングとクイーンという衆人が注目するシチュエーションでの二人は、現在こそ闇にまぎれているが世界の命運を左右しかねないグリモワールを示唆しているかのよう。作為のなかった偶然(王冠)による結びつきが、リツカとレムの宿命的な関係を予見させる。ミュージカルパートのパステル調の演出は、とまどいながらもレムにひかれるリツカの内面が感じられた。
だからこそ、その後にヴァンパイアという異物によってエクソシストたちを排除するかのような悲劇への暗転が際立つ。正邪とは別の次元でグリモワールは宙をさまよったまま。周囲の皆がそれぞれ嘘をついていることを知りながら、それでも真心をよりどころに助けを求めずにはいられないリツカの自分探しが重心になっている。
★★★☆