flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

テレビアニメOP10選 2015

セレクトにバイアスは一切なし、純粋に気に入ったもの。掲載はおおむね最速オンエア順。


『宝箱−TREASURE BOX−』 / SHIROBAKO

小気味よく切り替わる映像による武蔵野アニメーションの慌ただしさを優しく包んでくれるような楽曲がとにかく素敵。ちょっぴりトラッド風味なアレンジに軽やかでしなやかなボーカルがすばらしく爽やかで、宮森たちへのエールであり視聴者にとっての癒しでもあり。今でもカーオーディオのヘビーローテーション


『HOLLY TRIP』 / 少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 50-

第1期シリーズのOP曲『ハロー世界』があまりにも完璧なアンセムだったので、第一印象では相対的に地味に感じられたけど、本編のストーリー進行すなわちメンバーたちの成長とシンクロして次第に色を帯びてきた。初代メンバーに現メンバーを重ねるカットを舞台袖から見守るようなシャチョウとテッシーとキャットについ目頭が熱くなる。


『Believe in yourself』 / ベイビーステップ 第2シリーズ

第1シリーズと同じ楽曲だったからこそ、強力なライバルたちを交え目まぐるしく展開するコンテワークに主人公のステップアップが伝わる。特にサビに入ってからのギアチェンジはほれぼれするほどカッコいい。作品タイトルの由来でありシリーズの起点ともなったアレックスからのメッセージで締めるラストカットが、栄一郎に初心を忘れるなと言っているようだ。


『Hello, world!』 / 血界戦線

作画における(分かりやすい)技巧面ではEDに譲るが、楽曲とのトータルではゴージャス感が前面に出たこのOPのほうが好き。ヘルサレムズ・ロットの喧騒を切り裂いてみせるシャープな演出が混沌を感じさせるあたり、本編のテイストそのまま。


『くちづけDiamond』 / 山田くんと7人の魔女

  • 絵コンテ:久行宏和 演出:坂本一也 作監:徳田夢之介
  • 作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治 編曲:WEAVER、河野圭 歌:WEAVER

にじみを強調したキャラクターにところどころちらつく白いバックというシックな画面作りと男性ボーカルの渋みが最高のマッチングをみせる。主人公視点の「魔女」なるミステリアスな存在感を温かみある筆致で表現。硬かった序盤の表情がサビとともに弾けるキャラクターの変化も鮮やか。美少女オリエンテッドな作品にありがちな甘さが控えめなところが自分好み。過不足がまったくない絶妙なトータルバランス。
参考リンク: 山田くんと7人の魔女のOPについて - 物理的領域の因果的閉包性


Ring Ring Rainbow!!』 / 城下町のダンデライオン

主人公の茜を縦軸にした櫻田一家への細やかな愛情表現は本編そのまま。監視カメラを茜の目をフィルターとして虹色に変化させたり、空を飛ぶ茜の表情をズームを変えつつ細かくつけるなど、よくよく見れば技巧が凝らされてはいるのだけど、最近やや食傷気味なポップさを強調した演出よりはナチュラルで好ましい。歌詞の最初と最後に出てくる「一緒に」は、国民(視聴者)に対する呼びかけにもなっていて、愛でもって小さな勇気を振り絞る茜たち国王一家の笑顔から元気をもらえる。


こだまことだま』 / のんのんびより りぴーと

いきなりメイン4人の口バクに歌唱を合わせるような導入部がキャッチー。水面から青空に転じた第1期シリーズの導入部に比べると、視聴者のキャラクターへの愛着を踏まえた上での計らいに思えた。田畑や山野の緑色を基調に、空の青、夕焼けの赤、落ち葉の黄、雪の白、さまざまな花々と、鮮やかな色のチェンジに次ぐチェンジがキャラクターたちを生き生きと彩る。


『I am Just Feeling Alive』 / ヤング ブラック・ジャック

中盤で描写されるハスに尽きる。物語のキーポイントとなるベトナムの国花であり、その花言葉は「雄弁」「休養」「沈着」「神聖」「清らかな心」「離れゆく愛」、そして大賀ハスに象徴される不滅をも想起させる。まさに若きブラック・ジャック間黒男の多面性にふさわしい。映像のセンスは古臭いけども作品世界に合っているし、青臭い歌唱も間そのものという感じ。クールを装いつつ水面下では必死でもがき苦しんでいる不格好さがいいのだ。機銃掃射によって散る花弁(間のメタファーと解釈)が全体をつなぎとめている。
参考リンク: 花言葉事典: ハス,はす(蓮) 花言葉を解説する花ことば、誕生花の辞典


アイデンティティ』 / 落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)

ブラスがファンキーな楽曲に黒と赤を基調にしたソリッドな配色が映える。血を流す一輝のために血の涙を流すステラ、あまたのライバルたちと剣を交えつつ、来るべき頂上決戦に向けて駆け抜ける二人への賛歌。本編そのままに照準がピタリと定まったシャープな映像作品。


『紅蓮ノ月 〜隠されし闇物語〜』 / 牙狼〈GARO〉-紅蓮ノ月-

中世ヨーロッパを舞台にした『-炎の刻印-』のハードロック路線から一転、オリエンタルな旋律と演奏は平安の日本に合わせたものか。しかしながら、メラメラと燃え上がるような情念をたたえた楽曲コンセプトに寸分のブレはなく。2話単位でJAMプロのメンバーがボーカルを交代する趣向にもしびれる。サビにあわせて紅みを帯びていく月をバックに浮かび上がる5人がクライマックス。