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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

落第騎士の英雄譚 episode 11「無冠の剣王 I」

脚本:猪爪慎一 絵コンテ:二瓶勇一 演出:福多潤 アクション作監:高瀬健一 作画監督:野澤吉樹、山本亮友、北原章雄、さのえり、松岡秀明

【概要】
生徒会室に呼ばれた一輝とステラは、刀華が懇意にしている児童養護施設を訪れた。そこで一輝は戦闘能力だけではない刀華の一端に触れる。学園に戻った一輝たちの前に、国際魔導騎士連盟日本支部倫理委員会の長を務める赤座守が現れた。赤座は一輝の父親である黒鉄厳の部下でもあった。一輝は理事長の神宮寺から赤座が不穏な動きをしていることを聞かされていた。
【感想】
生徒会室〜児童養護施設における前半と一輝が倫理委員会の査問にかけられてからの後半の落差がすさまじい。刀華のカリスマ性にひかれてやまない一輝に恋の波乱を予感したのもつかの間、収監されての一輝そしてステラをめぐる描写の重さがすべてを押し流してしまう。
そんな中で、自分を責め始めたステラに喝を入れた珠雫には、前回の刀華との勝負が下敷きになっていて震えがくるほど。かつて不安から本領を発揮できなかった一輝に喝を入れたステラに思いが戻ってくる循環がいい。直接対決まで勝利を誓い合った二人を応援しようとする珠雫の心中がストレートに伝わってきて切なくなった。彼女の内面に寄り添う凪が見せる最低限なサポートの心強さよ。
また、一輝が収監されてからモノクロに暗転した画面の演出もストレート。ところどころにワンポイントで置かれる色が、「青」「黄」「赤」と変わっていく演出は信号機よろしく追い詰められた一輝の内面を示唆しているようで、だからこそ「赤」に偽装したステラの髪に奮い立った一輝が「青」を取り戻すくだりにグッと来たし、彼を再び突き落すことになる厳の「赤」い眼光の衝撃もいっそう大きくなる。ステラ側の動揺を表現するようなノイズも分かりやすい。
★★★☆